■ V・プレミアリーグ 男子 第12週
 
 
 
■ 1日目=3月2日(土)
 
 
豊田合成 3(25-20、21-25、27-25、25-22)1 FC東京
・豊田合成のスタメン=WS高松-MB井上-OPレオナルド-WS盛重-MB近-S内山、L古賀
・FC東京のスタメン=MB巴-OP前田-WS手塚-MB山本-S山岡-WSグラディナロフ、L三上
※戦評
セットカウント1−1で迎えた第3セット、先に走ったのはFC東京だった。
リベロ山本(洋)のファインプレーを手塚が豊田合成コートにねじ込み、
前田やグラディナロフが連続得点しこのセットも大きくリードするが、
豊田合成は井上、近、内山の連続ブロック得点で流れを完全に止めデュースの末、セットを取った。
続く第4セット、豊田合成もレオナルド、杉山のアタックが冴えゲームをものにした。
この試合で豊田合成はファイナルラウンド進出へ望みを繋いだ。
 
サントリー 3(25-17、28-26、25-15)0 パナソニック
・サントリーのスタメン=WS米山-MB山村-S阿部-WS越川-MB鈴木-OPウォレス、L高橋
・パナソニックのスタメン=MB枩田-OP清水-WSジョンパウロ-MB白澤-S大竹-WS福澤、L永野
※戦評
序盤からサーブで崩しブロックで決める組織的なバレーを展開したサントリーが1セットを先取。
 2セット目、流れを変えたいパナソニックはセッターを深津に替えて臨み、
一進一退の攻防が中盤まで続く。ここで、パナソニックは川村を投入し攻撃のリズムを作り、
清水にボールを集め24点目を先取するも、サントリーは、松崎のサーブで相手を崩し、
攻撃の主軸ウォレスのアタックで振り切り連取した。
3セット目も勢いにのったサントリーが危なげない展開で勝ち星をあげ、20勝となった。
 
堺 3(28-26、22-25、25-23、19-25、15-7)2 大分三好
・堺のスタメン=WS千々木-MB松本-OPぺプチ-WS石島-MB横田-S今村、L井上
・大分三好のスタメン=-OPチェモス-WS細川-MB徳丸-S山田-WS高橋(和)-MB中島、L橘
※戦評
試合は堺が安定したサーブレシーブから多彩な攻撃を繰り出し
気迫あふれるプレーを見せたのに対し,大分三好も安定したレシーブから
チェモスや高橋(和)のアタック等で対抗し,どのセットも終盤まで目が離せない
一進一退の白熱した展開となり,2セットずつ奪い合い,勝負は最終セットにもつれ込んだ。
第5セット,堺がペピチのサーブや横田,石島のアタックで流れをつかんだ。
大分三好はチェモスのアタックで粘りを見せたが追いつくことができず,
最後はペピチのアタックが決まり,堺が貴重な一勝を勝ち取った。
 
JT 3(25-21、25-14、16-25、22-25、15-12)2 東レ
・東レのスタメン=WS星野-MB相澤-OP今田-WS米山-MB富松-S近藤、L田辺
・JTのスタメン=MB安永-S深津-WS国近-MB筧本 -OPイゴール-WS八子、L大上、酒井
※戦評
第1セット,JTが地元の大声援を背にイゴールのアタックや筧本,安永のブロックで得点を重ね,
このセットを取ると,第2セットも筧本やサーブ効果率1位のイゴールがサービスエースを決め,
八子がアタック,ブロックに活躍し,東レを圧倒し連取した。
第3セット,東レはリベロ田辺を中心にサーブレシーブが安定し,
篠田,角田,大木らの攻撃が機能し,このセットを奪い返した。
第4セット,序盤JTはイゴールのアタックで6点差をつけた。
ここで東レはセッターを梅野に代えた。この作戦が的中し,梅野のサーブで
JTのサーブレシーブを崩し流れを変えて同点に追いつき,
角田,米山がアタックを確実に決めて勝負は最終セットに持ち込まれた。
第5セット,お互いに拾ってはつなぐ一進一退の白熱した展開となる。
終盤にJTがイゴールにボールを集め,確実に得点を重ね,
最後は深津のブロックでJTが地元の大声援に応え,勝利した
 
 
 
■ 2日目=3月3日(日)
 
