入れ替え戦は2つの対戦カード。
① NECレッドロケッツ(V・プレミア8位) 対 日立リヴァーレ(V・チャレンジ1位)
② トヨタ車体クインシーズ(V・プレミア7位) 対 上尾メディックス(V・チャレンジ2位) 
それぞれ2戦行い、勝ち星の多いチームが次のリーグはV・プレミアリーグに所属します。
 
ちなみに日立リヴァーレは、かつての日立佐和リヴァーレでして、
吉原、福田、多治見、江藤らが所属していた日立ベルフィーユとは別チームです。
 
 
 
開催日: 2012年3月31日、4月1日
 
会場: 大和スポーツセンター
 
 
 
■ NEC 対 日立 1戦目の結果
 
結果: NEC(1勝) 3(20-25、25-20、25-15、25-15)1 日立(1敗)
 
※NECのスタメン=WS近江-MB張-OP内田-WSモルナール-MB杉山-S松浦寛子、L井野
 
※日立のスタメン=S内田-WS江畑-MB多治見-OP遠井-WS高橋-MBフールマン、L佐藤あ
 
※戦評
日立は序盤、硬さの出るNECの前に、遠井のスパイク、江畑のサービスエースで流れを掴むと、
遠井、フールマンのサービスエース、高橋のブロックも加わり、第1セットを先取する。
対するNECは、近江、モルナールにボールを集め、流れを変えると、
松浦(寛)のブロック、モルナールのスパイクも決まり、第2セットを奪い返す。
続く第3セットもNECは、杉山のブロックに加え、セッター秋山から繰り広げられる
相手に的を絞らせない攻撃で点を重ね、このセットも取り、逆転に成功する。
後がない日立は、内田、江畑の連続ブロック、リベロ佐藤(あ)の好レシーブで食い下がるも、
NECの杉山、モルナールのブロックで反撃を封じ、
最後は全員攻撃でNECがチャレンジマッチ初戦を制した。
 
※この日の数字・・・
NECは杉山のブロックが8本・・・恐るべしですね~。そして、近江のアタック決定率が18/30=60%!
内田も17/30=56.7%と高いアタック決定率を残しましたね~セッターは途中から秋山が登場。
日立は江畑がチームの打数の40%を占めている・・・汗。それでも、アタック決定率38.9%。
ただ、やはり杉山に止められる場面もあったりして、苦しいですね~。
それでも、多治見が7/11=63.6%、フールマンが6/14=42.9%だったり、
ここのMBを機能させれれば日立はNECに対抗出来るのがよく分かった試合なのでは?
日立はレセプションさえ返れば、NECにも対等に戦えてしまいます。
大ベテランのセッター内田、大ベテランの多治見&フールマンの力が大きいですが。
 
 
 
■ NEC 対 日立 第2戦の結果
 
結果:NEC(2勝) 3(25-21、25-17、25-18)0 日立(2敗)
 
※NECのスタメン=WS近江-MB張-OP内田-WSモルナール-MB杉山-S秋山、L井野
 
※日立のスタメン=MBフールマン-S内田-WS江畑-MB多治見-OP遠井-WS高橋、L佐藤あ
 
※戦評
第1セット、昨日に引き続き日立が遠井のスパイクなどでリードしてスタートした。
しかしNECは秋山のレシーブで江畑、フールマンの攻撃をしのぎ、
内田に攻撃を集めて第1セットを先取した。
第2セットはNECがしつこいつなぎから内田、モルナールに攻撃を集めリードする。
一方昇格にあとがない日立は江畑、高橋のスパイクで対抗するものの、
焦りからかミスが目立ちNECが連取した。
第3セット、意地を見せたい日立だが、NECの張、近江のスパイク、ブロックにより苦しい展開。
中盤、高橋、都澤のスパイクで食い下がるも届かず、
NECがストレートで勝利し、プレミアリーグ残留を決めた。
※この日の数字・・・
NECはセッター秋山でスタートしました。やはり秋山がリーグ終盤に復帰してチームも上昇しましたものね。
モルナールが12/26=46.2%と高い決定率を残しましたね~。そして張のサーブも走りまくりでして~。
対する日立ですが、レセプションが崩れていたため苦しい展開が続いてしまいました。
両WSの江畑・高橋にトスが集中してしまい、江畑はちょっと精細を欠いてしまった感じですかね~。
NECセッター秋山のディグも素晴らしかったため決定率が下がってしまいましたね~。
それでも多治見ネエさんの決定率が50%というのは素晴らしいですね。
 
