成 仏 の 証 明
【仏法を悟った証明は臨終の相に現れる】
仏教は、成仏(悟りを開いて仏に成る)を目指す宗教です。けれど、「わたしは悟った」と言われても、誰も真相は分かりません。誰が成仏を証明できるのでしょうか。
成仏は、臨終の相(死んだときの姿)で証明されます。しかし、「成仏の相」は、世間では知られていません。正しい「成仏の相」とは、どのようなものなのでしょうか?
医学界では、通常、遺体の死後硬直・変色・腐敗臭発散などが定説になっていますが、わずかながら、定説の例外(硬直や変色が起こらないケース)が確認されています。この例外の中に「成仏の相」があります。
・死後硬直はない。
・肌の色は白くなり、赤みさえ帯びてくる。
・眠るような半眼半口(目をうすく開け、口は微笑むような相)。
・姿を損ずることがない。
・生前より体を軽く感じる。
正しい仏法、つまりは日蓮正宗を信仰しぬいて一生を終えた方は、みな、その「例外」にあたる不思議な善相を現じています。これは、成仏の境涯が死後にまで続くという現証に他ありません。
【地獄へ落ちる臨終の相】
この「善相」にたいする「悪相」とは、どのようなものでしょうか。日蓮大聖人は、それを「堕地獄の相」として、次のように述べられています。
・集まった人に対して、猛々しい目つきでにらむ。
・手で空をつかんでもがき苦しむ。
・筋道の通った正しい思考を失う。
・恐怖のあまり、涙を流して泣き叫ぶ。
・大小便を垂れ流す。
・苦しみのあまり、目を固く閉じる。
・手で顔面を覆って悶絶する。
・異常な食欲が出て、狂ったように飲み食らう。
・身体や口から腐敗臭が漂う。
・手足をふるわせて怖れおののく。
・鼻筋が曲がって、凄まじい形相に成る。
・白目をむきだしてしまう。
・目が血走って真っ赤に変色する。
・顔面を伏せて、苦しみうめく。
・身体をかがめて悶絶する。
・破れた皮膚から膿が流れ出し、全身に熱い汗をかいて苦しむ。
・狂乱して絶命する。
・眼、あるいは耳、鼻、毛孔などから、血を吹き出す。
・死後、遺体がどす黒く変色し、皮膚が収縮して骨がはっきりあらわれる。
・遺体が固く硬直して、ずっしりと重く感じる。
死後の相は痛みを取るためのモルヒネや死後の処置によって分かりにくくはなっていますが、そのような現在でも違いは現れます。
これらの悪相は、生前の悪行や正しい仏法を誹謗した害毒によるものです。不幸の根源である間違った信仰を捨て、正しい信仰に帰依することが、もっとも肝要なことなのです。
【死後の成仏】
日蓮正宗の信徒の中にも、信行が定まらず、悪相で亡くなる方がまれにおられます。しかし、正しい御僧侶に葬儀をしていただくことにより、不思議にも善相に成っていくのです。
日蓮正宗の信仰は、生前の姿だけでなく、死後の成仏も可能にします。顔を布で隠すことも、肉体が腐ることを防ぐためのドライアイスも、死に化粧すらも、必要ありません。
【成仏の相の例】
次の内容は、法華講員(日蓮正宗の信徒の団体)の体験談集「蒼碧集」に記載されているものです。
Aさんのお母さんは連日のように四十度近い夏場に眠るように亡くなれました。生前は浅黒く、老人であることから、シミも多くありました。しかし、肌に色は白くなり、シミもなくなり、皮膚もぴーんと張りきれいな相で亡くなられました。もちろん死後硬直もなく柔らかな姿でした。
しかし、法要などで葬儀の予定が立たず、亡くなって4日後の葬儀になってしまいました。ドライアイスを入れずに本当にもつのだろうかと不安になったAさんは、焦って暴言を吐くほどでした。しかし、葬儀の日には、死後直後よりますますきれいになって、頬には赤みがさし、生きているようなお母さんを参列者に見せようと「見てください。色が白く艶があり、生前よりきれいです。」と訴えていました。葬儀屋さんも酷暑の中、ドライアイスを入れず美しい姿を何日も保つ不思議さから、あちらこちらで弔問者に話していました。
葬儀に来ていた創価学会員はお母さんの相をじっと見て帰り、学会葬では決して葬儀をしないように、必ず日蓮正宗で葬儀をしてもらうように遺言を書かれたそうです。
Bさんの奥さんは、結婚と共に日蓮正宗に入信しましたが、日蓮正宗の信心が分からず、他宗でも平気で手を合わせるような状態でした。大病になり日蓮正宗の題目「南無妙法蓮華経」を唱えるようになりましたが、「病気が治らなければ拝んでいる御本尊を焼いてしまう。」と暴言を吐くような状態でした。
しかし、いろいろ指導を受け徐々に信仰姿勢が変わり、ぐんぐんと病状が回復し、完治に近い状態になりました。本人も元気になっている様子でしたが、通常では毒である強い薬を長い間使い続けたためか、特に悪い所もなかったのですが、体中で内出血が起こっていました。医者によると通常強い苦しみが起こるそうですが、苦しむこともなく亡くなられました。看護婦さんは、吸引措置と死に化粧をするように説得しましたが、Bさんは全て断りました。死亡直後の奥さんは手足も、お腹もぱんぱんに腫れ、体内出血のため体は真っ赤になっていました。血液が当然黒く変色することは予想できました。
しかし、葬儀の時には内出血した血液はどうしたのかというほど色白く、腫れも引き、出血もありませんでした。ドライアイスも入れていませんでしたが、死臭もなく、「成仏の相」を示していました。
これらは日蓮正宗が正しい信仰であることを「成仏の相」をもって証明してくださいました。日蓮正宗を誹謗を止めず破門になった創価学会が忘れた「成仏の相」です。一般に言う「善い相」も色あせる臨終の姿です。
人知を超えたところの、死後硬直はなく、色は白くなり赤みさえさし半眼半口を現じます。