男子バレー日本代表はロンドン五輪出場権を獲得出来ませんでした。
 
今日の最終戦を前にオーストラリアがアジア1位で五輪出場を決めて、
イランも日本も、もう目の前の試合をただただ勝つために頑張りました。
 
両チームとも、気持ちを切らさずによく頑張ったと思います。
勝ったイランにも、勝てなかった日本にも拍手を送りたいです。
本当に御苦労様でした!・・・と。
 
今年のバレーボール男子日本代表チームの試合としては、
残りはワールドリーグが残っています。
というか、ワールドリーグの途中に五輪世界最終予選があり、
コンディションも難しい中での大会だったのですよね。
 
この大会の収穫は、たくさんあります。
 
宇佐美のトスが今までと比べると
比べ物にならないくらい安定感が増したこと。
セット終盤に、それまで上げていなかった攻撃へのトスを上げたこと。
 
隆弘も相手ブロックを見てキッチリ打つことも出来たこと。
 
山村のブロックもあり、クイックも良いミートで打つことが多かったこと
 
松本のクイックの打数の多いこと。でも決定率も残したこと。
 
福澤が大会ベストスコアラーに輝くほど攻撃を出来たこと
 
米山が小さいながらも、チームの潤滑油の役割を果たせたこと
 
清水も何とか復帰し、最終戦に向けて調子を上げたこと
 
ゴッツのパワフルスパイクもあったり・・・
 
オフェンス面は随所に良いプレーが多く見られたチームだったと思います。
あとは、ネットディフェンス(ブロック)を含めたディフェンスが、
どのように仕掛けるのか、守るのか、が課題なのと、
攻撃の第一歩のサーブですよね~弱いサーブなのにミスが多いと本当に辛いですね。
などなど勝手に語りました。
 
とはいえ、この大会の結果をバレーボール協会、Vリーグ機構など
各関連組織は受け止めなければなりません。
 
この4年間は、北京五輪に出場した選手をベースにキャリアを積んできました。
今後は、石島、福澤、米山、富松、清水、永野といった選手や越川をベースに
Vリーグの若手選手・学生選手を含めてチームを作っていくことになると思います。
 
男子のバレーボール選手で、下の世代を見ても、大型選手は、本当に少ないです。
レフト・ライトのアタッカー(ウィングスパイカー)でも、190センチ以上の選手も少ないですし、
195センチ以上のセンター(ミドルブロッカー)も少ないですよね。
 
このままで、ジュニア・ユースの世代がシニアの世代になった時は、
セッターが180~183センチ、ミドルが190~193センチ前後、サイドが185~190センチ程度の
本当に小さな小さなチームになってしまいます。
 
大型選手を発掘し、目先の勝利は捨ててでも、長期的に強化を進めていくのか
それとも、小さな選手たけででも、短期的に勝利を獲得していくのか・・・
女子も男子も難しい選択を迫られこととなりますね。
 
また監督も過去には外国人選手を起用したことは無いですよね。
植田氏の次は、中垣内氏が繰り上げで監督になるのか、外国から監督を招聘するのか・・・
微妙な判断が要求されます。協会はどう考えているのか・・・
 
 
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