■ V・プレミアリーグ女子 2012/2013 第13
 
 
 
■ 1日目:3月16日(土)
 
東レ 3(14-25、25-16、25-21、20-25、15-11)2 JT
※東レのスタメン=S中道-WS高田-MB宮田-OP迫田-WS小平-MB荒木、L濱口
※JTのスタメン=WS吉澤-MB石川-OP谷口-WS石井-MB大友-S山口、L井上
※戦評
第1セット、効果的なサーブで相手のミスを誘ったJTが好スタートを切る。
勢いに乗ったJTは、セッター山口からのコンビも冴え、吉澤、石井のサイド攻撃で得点を重ねる。
流れを変えたい東レアローズは迫田のバックアタックで追い上げを図るが、
粘り強いJTのレシーブによりこのセットを落とす。
続く第2・第3セット、センターからのクイックとサイド攻撃へのブロックマークを修正した東レは、
迫田を軸にした攻撃も決まりだし、荒木・和田のミドルブロッカーの活躍もあり連取。
一進一退となった第4セットは、センター芥川の起用が功を奏し、
中盤、谷口のサーブや吉澤の頭脳的なプレーでJTが抜けだし、このセットを奪い返す。
2−2で迎えた最終セットも接戦の末、リベロ井上を中心にレシーブで粘るJTを
最後はレフト高田が踏ん張り、3−2で東レが勝利する
 
NEC 3(25-17、25-20、25-19)0 トヨタ車体
※NECのスタメン=WS近江-MB大野-OPイエリズ-WS内田-MB島村-S松浦、L鳥越
※トヨタ車体のスタメン=OPカナニ-WS竹田-MB矢野-S藤田-WS眞-MB衛藤、L梶原
※戦評
NECは、イエリズの3連続サービスエース、一方のトヨタ車体は、カナニのアタックと
両外国籍選手の活躍で始まった第1セット。
中盤以降はコンビの乱れが目立ったトヨタ車体をNECが突き放し、まずは先取。
第2セットは、センターからの攻撃が決まり出したトヨタ車体が一時リードするも
イエリズのブロック、キャプテン内田のサーブをきっかけにNECが逆転。
トヨタ車体は途中出場のウイングスパイカー藤原がキレのいいアタックを放つが
反撃もここまで、NECが2セットを連取。
意地を見せたいトヨタ車体は第3セット、藤原を先発で起用。
アタック、ブロックで活躍するも、連続サーブミスなどでなかなか波に乗れず、
終始NECを追いかける展開。カナニを攻撃の軸に使えず苦戦するトヨタ車体に対し、
ミドルブロッカー島村、大野のブロックをはじめ、バランスのよい攻撃で
得点を重ねるNECが3−0のストレートで勝利した
 
デンソー 3(25-21、29-27、22-25、25-17)1 パイオニア
※デンソーのスタメン=S熊谷-WS鍋谷-MB井上奈-OPイヴァナ-WS石井-MB井上香、L真柴
※パイオニアのスタメン=S横田-WS服部晃-MB森谷-OP浅津-WS三橋-MB香野、L吉田
※戦評
第1セット、デンソーは石井のスパイクや井上(香)の移動攻撃でリードする。
一方パイオニアは、しぶとく拾って服部や浅津が決め応戦するが、
最後は、デンソー・イヴァナのバックスパイクでこのセットを先取する。
第2セットは、一進一退の攻防の中、要所でスパイクを決めたイヴァナの活躍で、
29‐27と辛くもデンソーが連取する。
第3セット、後のなくなったパイオニアは、好サーブでデンソーのレセプションを崩して優位に進める。
デンソーは、大竹や泉岡を投入し流れを変えようとするが、
勢いは止まらずパイオニアがセットを取り返す。
第4セット、デンソーは大竹の速攻や石井のスパイクで先行し、
中盤も泉岡のライトスパイクで終始リードを保ち、3−1で勝利した。
 
久光製薬 3(22-25、25-23、23-25、25-19、15-7)2 岡山
※久光のスタメン=S古藤-WS新鍋-MB水田-OP長岡-WS石井-MB平井、L座安
※岡山のスタメン=WS佐々木萌-MB川島-OP佐々木侑-WS村田-MB関-S宮下、L丸山
※戦評
第1セットは、久光製薬が長岡、石井のスパイクなどで得点を重ね、リードする。
中盤、岡山は粘り強いレシーブ力を発揮し、セッター宮下が緩急をつけたトス回しで
攻撃陣を操り逆転。最後は川島、佐々木(萌)の攻撃が連続で決まり、岡山が先取した。
第2セットも、序盤は古藤の巧みなトス回しで攻める久光製薬がリードする。
対する岡山は佐々木(侑)の巧打で得点を重ね、終盤まで息詰まる熱戦が繰り広げられるが、
最後は石田、新鍋のスパイクで久光製薬が競り勝った。
第3セットも、久光製薬を岡山が追いかける展開となった。岡山は20点以降、
粘り強いディフェンスから福田が気迫あふれるブロックやスパイクで応戦し、このセットに勝利した。
第4セットは、久光製薬の石田、新鍋が奮起し、得点を重ねる。岡山は関や村田のスパイクで
追いすがるが、久光製薬がこのセットにを取り返した。
第5セットは、久光製薬が長岡、石田のスパイクでリードを広げる。好レシーブで粘る岡山だったが、
最後は長岡のスパイクが決まり、レギュラーラウンド首位をねらう久光製薬がこの試合に勝利した。
 
 
 
■ 2日目:3月17日(日)
 
