なんだろ、これ。 | 僕が好きだった河川敷と古い古い橋。
火曜日。

最終電車を残すだけの駅のホームで、そのなかなか来ない電車を待っていた時。

ふとけーケータイを見たら、知らない番号から電話が掛かってきてた。

誰だろ、と思って掛け直したら、知らない声の女の子が出た。

女の人というよりは女の子の声だった。

「あの、お電話いただいたみたいなんですが…」

僕が言うはずの言葉を僕より先にその子が言った。

僕は少し動揺したけど、間違い電話かと理解して言った。

「いや、あの、着信があったんで掛け直したんですが…。」

そのあとのその女の子の声や口調は、どこか不思議ちゃんな感じがした。

「あれ?…そうですか?あれー?ん?あれー?す、すみません…」

「いえいえ。じゃあ…」

「……。」






もう一回掛けてみようかな。

オラに勇気を!