12月は、火・金:音楽、月・木:バレー、日・水:料理の記事予定です。
あくまでも予定です。Vリーグの記事は余裕があれば、別に。
この記事は、予約投稿でございます。悪しからず。
 


■ V・チャレンジリーグⅠ男子 11月14日の結果

大分三好 - 富士通 1 - 3(25-23, 22-25, 16-25, 20-25)
昨シーズン、共にV・チャレンジマッチに出場し、V・プレミアリーグに最も肉薄したチーム同士の
激突となった開幕戦は、富士通カワサキレッドスピリッツに軍配が上がった。
富士通の生命線はセッター新のセンター線を中心としたトスワークで、序盤はかみ合わない場面も
見られたがセットを重ねるごとに精度を増し、終盤には手が付けられない状態になっていった。
新は少々レシーブがネットから離れても縦の速攻を多用し、アタッカーもセッターを信頼してしっかり
踏み切って打ち込んだ。また、相手ブロッカーにセンター線へ意識をもたせることにより、
時間差攻撃やサイドからの攻撃が楽に決まるという相乗効果をもたらした。
また、新はサーブでも力を十分に発揮し、3本のサービスエースを奪った。アタッカーでは
オポジット中川がエースの名にふさわしい活躍を見せた。どんなトスに対しても対応し、
ライトから何度も強打を打ち込んだ。センター陣の横田・岡村も速攻に入り続け、
また要所でブロックポイントを決めた。特に横田は第4セットだけで3点を奪った。
途中から入ったベテラン岩井もミスの少ないプレーで富士通の勝利に貢献した。
池田の9得点という活躍で第1セットを奪った大分三好ヴァイセアドラーだったが、
富士通のサーブとブロック、センター線を絡めた攻撃に徐々に苦しめられ、初戦黒星となってしまった

つくば - 東京ヴェルディ 3 - 0(25-18, 25-20, 25-22)
両チームのサッカースタイルの応援合戦で始まった試合は、つくばユナイテッドSunGAIAが
ストレートで勝利を収めた。第1セットは互いにミスが目立つ不安定な展開で始まった。
しかし、最後までミスが続いた東京ヴェルディに対し、つくばはサーブミスで10-8としたあと
1本もミスを出さなかった。このセットのミスの数は、東京ヴェルディが13本、つくばは6本で、
得点差とほぼ一致している。
第2セットは中盤までサイドアウトの連続だったが、つくばは浜田のサービスエースで15-15と
追いついた後、柴田が相手のエースをブロックして逆転すると18-17からのサービスエースで
リードをキープした。20-18からの瀧澤のサーブを起点とする連続得点でそれぞれの選手が
持ち味を生かし、つくばらしいバレーでこのセットを奪った。
第3セットは、瀧澤がアタックで8得点と大爆発し、キャプテンらしい活躍を見せた。
ストレートで敗れた東京ヴェルディも、熱いハートと全員バレーでつくばを苦しめた。
メンバーチェンジを多用し登録選手が全て出場した東京ヴェルディの全員バレーに、
観客のボルテージは最後まで高揚し続けた

大同特殊鋼 - 埼玉 3 - 0(25-21, 25-21, 25-21)
大同特殊鋼はキャプテン辰巳がアタックコースを打ち分け、試合を通してコンスタントに得点を重ねた。
特にライトからのバックアタックは威力があった。また、高さのあるブロックが埼玉のアタックの威力を
弱め、自チームの攻撃のリズムをつくるのに有効に機能していた。
第3セットはセッターを赤澤から新人の長谷川に交代したが、サービスエースを上げるなど
長谷川のサーブの時に連続ポイントが入り、埼玉をリズムにのさせない原動力となっていた。
埼玉は第1セット序盤は競った戦いを繰り広げたが、大同特殊鋼に2本ブロックで止められて
中盤から攻撃のリズムをつくることが出来ず、セットを落とす。第2セット序盤に石川に代わって入った新妻が
要所でアタックを決めて反撃し、13-17から3連続得点して1点差まで追いすがるが、
ここから3本のサーブミスなどで流れを掴みきれずセットを逃した。
第3セットはリードしてスタートするが、途中サーブで崩され逆転をされると
最後も大同特殊鋼の高いブロックに攻撃を阻まれ試合を落とした

トヨタ自動車 - 警視庁 3 - 1(22-25, 25-23, 25-23, 37-35)
第1セット警視庁が一気に5点差を付けてリードするが、トヨタ自動車がキャプテン徳尾にボールを集めて
攻撃のリズムをつくり同点に追いついた。そこからは我慢比べの展開がセット終了まで続いたが、
警視庁が小川(功)のアタックでトヨタ自動車を突き放し、金丸がブロックを決めセットを奪う。
第2セットもお互いにミスをして相手に点を与えるという展開であったが、トヨタ自動車は
徳尾が強打でチームを引っ張りセットを取り返しセットカウントを1-1にした。
第3セットにトヨタ自動車はサーブレシーブが安定すると、速攻を絡めた攻撃の組み立てでリズムを掴み、
中村のレフトからのアタックによる警視庁の反撃を振り切り、第2セットに続き第3セットも勝ちきった。
第4セットはお互いに一歩も譲らずデュースが続く白熱した試合となり、
最後は3セット目からの攻撃のリズムの中心にいた森本がアタックとブロックで接戦に決着をつけ、
ホームでの多くの応援に応えて開幕戦を勝利で飾った。