東レ 3(27-29、25-20、25-23、25-16)1 トヨタ車体
※東レのスタメン=S中道-WS高田-MB二見-OP迫田-WS小平-MB荒木、L濱口
※トヨタ車体のスタメン=OPカナニ-WS竹田-MB矢野-S藤田-WS眞-MB衛藤、L梶原
※戦評
キャプテン竹田のサービスエースで始まったトヨタ車体対東レの一戦。
一進一退の大接戦となった第1セットは、ウイングスパイカー竹田のテクニックと
途中出場の藤原のサイドからの攻撃に加え、復調したカナニのパワフルな攻撃が
要所を締め、トヨタ車体が終盤までリード。東レは土壇場、交代した峯村のサービスエースで
デュースに追いつくも、最後はトヨタ車体が竹田のサービスエースで先取。
続く第2セットは、依然勢いに乗るトヨタ車体に対し、東レはカナニにサーブを集め、
宮田の好サーブで一気に逆転し、このセットを奪い返す。
第3セットは、矢野の活躍でトヨタ車体がリードするも、峯村を投入して流れをつかんだ東レが
セッター中道からのコンビも冴え、押し切ってセットカウント2ー1とする。
第4セット、高田を中心として安定したサーブレシーブからのコンビ攻撃に加え、
セッターとオポジットの2枚替えが上手く機能した東レが一方的にこのセットを取り、3−1で勝利した。
2連勝で3位を守った東レだが、ファイナルラウンドに向け、立ち上がりが課題となる試合でもあった
 
NEC 3(28-26、25-22、25-21)0 JT
※NECのスタメン=WS近江-MB島村-OP白垣-WS内田-MB杉山-S松浦、L鳥越
※JTのスタメン=WS吉澤-MB芥川-OP谷口-WS石井-MB大友-S山口、L井上
※戦評
レギュラーラウンド首位を走るNECは、第1セットからミドルブロッカーに杉山を起用。
杉山のクイックやブロード攻撃と攻守に安定感のあるキャプテン内田を中心に攻めるも、
粘るJTをなかなか突き放せず、終盤になってイエリズを投入。
これをJT大友が完全にマークし、シャットアウト。流れはJTかと思われたが、
デュース後、ウイングスパイカー陣が要所を締めたNECが、まずは先取。
続く第2セットは、序盤にコンビミスが続いたJTに対し、NECは白垣のパワフルなスパイクや
近江の活躍で終始リード。JTはオポジットに中村を起用し、
追い上げを図るも中盤の点差が大きく、NECが連取。
中村をスタートから起用し一矢報いたいJTだったが、第3セットも
自分たちのリズムを作りきれず、NEC白垣の連続ブロックで勝負ありとなった。
 
久光製薬 3(25-21、27-29、25-19、25-13)1 パイオニア
※久光のスタメン=S古藤-WS新鍋-MB水田-OP長岡-WS石井-MB平井、L座安
※パイオニアのスタメン=S横田-WS服部晃-MB森谷-OP浅津-WS三橋-MB香野、L吉田
※戦評
第1セット、一進一退で迎えた中盤、久光製薬が古藤の好サーブで
パイオニアのリズムを崩すと、連続ポイントでリードを奪い第1セットを先取する。
第2セットは、序盤から久光製薬のブロックがうまく機能しリードを奪う。
苦しくなったパイオニアは、浅津、三橋のキレのあるスパイクで一気に追い上げると、
最後は服部(晃)がスパイクを決め、逆転でパイオニアが奪い返した。
第3セット、久光製薬はレシーブで拾ったボールを長岡につなぎ着実にポイントを重ねると、
ゲームの主導権を渡さず第3セットを取った。
第4セットは、ゲーム中盤、久光製薬が長岡のジャンプサーブで
パイオニアのリズムを崩し一気にリードを広げ、久光製薬が3対1で勝利した
 
岡山 3(25-21、25-22、22-25、25-21)1 デンソー
※岡山のスタメン=WS佐々木萌-MB川島-OP山口-WS村田-MB関-S宮下、L丸山
※デンソーのスタメン=S熊谷-WS鍋谷-MB井上奈-OPイヴァナ-WS石井-MB井上香、L真柴
※戦評
第1セット、関のブロックやスパイクで岡山が一歩抜け出す。対するデンソーは
セットポイントを握られながらもイヴァナのスパイクやサーブで食い下がるが、
最後は関がダイレクトスパイクを決め、岡山が先取した。
第2セットは、デンソーが井上(香)のスパイクやブロックで得点を重ねるものの、
岡山は川畑のスパイクや佐々木(萌)の軟打を織りまぜる攻撃で点差を詰め、連取した。
第3セットは、岡山が川畑、関、佐々木(萌)のスパイクでリードするが、
中盤からデンソーがイヴァナ、石井のスパイクで点差を縮める。
終盤、鍋谷の巧打で得点を重ねたデンソーが、追いすがる岡山を振り切り、このセットを取り返した。
第4セットは、一進一退の攻防を繰り広げる中、デンソーは泉岡、鍋谷、対する岡山は
川畑、佐々木(萌)、村田が攻め、息詰まる熱戦となる。20点以降に繰り広げられた激しいラリーに、
観客席から両チームに惜しみない大歓声が送られる中、ゲームポイントを村田が決め、
岡山が3対1で勝利した
 
 
 
■ 第13週終了時点の順位
1位・・・21勝5敗・・・NEC ※セミファイナル進出決定
2位・・・20勝6敗・・・久光製薬 ※セミファイナル進出決定
3位・・・18勝8敗・・・東レ ※セミファイナル進出決定
4位・・・15勝11敗・・・岡山 ※セミファイナル進出決定
5位・・・10勝16敗・・・トヨタ車体
6位・・・9勝17敗・・・JT
7位・・・7勝19敗・・・デンソー
8位・・・4勝22敗・・・パイオニア
 
 
 
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