大会名 : 2012ロンドンオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選大会
会場 : 東京体育館
会場 : 東京体育館
※日本戦の戦評、写真は公式サイトより。
日本(4勝1敗) 3 (25-23, 18-25, 25-16, 23-25, 17-15) 2 キューバ(1勝4敗)
※日本のスタメン=MB荒木-S竹下-WS木村-MB岩坂-OP山口-WS江畑、L佐野
※途中出場=S中道(2セット名外出場)、OP狩野(2セット目以外出場)、
OP新鍋(2セット目途中から最後まで)、WS迫田(2セット目途中から最後まで)
MB平井(2セット目途中から最後まで)
※日本の得点者=迫田20得点(A19、S1)、木村19得点(A13、B1、S5)、江畑10得点(A10)、
山口6得点(A5、B1)、新鍋5得点(A5)、平井(A3、B1、S1)、
荒木2得点(A1、B1)、竹下1得点(A1)
※キューバの得点者=サラス19得点、パラシオス22得点、ジエル17得点、サントス16得点、
シリエ8得点、シルバ5得点
※両チームの得点内容
アタック=日本:56、キューバ69、ブロック=日本4:キューバ16、
サーブ=日本4:キューバ16、サーブ=日本8:キューバ8、
相手ミスによる得点=日本40、キューバ11

※戦評
攻撃的なキューバに対し、日本は何度も劣勢を強いられながらも
フルセット、デュースの大接戦を制して、4勝目をあげた。
試合開始直後から、キューバの鋭いサーブが木村を襲いレシーブが乱れ苦しい展開となった日本。
試合開始直後から、キューバの鋭いサーブが木村を襲いレシーブが乱れ苦しい展開となった日本。
サイドアウトをなかなか切ることができずに6連続失点を喫し、
3-8でファーストテクニカルタイムアウトを迎える。その後も、連続得点を奪えない日本は
点差をつめることができない。第1セット終盤、自らライトスパイクを決め、18-23をしたところで
木村がサーブへ回る。ここから、驚異的な追い上げが始まった。
木村のサーブのスイッチが入り、サービスエース2本を含む一挙7連続得点を奪うと、
まさかの大逆転で第1セットを先取した。
第2セットは、中盤、キューバのサントスのジャンプサーブに完全にペースを乱され、
第2セットは、中盤、キューバのサントスのジャンプサーブに完全にペースを乱され、
セットカウント1-1とされる。流れを変えたい日本は、第3セット、スタメンを3人入れ替え
迫田、新鍋、平井がコートに入る。3人の活躍もあり、第3セットは25-16で日本が奪う。
しかし、キューバも引き下がらず、第4セットを落とすと、勝負は第5セットへ。
2点差以上開かない一進一退の息詰まる攻防の中、
2点差以上開かない一進一退の息詰まる攻防の中、
終盤、今日の試合チーム1のスパイク19得点を上げた迫田が確実にサイドアウトを切り、
最後はサントスのライトスパイクがラインを割り、勝負が決した。

※つぶやき
この試合を落とすと五輪出場を逃してしまう状況だったキューバ。
キューバは92年バルセロナ、96年アトランタ、00年シドニーの各五輪金メダルをはじめ、
91年、93年、95年、99年のワールドカップなど90年代の主要大会で多くの優勝を誇るチーム。
そこには、必ずエースのミレーヤルイスという存在がありました。
175センチながら、最高到達330センチという驚異的なジャンプ力を誇り、
レシーブでも攻撃でもキューバの中心で、信頼もすごかったですね。
そのミレーヤが、今大会のキューバの団長なのですよね~。
そして、バルセロナ・アトランタ・シドニーと3回の五輪でセンターエースだったトーレスが
191センチで最高到達341センチだったのですが、今大会アナリストの役割だったようですね。
は~・・・ここまでで、こんなに文章が多くなってしまいましたが、
今までは90年代はワールドカップでメダル獲得し、同時に五輪出場権も獲得していましたが、
北京五輪の時は北中米大陸予選でドミニカに勝って、五輪出場権を獲得していました。
しかし、今回は穂区中米予選でドミニカに敗れ、世界最終予選に回ってきました。
そして、昨日は本当に五輪に出たい!という気持ちが凄く前に出てたのではないのでしょうか?