 
 
■ トヨタ車体 対 上尾メディックス の1戦目結果
 
結果:トヨタ車体(1勝) 3(25-13、25-16、25-21)0 上尾メディックス(1敗) 
 
※トヨタ車体のスタメン=OP高橋みゆき-WS都築-MBギブマイヤー-S藤田-WS眞-MB田原、L堀崎
 
※上尾のスタメン=S南-WSフィオーリン-MB庄司-OP細川-WS服部-MB安藤、L関
 
※戦評
1セット目、トヨタ車体は眞のクイック、田原の移動攻撃、
高橋のサービスエースで流れを掴み1セットを先取する。
2セット目 上尾はフィオーリン、庄司の活躍で応戦するも、トヨタ車体は
都築のサーブ、高橋のスパイク、ギブマイヤーのクイックが要所で決まり、このセットも連取した。
3セット目、上尾は服部、庄司のスパイク、細川、榛澤のサービスエースで流れに乗るかと思われたが、
トヨタ車体の勢いは衰えることなく、ギブマイヤーのスパイクとブロック、
都築・高橋のスパイクが決まりトヨタ車体が勝利した。
 
※この日の数字・・・
トヨタ車体は、アタック決定率がギブマイヤーが20/33=60.6%、高橋みゆきが9/17=52.9%など
高いが、眞と都築の決定率は低迷。この辺が改善されれば、次シーズン上位進出を狙えそうですね。
上尾はアタック決定率がフィオーリンが7/36=19.4%と崩れましたね~。更に安藤も2/16=12.5%と
この2枚がV・チャレンジで機能して勝っていただけに、苦しいな~という印象は強かったのでは?
う~ん、やはりチーム力の差が大きいな~と思ってしまいました。
 
 
■ トヨタ車体 対 上尾メディックス の2戦目結果
 
トヨタ車体(2勝) 3(25-14、25-18、29-27)0 上尾メディックス(2敗)
 
※トヨタ車体のスタメン=MB田原-OP高橋みゆき-WS都築-MBギブマイヤー-S藤田-WS眞、L堀崎
 
※上尾のスタメン=S南-WSフィオーリン-MB庄司-OP細川-WS服部-MB安藤、L関
 
※戦評
第1セット、トヨタ車体はギブマイヤーの高さあるブロックとスパイクで流れを掴む。
一方、上尾メディックスはフィオーレン、庄司、安藤の力強いスパイクで巻き返しを図るが、
攻めきることができない。セットを通してトヨタ車体ペースが続き、トヨタ車体がセットを奪った。
第2セットもトヨタ車体優勢の展開となる。
田原の鋭いスパイク、高橋の技術の高い強弱あるスパイクが光った。
レシーブ面でも堀崎、途中出場の山田を中心によくつなぎ、トヨタ車体がラリーを制した。
第3セット、上尾は吉村、細川、安藤のスピードあるスパイクで攻める。
トヨタ車体は高本、ギブマイヤーのパワフルな攻撃で盛り返しを図る。
上尾が常にリードした形で試合がすすんだが、終盤にトヨタ車体が追いつき、シーソーゲームとなった。
最後はトヨタ車体のギブマイヤー、高橋の貫禄あるスパイクで、トヨタ車体が勝利した。
 
※この日の数字・・・
トヨタ車体は、前日素晴らしい決定率を残したギブマイヤーが9/26=34.6%と、
かなり上尾のマークが厳しくなっていた事を物語る数字となりました。
第1セット奪った時点で残留が決定したため足を負傷している眞と都築の両選手はベンチへ。
高橋みゆきがフル回転・・・12/20=60%の決定率。 ブロックも田原・ギブマイヤーが4本ずつ決めてます。
サーブレシーブ成功率も、前日よりは相当下がりまして、チームで50%となりました。
上尾メディックスですが・・・フィオーリンは、この日も決まらず2/11で18.2%と1セット目途中ででベンチへ。
OPの細川とMB庄司が45%という決定率を残していますが、好調トヨタ車体を崩せず・・・
ブロックマーク、サーブの狙いなどは、前日よりも機能していたと思いますが・・・。
 

 
 
今回の入れ替え戦は、V・プレミアリーグのNECとトヨタ車体の残留という結果でした。
また来シーズン、V・チャレンジは日立と上尾の2トップというのは変わらないでしょう。
次は、勝てるように、働きながらということで、大変でしょうけど、是非頑張って欲しいですね~
 
 
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