■ V・チャレンジリーグⅠ男子 11月15日の結果

大分三好 - つくば 3 - 0(25-16, 27-25, 25-16)
両チームともにウィングスパイカーが強打で引っ張るが、リズムに乗りたい所でサーブミスが出て
流れを掴みきれない展開が続いた。大分三好の新加入ヤカンが力強いアタックで流れを徐々に
引き寄せると第1セット、第2セットを連取。
第3セットに入ると大分三好は橋本のクイックも効果的に使って中盤に一気に引き離すと、
最後もヤカンがブロックを決めて勝利した。
つくばはキャプテンの瀧澤がチームに気合を入れるべく奮闘したが、
試合を通して14本のサーブミスでリズムに乗れなかった。

富士通 - 埼玉 3 - 1(25-18, 17-25, 25-19, 25-18)
第1セット、富士通は杉本の高い打点からのアタックに横田のクイックを効果的に織り交ぜ
リズムを掴むと、後半は埼玉のサーブミスも出てセットを奪った。
第2セット、埼玉が富士通の強打をレシーブしてボールがつながる様になると、
ラリーの中でクイックを使い得点を重ねて点差を7点とし、
そのリードを保ったまま第2セットを取りセットカウント1-1に並んだ。
第3セット、富士通のサイドからのスパイクに切れが戻り、キャプテン中川のバックアタックも
効果的に決まりだすと、中盤からタイミングが合ってきたブロックで5得点をあげてこのセットを取った。
埼玉も金丸のサーブのときに攻撃のリズムが生まれ、5連続得点して1点差まで迫るが
再び富士通・中川にバックアタックを決められ引き離されてしまった。
第4セット、富士通は第3セット途中、杉本に代わって入ったベテラン岩井が切れの良いアタックを
要所で決め、サーブミスでリズムが崩れそうになるのを立て直し、
埼玉の反撃を許さずセットを取って試合に勝利した

警視庁 - 東京ヴェルディ 3 - 2(27-25, 25-22, 22-25, 22-25, 15-13)
勝負のかかった第5セットも、警視庁は開始早々3連続得点でリードを奪うと、
6-7から5連続得点でひっくり返し、終盤まで粘る東京ヴェルディの追撃をかわした。
このセットは、ジャンピングサーブを2本入れたあと、3本目はジャンプフローターで
サービスエースを取った中道のサーブ力、ウイングスパイカーながら3本のブロックポイントを
挙げた中村、ミスの少ない攻撃を見せた小川・金丸などの活躍が輝いていた。
また、最大5点差をつけられながらも逆転して奪った第2セットには、
警視庁の最後まで諦めない気持ちが凝縮されていた。
第5セットの終盤、奥田のブロックで13-13まで迫った東京ヴェルディだったが、あと一歩及ばなかった。
しかし、Bクイックを主体として力強い攻撃を展開し、
2セットダウンからフルセットに持ち込んだ粘りには、大勢の観客から拍手が送られた

トヨタ自動車 - 大同特殊鋼 0 - 3(24-26, 21-25, 23-25)
第1セットは辰巳が強烈なスパイクを決めまくり、怒濤の10得点を挙げた。
また久保田のレフトからの強打は、相手のブロックをこじ開けるような力強さがあった。
さらに、相手の攻撃に対するレシーブの位置取りや反応がよく、
トヨタ自動車サンホークスのスパイクによる得点を10点に抑えたのも見事であった。
第2セットは金澤のジャンプフローターサーブが威力を発揮し、
二度のローテーションで全く同じネットインのノータッチエースを奪った。
途中でセッターを長谷川に代えたが安定感は変わらず、大同特殊鋼の力強い攻撃が続いた。
第3セットはミドルブロッカーに左利きの田中を投入、ライトサイドの攻撃に厚みが増した。
また、セットの中で5連続得点を二度奪い主導権を握った。一度めは6-8からで、
ブロックによる3点が含まれ、トヨタ自動車の前に壁として立ちはだかった。
二度目は14-14からで、辰巳の2本のバックアタックと田中の強烈なサービスエースが印象的だった。
ミスの少ないバレーで最後まで粘りを見せたトヨタ自動車だったが、
ホームでの連勝はかなわなかった。しかし、浅川のブロックや徳尾のライト攻撃などが光っていた



■ V・チャレンジリーグⅠ男子 第1週終了時点の順位

1位 勝ち点6 2勝0敗 得セット6 失セット0 セット率MAX 大同特殊鋼
2位 勝ち点6 2勝0敗 得セット6 失セット2 セット率3.00 富士通
3位 勝ち点3 1勝1敗 得セット4 失セット3 セット率1.33 大分三好
4位 勝ち点3 1勝1敗 得セット3 失セット3 セット率1.00 つくば
5位 勝ち点3 1勝1敗 得セット3 失セット4 セット率0.75 トヨタ自動車
6位 勝ち点2 1勝1敗 警視庁
7位 勝ち点1 0勝2敗 東京ヴェルディ
8位 勝ち点0 0勝2敗 埼玉



※戦評は公式サイトより。

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