 
サントリー 3(25-23、25-21、25-21)1 FC東京
・サントリーのスタメン=OPウォレス-WS米山-MB山村-S阿部-WS越川-MB鈴木、L高橋
・FC東京のスタメン=S山岡-WSグラディナロフ-MB巴-OP前田-WS手塚-MB山本、L三上
※戦評
第1セット、サントリーはウォレス、FC東京はグラディナロフにボールを集め、
激しい打ち合いとなり、一進一退の攻防が続く。
サントリーは要所で米山がスパイクやサーブを決め、先取する。
第2セット、両チームのねばり強いレシーブが冴え、中盤まで点差はひらかない。
サントリーは、越川が切れ味のある鋭いスパイクを決め、
さらにサーブで相手を崩すと勢いづき、連取する。
あとがないFC東京は、第3セット交代で入った木村の活躍で9−8と逆転するが、
サントリーの勢いは止まらず、勝利を収めた。
 
パナソニック 3(29-27、25-17、25-20)0 豊田合成
・豊田合成のスタメン=WS高松-MB井上-OPレオナルド-WS盛重-MB近-S内山、L古賀
・パナソニックのスタメン=MB枩田-OP川村-WSジョンパウロ-MB白澤-S大竹-WS福澤、L永野
※戦評
第1セット、豊田合成は井上、レオナルドの強いサーブでパナソニックのサーブレシーブを崩し、
絶好のスタートを切った。しかし、パナソニックが追いつき、デュースに入ると
セッター宇佐美が福澤、ジョンパウロをうまく使い、逆転でこのセットを先取した。
第2セットも連取したパナソニックは、第3セットも今シーズン限りでの引退を表明した
宇佐美のトスワークが冴え、多彩な攻撃で豊田合成のディフェンスを崩して、
ストレートでホームゲームを勝利で飾った。豊田合成はレオナルドが
19本のアタックを決めたが勝利には届かず、4強入りの可能性が消滅した
 
堺 3(27-25、25-23、25-23)0 東レ
・堺のスタメン=S今村-WS千々木-MB松本-OPぺプチ-WS石島-MB横田、L井上
・東レのスタメン=WS星野-MB相澤-OP今田-WS米山-MB富松-S近藤、L田辺
※戦評
第1セット,堺がアタック決定本数トップのペピチを軸に千々木のアタックや
横田のブロックで得点を重ねた。それに対し,東レは星野,角田のアタック,
富松のブロックで応戦しジュースに持ちこんだ。
ここで堺はレシーブで粘り,ペピチがアタックを決めて,先取した。
第2セットもお互いに意地のぶつかり合いでジュースになる接戦となった。
ここでも堺が横田のブロック,ペピチのアタックが決まり,連取した。
第3セット,後が無くなった東レはセッターを梅野,オポジットに米山を投入して
気迫あふれるプレーで中盤までリードした。
しかし,堺がペピチ,千々木のアタックで確実に得点を重ねて22対22に追いつき,
ペピチのサービスエース,石島,横田のアタックで勝利した。
攻守ともに安定した力を発揮した堺が貴重な勝利をあげ,セミファイナル進出に王手をかけた
 
JT 3(25-23、22-25、21-25、25-21、15-12)2 大分三好
・大分三好のスタメン=WS高橋(和)-MB徳丸-OPチェモス-WS細川-MB小川-S山田、L橘
・JTのスタメン=MB安永-S深津-WS国近-MB筧本 -OPイゴール-WS八子、L大上、酒井
※戦評
1セット目,JTは八子,イゴール,大分三好はチェモスや高橋(和)を中心に
攻撃を組み立て,一進一退の攻防を続ける。
終盤にJTはイゴールのアタック,筧本のブロックで粘る大分三好を振り切った。
2セット目,JTは序盤から4点のリードをしたが,大分三好も
途中交代したセッター高橋(寛)のサーブで相手を崩し,徐々にリズムをつかんでいく。
JTは筧本や安永のブロックなどで勢いに乗りかけたが,終盤でのミスが響き,セットを落とす。
3,4セット目も,一進一退の攻防を続ける展開となり,1セットずつ取り合い,勝負は最終セットへ。
5セット目,開始から大分三好が高橋(寛)のサーブでJTを崩し,
高橋(和)やチェモスのアタックで5-0とリードを広げる。
JTは相手のミスにつけ込み,徐々に点差を縮め,終盤に安永のブロックで逆転する。
そして,JTが八子,イゴールのアタックで粘る大分三好を振りきり,
地元の大声援に応え,2時間を越える熱戦に終止符をうった
 
 
 
 
■ 12週終了時点での順位
 
1位 サントリー 21勝3敗 (セミファイナルラウンド進出決定)
2位 パナソニック 16勝8敗 (セミファイナルラウンド進出決定)
3位 堺ブレイザーズ 15勝9敗 (セミファイナルラウンド進出決定)
4位 東レ 15勝9敗 (セミファイナルラウンド進出決定)
5位 豊田合成 10勝14敗
6位 JT 8勝16敗
7位 FC東京 6勝18敗
8位 大分三好 5勝19敗
 
 
 
 
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