■ V・プレミアリーグ女子 2012/2013 第1週
 
 
 
■ 会場:山形県総合運動公園総合体育館(東レ、パイオニア、デンソー、岡山)
      福井県営体育館(久光、JT、NEC、トヨタ車体)
 
 
 
■ 1日目:11月17日(土)
 
東レ 3(25-18、25-22、23-25、20-25、15-10)2 パイオニア
※東レのスタメン=S中道-WSエンライト-MB二見-OP堀川-WS峯村-MB荒木、L濱口
※パイオニアのスタメン=MB香野-S富永-WS三橋-MB森谷-OP浅津-WS服部、L吉田
※戦評
今シーズン開幕戦となった女子山形大会第1日、ホームゲームとなるパイオニアレッドは
昨シーズンの覇者東レアローズを迎えての一戦。
会場は開幕を待ちわびた山形のバレーボールファンで埋め尽くされ、
大歓声の中でフルセットの熱戦が繰り広げられた。
東レはサーブで崩し、速く巧みな中道のトスワークを軸に、
荒木、二見のクイックを絡め、エンライトのパワフルなスパイクで主導権を握り、
1、2セットを連取した。
しかし、3、4セットは粘りのレシーブでリズムをつかみ始めたパイオニアは、
三橋のサーブで東レのリズムを崩しミスを誘うと、このセットを奪取、
セットカウント2−2とし、フルセットにもつれ込む熱戦となった。
最終セットは、中盤、エンライトのパワフルなスパイクで東レが抜け出すと、
終盤は小平のスパイクも決まり、最後はキャプテン荒木のブロックで
追いすがるパイオニアに勝利した。
※個人的なコメント。
注目は東レのスタメンでしょうね。攻守の要の木村が抜けたため、
どのような布陣で臨むのかが注目されていました。
予想では、オポジットに高田、木村のポジションにエンライトで対角に迫田?
と思っていたのですが、スタメンはオポジットに堀川、ウィングに峯村を起用。
堀川はレセプションに入っていないようですね~。3セット目以降は小平が登場。
オポジットに入っています。レセプションにも参加していますね。
峯村は、アタック決定率こそ低いものの、レセプション成功率も、まずまず。
迫田はベンチでしたね。
パイオニアは、外国人のスタエレンスがベンチにも入っていない状況で、
フルセットに持ち込んだのは素晴らしいですね。レセプションの成功率は
低いのですが、粘りのバレーで対応しています。長身セッターの冨永も
是非、全日本入りして欲しい選手の1人ですね~。
 
岡山 3(24-26、25-19、25-14、25-17)1 デンソー
※岡山のスタメン=WS栗原-MB山口-S宮下-WS福田-MB関-OP佐々木、L丸山
※デンソーのスタメン=WS鈴木-MB井上香織-OP泉岡-WS石井-MB井上奈-S熊谷、L真柴
※戦評
女子山形大会第1日目の第2試合は、昨シーズン3位のデンソーと4位の岡山シーガルズの対戦。
第1セットはスタートから両者譲らず、一進一退の攻防となる。
岡山が栗原、福田のアタックで中盤リードするが、
栗原の一時交代で流れがデンソーに移ると、
終盤、イヴァナや鈴木のアタックが決まりデンソーが先取する。
第2セット、栗原が戻った岡山はリズムを取り戻し、終始試合を優位に進める。
山口のクイックや栗原のアタックが要所で決まり、このセットを取り返す。
第3セット以降は、宮下のトスワークによりコンビネーションを絡めたクイックや
フェイントが効果的に決まる岡山に対し、デンソーは単調な攻撃での応戦となり、
終始岡山がデンソーをリードする形となり、岡山が勝利した。
※個人的に・・・
岡山も注目ですね。栗原が加入したので、攻撃力に厚みが増しました。
WSを福田舞、栗原と川畑と3名で交代で出ているような感じでしたね。
打数は栗原が53と相当打ってますが、決定率も40%オーバー。
その分、ミドルの打数が例年より少なめになってますね。
宮下のブロック5は見事ですね。
デンソーはWSの石井が秋のアジアカップで安定していたので、
どのような数字を残すのかも注目していました。

久光製薬 3(25-21、25-19、25-15)0 トヨタ車体
※久光のスタメン=WS石井-MB岩坂-OP長岡-WSパウリノ-MB平井-S古藤、L座安
※豊田のスタメン=S藤田-WSカナニ-MB衛藤-OP山田-WS竹田-MB矢野、L梶原
※戦評
両チームとも新監督を迎えた久光製薬とトヨタ車体の一戦。白熱した好ゲームとなった。
第1セット、長岡の切れのいいバックアタックで得点を重ね、久光製薬が8−4とリードする。
トヨタ車体は衛藤のセンターからのスパイクで12−11と逆転に成功し、
その後一進一退の攻防が続くが、久光製薬が石井のスパイクなどでこのセットを奪った。
第2セット、序盤は互いに譲らない展開であったが、久光製薬は石井らの活躍により
16−13でファーストテクニカルタイムアウトを迎えると、
中盤以降セッター古藤は徐々にパウリノにトスを集め、追うトヨタ車体を振り切った。
第3セット、引き続き久光製薬が優位にゲームを進める。
トヨタ車体は竹田、矢野のスパイクにより反撃を試み。
しかし、久光製薬は好調の長岡、石井らが攻撃の手を緩めず、徐々に点差をつけはじめた。
何とかしたいトヨタ車体は、セッターを藤田から日隈に交代し、
ゲームの流れを変えようとしたが点差は縮まらず、
逆に久光製薬は、要所で岩坂のブロックが決まり、このセットも奪うこととなった。
久光製薬は、今シーズンの開幕戦、そして中田新監督の初陣を見事に白星で飾ることとなった
※個人的に
久光製薬は、監督が中田久美さん。攻守の要の新鍋、ムードメーカーの石田を控えにして
石井・長岡という180センチで攻撃力もある選手を起用してきましたね。
トヨタ車体は、監督が泉川正幸なのですね~。
監督が代わり、都築や今西というチームを代表するアタッカーが引退し、顔ぶれが変わりました。
昨シーズンまで、ブロックが・・・な感じだったので、今シーズンは泉川氏が監督になり
変わるかな~・・・と思ったのですが、何となく・・・でしたね。
 
NEC 3(25-18、25-15、25-22)0 JT
※NECのスタメン=S松浦-WS近江-MB大野-OPイエリズ-WS内田-MB島村、L滝口
※JTのスタメン=WS吉澤-MB石川-OP谷口-WSヤネヴァ-MB上屋敷-S山口、L井上
※戦評
先行するNECをJTが追いかける展開となった。
JTは吉澤、ヤネヴァを軸に攻撃するが、要所でNECが島村のブロックや
イエリズのスパイクなど効果的なポイントを得て終始リードする。
JTも最後まで粘りを見せるが、NECは粘り強いレシーブからの攻撃でストレートで開幕戦を勝利した。
※個人的に・・・
JTはミドルが苦しいですね。大友が怪我から復帰できず、
芥川がスタメンに起用されると思いきや、サイドの上屋敷がスタメン。
元久光の石井が途中からオポジットで頑張ったものの、
終始、苦しい展開でしたね~。
NECはベテラン杉山は登場していないものの、島村がブロックで頑張り、
大野も攻撃で50%以上の決定率でした。サイドは決定率は低めです。
 
 
 
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