一念三千⑥ 自分との周囲との関係を示す法華経 三世間 | kitani1のブログ

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自分と衆生、国土との関係の差別相を『三世間』と説く

差別というと現在は人権侵害を混同されている面があるが、この場合は「違い」で、「しゃべつ」とよみ、世間とも言うらしい。世間も現在は違う意味に使われているようだ。
現在の世間と同じ意味は「人間(じんかん)」だそうだ。

自分を構成する五陰世間(色受想行識)
自分の周りの人々・生命・環境が衆生世間・国土世間である。

これは大変驚く法門でなかなか理解しがたい。依正不二(環境と主体である自分とが不二)や草木の成仏があり得ることを示している。

これが、十界互具で10×10で百界。十如是をかけ、千如是。
この三世間ををかけ、一念三千となる。我々の一瞬の一念に、三千の作用の一面が現れていると説かれている。