2年前の4月、桜も散り、新緑が慎ましく町を覆い始めた頃、
彼はやってきた。。。
「稲垣正裕」
セカンドバッグを小脇に抱え、ガンメッシュ
春なのにタンニングされた肌
やけに低姿勢。
訳の分からない子だった。。。
正直、不安だった。
「この子は美容師として大成できるだろうか。。。」
もうすぐ2年が経とうとしている今、
彼はアシスタントのリーダーとして欠かせない存在となった。
見た目も洗練された。
人はどのようにも変われるのですね。
※注 beforeに作為を感じても大人の了見でお願い致します。