パンフの補足 テキスト「幸福について」の補足 | kitani1のブログ

kitani1のブログ

ブログの説明を入力します。

パンフテキスト「幸福について」の補足

道元の「南無妙法蓮華経庵」については以前も書いたが、再度補足のため書いておく。


道元を紹介した本によると

入寂の少し前に、「法華経神力品」を読んでいた。ふと、木片をとって、「南無妙法蓮華経庵」と書き、部屋の入り口に掲げた。

とあった。

そのことが書かれている「建撕記」を取り寄せた。活字印刷された出版物だ。

この「建撕記」は道元入寂後200年経って書かれた道元の最初の伝記だ。

この中には「妙法蓮華経庵」とあった。「南無」がないのだ。


紹介した本の間違いかと思っていたが、延暦寺にある道元の伝記絵図に、入寂の時の様子は違った。

伝記図には入寂の時の道元の部屋の前には「南無・・・庵」とあった。


原本には、「南無妙法蓮華経庵」である確信した。


読んでいた「法華経神力品」は、釈尊が末法弘通を上行菩薩に付嘱することが書かれている。

道元は法華経をよく読んでいたらしいが、なにか感じる事があったと考えている。


道元の入寂は、日蓮大聖人の立宗宣言のちょうど4ヶ月後の8月28日のことだ。日蓮大聖人の噂を耳にして何かを感じたのではないだろうか。