今大会の中でも、キューバはチームとしては一番素晴らしい出来だったように思えます。
まだ平均年齢も22歳ということで、4年後、8年後が怖~いな~と思います。
そして、日本1セット目は木村のサーブは神がかってましたよね~。
セット終盤で、強いサーブを連続で打ち続けるというのは凄く勇気が必要だし、
自信を持っていなければ難しいと思うのですよね~。本当に練習を積んでいる証拠を見た場面でした。
山口も攻撃では、いつもより打数も多いし、決定率も高くて良かったのですが、
山口が前衛の時は、殆ど木村と佐野の2枚でサーブレシーブしているのですね~
キューバのサーブが良いので、守備を固めるという意味で新鍋を投入となりました。
あと、岩坂が、何本かブロックでタイミングを掴めなかったけど、途中で思い切り跳ぶ位置を変えたり
修正をしてきました。得点には繋がらなかったけど、短い時間で修正出来るというのが凄いな~。
そして、岩坂に替わって入った平井ですが、レシーブもそつなくこなしていたし、
ブロックもコミットでクイックに跳んでドンピシャで止めたりと、
ラリー中にクイックにも積極的に入ってましたし、なかなか能力の高さを見ましたね。
このラリー中にクイックに入るというのがセンターとしては、本当に重要なのですよね。
その意味では荒木がフェイクのジャンプが本当にフェイクすぎて、微妙なことが多すぎますね。
そして、攻撃でもブロードが1本決まっただけで、ちょっと本人にとっては不本意だったのかな?
迫田には、本当に助かりましたね。木村&迫田の「Wさおり」は見ていて、かなり安定感が。
江畑も頑張っていたのですが、江畑は相手ブロッカーを見てから打つので、
キューバのブロックが完成してしまうのですよね~。ちょっと苦しみましたね。
迫田は、助走&スイングのスピードがあって、「お~!!」と思う場面が多かったですね。
途中、レシーブで荒木と接触してしまった場面があって、冷や冷やしましたが・・・。
■ その他の試合です・・・
タイ(3勝2敗) 3(25-19、25-19、25-20) ペルー(1勝4敗)
マリカ、ウィラワンの両エースの活躍で、タイが3勝目をマーク。ちょっと不気味な存在です。
ペルーはこの敗戦で五輪出場権を逃してしまいました。
ロシア(5勝) 3(25-18、25-11、14-25、25-22)1 セルビア(3勝2敗)
ロシアはエステス(旧姓アルタモノワ)とガモワが18得点の活躍を見せ、
5勝目をマークし、五輪出場権を獲得しました!(残り2試合負けても3位以内が確実なため)
韓国(3勝2敗) 3(25-8、25-12、25-18)0 チャイニーズタイペイ(5敗)
サウスポーのファンヨンジュが日本戦の分も含めて爆発の16得点。
五輪出場権獲得へ向けて、3勝目をあげました。
■ 大会5日目を終えての順位
1位=ロシア 勝ち点15、5勝0敗、セット率=15/1=15.00
2位=日本 勝ち点11、4勝1敗、セット率=13/5=2.60
3位=タイ 勝ち点9、3勝2敗、セット率=9/6=1.50
2位=日本 勝ち点11、4勝1敗、セット率=13/5=2.60
3位=タイ 勝ち点9、3勝2敗、セット率=9/6=1.50
4位=韓国 勝ち点9、3勝2敗、セット率=10/7=1.42
5位=セルビア 勝ち点9、3勝2敗、セット率=10/7=1.42
6位=キューバ 勝ち点4、1勝4敗、セット率=5/12=0.48
6位=キューバ 勝ち点4、1勝4敗、セット率=5/12=0.48
7位=ペルー 勝ち点3、1勝4敗、セット率=3/12=0.25
8位=チャイニーズ台北 勝ち点0、0勝5敗、セット率=0/15=0.00
■今日以降の日程大会日程です。
5月26日(土) - セルビア 対 ペルー キューバ 対 チャイニーズタイペイ
タイ 対 韓国 日本 対 ロシア
5月27日(日) - キューバ 対 タイ ロシア 対 チャイニーズタイペイ
韓国 対 ペルー 日本 対 セルビア
5月27日(日) - キューバ 対 タイ ロシア 対 チャイニーズタイペイ
韓国 対 ペルー 日本 対 セルビア
韓国とタイ・・・の対戦カードが気になります。
ここでタイが勝つようだと、タイが3位以内に入る可能性が十分に出てくるため・・・。
韓国はペルーとの対戦が残っていますが、これは実力を考えると韓国が勝つでしょうし・・・。
あとキューバとタイ・・・という対戦カード。こちらもタイが粘れば、タイにも勝機がありそうですし。
アジアの1位枠争いが日本、タイ、韓国で熾烈なのですね、今回。
日本はロシアとセルビアという対戦カードが残っています。ちょっと不利ですね。
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