春の高校バレー女子1回戦の結果の続きでございます。
戦評と写真は公式サイトより。
氷上(兵庫) 2(25-20、25-20)0 東京都市大塩尻(長野)
初出場の東京都市大塩尻は1セット目の立ち上がり、氷上のミスにも乗じてリードを広げる。
しかし氷上も1年生サウスポー丸元の高さと幅を生かした攻撃などにつないで得点を重ね、逆転。
下級生中心で、やや硬さもみられた東京都市大塩尻も長いラリーを展開するが、
なかなか牧田、窪田らの決定打に結びつけることができず、徐々に点差が開いた。
最後は追い上げるも氷上が逃げ切ってセット奪取。
2セット目も、千木良主将を軸に粘り強くラリーを制した氷上が押し切ってストレートで勝利を飾った.


※写真は東京都市大塩尻
九州文化学園(長崎) 2(25-21、25-16)0 京都橘(京都)
三輪監督の春高舞台復帰第1戦となった京都橘は、2年生4人のメンバー構成。
対する九州文化学園はエース下平がヒザの故障でベンチに。
第1セットは京都橘が先行するも、タッチネットやスイパイクミスなどで
九州文化に逆転を許して9-13となったところでタイムアウト。
その後は2年生エースの中屋にボールを集めて追い上げ、18-18の同点とし、
九州文化に揺さぶりをかける。しかし、23-21でタイムアウトを取って
呼吸を整えた九州文化が2年生の野村、伊藤らのアタックで第1セットを奪取。
第2セットは中盤までお互いに連続得点を絡めつつ一進一退。
第2セットは中盤までお互いに連続得点を絡めつつ一進一退。
京都橘はバックアタックを含めた中屋を軸に攻撃を重ねるものの、ミスによる失点もあり、得点が伸びない。
一方の九州文化はセッター丸田が伊藤、山田にトスを集め、下平の穴を埋める攻撃でダッシュ。
京都橘の勢いを止めて第2セットは完勝した。


※写真は京都橘
市立沼田(広島) 2(25-21、25-18)0 島田商(静岡)
応援団の大声援を背に初戦に挑んだ島田商だったが、
緊張からか硬さの残る立ち上がりで、第1セットから市立沼田に大幅なリードを許してしまう。
2度のタイムアウトと二枚替えでようやく調子を取り戻した島田商は、
終盤の連続得点で追い上げるが、この差を埋められず。
一方、持ち味である高さのあるスパイク、ブロックでポイントを稼ぎ、
終始落ち着いたプレーを見せる市立沼田。粘る島田商にセットを与えず、余裕を見せての初戦突破となった。

高松商(香川) 2(25-20、25-15)0 都築商(宮崎)
1セット目序盤、両チームともレシーブ・ブロック・スパイクバランス良くハイレベルで、
お互い探り合いながらの試合展開。
都城商は移動攻撃や時間差攻撃を織り交ぜ、一方の高松商はアタッカー各自が
技のある攻撃を繰り出して点の取り合いとなる。ゲームが動いたのは20点以降。
前に出ている都城商のレシーブに対して足の長いスパイクを連続で決め、1セット目は25:20で高松商がとる。
2セット目、1年生セッター植松の丁寧なトスから生まれる表裏両エースのパワフルなスパイクは、
2セット目、1年生セッター植松の丁寧なトスから生まれる表裏両エースのパワフルなスパイクは、
都城商のブロックをはじきとばし、そして上手に利用し、徐々にリードを広げていく。
一方の都城商は相手の多彩な攻撃にブロックが翻弄され、レシーブが乱れてなかなか1点が奪えない。
都城商はタイムアウトを2度取れど、大差を縮めることはできず25:15で2セット目を終え、
高松商がストレートで勝ち星を上げた。


大和南(神奈川) 2(25-16、25-17)0 新発田商(新潟)
サウスポー江川のライト攻撃が機能して、大和南が序盤の主導権を握った。
セッター板垣の落ち着いたトス裁きに、レフトの齋藤がパワフルなスパイクで応える。
1年生のライト福田の活躍などで、中盤に5連続得点。
安定した強さを発揮した大和南が第1セットを先取した。新発田商も粘りを見せ、
主将の齋藤、強打が持ち味のレフト久保のスパイクなどで、第2セットを接戦に持ち込む。
しかし、大和南は中丸が19点目を決めると、齋藤のブロック、北村のスパイクなどで
終盤に6連続得点。最後は北村の移動攻撃で、初戦を飾った。


由利(秋田) 2(25-10、25-16)0 佐賀北(佐賀)
九州勢の手ごわさを肝に銘じて臨んだ一戦だったが、終わってみれば由利のストレート勝利。
終止リードで終えた第1セットから一転、第2セット序盤は佐賀北に押し込まれたが、
「追う展開には慣れているので、慌てずにいこうと声をかけ合いました」(主将・宮腰)、
「“平常心”でいけました。次もこの調子で」(佐藤)、由利の二枚看板は手ごたえをにじませた。
敗退の北佐賀・中村監督は「互いに拾ってつなぐチームだが、相手が上だった。
普段なら粘り勝ちする場面を逆に取られて、動揺してしまった」と振り返り、
「攻撃面では田中に負担をかけたが、厳しいマークに遭いながらも
チームをよく引っ張ってくれた」とエースで主将の田中をねぎらった。


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