V・チャレンジリーグ女子 2011-2012 最終週の結果
■ 3月10日(土)の結果
健祥会(11勝10敗) 3(25-14、14-25、25-17、25-22)1 Befco(5勝16敗)
1セット目、序盤から中盤にかけ健祥会、キャプテン谷口の強烈なスパイクと効果的なブロックで
波に乗り大幅リードし、後半も流れは変わらず、健祥会が1セットを先取した。
2セット目はうって変わりBefcoが栗田の巧みなトスワークで相手チームを翻弄し、流れを引き寄せリードした。
2セット目はうって変わりBefcoが栗田の巧みなトスワークで相手チームを翻弄し、流れを引き寄せリードした。
後半山崎のサービスエースも決まり、その勢いのままBefcoが2セット目を奪取した。
セットカウントが並んだ3セット目、健祥会がサーブで相手の守りを崩して得たチャンスボールを
セットカウントが並んだ3セット目、健祥会がサーブで相手の守りを崩して得たチャンスボールを
巳之口、長野(友)がスパイクで点をとるリズムが効果を奏し、このセットを奪った。
4セット目、序盤から一進一退の攻防が続いた。前半Befcoがリードするものの、
4セット目、序盤から一進一退の攻防が続いた。前半Befcoがリードするものの、
後半に健祥会が追いつき勝利をものにした。
熊本(6勝15敗) 3(20-25、19-25、25-23、25-21、15-10)2 三洋電機(12勝9敗)
中盤まで一進一退の攻防が繰り広げられた第1セット、
三洋電機は終盤に佐々木(萌)の豪快なスパイクから連続ポイントをあげ、1セット目を先取した。
第2セット、佐々木(侑)の効果的なサーブが熊本のレシーブミスを誘い、セットを連取した。
後がない熊本は、大熊、山口のブロックと粘り強いレシーブから
ゲームの流れをつかみ、第3セットを奪い返した。
攻撃に切れが出始めた熊本は、大熊の連続ポイントなどで第4セットも奪い、勝負は最終セットへ。
勢いのとまらない熊本は、和多の巧みなトスワークから得点を重ね、勝利を収めた
日立(20勝1敗) 3(25-15、25-9、25-15)0 GSS(2勝19敗)
Vチャレンジリーグの最終週1日目、第2試合は日立とGSSの対戦。
Vチャレンジリーグ優勝、そしてVプレミアリーグ昇格を目指す日立は、ホームにGSSを迎えての試合。
地元の大声援の中ゲームが行われた。
第1セット、序盤から日立、遠井のスパイク、江畑のサーブやバックアタック、
第1セット、序盤から日立、遠井のスパイク、江畑のサーブやバックアタック、
さらにはフールマンを軸としたブロックでポイントを重ね、日立優勢で試合が展開される。
GSSもセッター酒井のテンポの速いトス回しから攻撃を組み立てるが、
リズム良く加点した日立がGSSを突き放し、第1セットを取る。
第2セット、日立は江畑、多治見、遠井が、セッター内田のコンビネーションが決まり始め点差が開いていく。
第2セット、日立は江畑、多治見、遠井が、セッター内田のコンビネーションが決まり始め点差が開いていく。
GSSもスピードのある攻撃を繰り出すが、コンビがうまく合わない。
日立はミスなくゲームを運び、中盤からはフールマンが力で相手をねじ伏せ、
最後は遠井が決めてこのセットも連取した。
第3セットも日立の勢いは止まらない。地元ファンの力も選手を後押しして、ストレートで日立が勝利した。
第3セットも日立の勢いは止まらない。地元ファンの力も選手を後押しして、ストレートで日立が勝利した。
上尾メディックス(19勝2敗) 3(25-10、25-23、25-20)0 柏(6勝15敗)
第1セット、立ち上がりは両チーム共に動きが固く、緩いボールに対し足が動かなかったが、
ゲームが進むにつれ上尾のレシーブがセッターに返り始め、
フィオーリン、服部を中心とした攻撃が決まり始める。その後も上尾がゲームを支配する。
柏もライト佐藤・レフト鈴木を中心に攻撃を展開するが、
上尾の高いブロックを軸としたディフェンスに得点することができない。
ミスも重なり第1セットはあっさりと上尾が取る。
第2セット、柏はキャプテン江森を中心とした攻撃や、レシーブの動きの良さから、終盤まで接戦の展開になる。
第2セット、柏はキャプテン江森を中心とした攻撃や、レシーブの動きの良さから、終盤まで接戦の展開になる。
23ー23の同点の場面から柏のスパイクが合わずにアウトになり、
最後は細川のスパイクで上尾がセットを連取する。
第3セット序盤、上尾のセッター南のトス回しもテンポが出はじめ、安藤を中心に多彩な攻撃を繰り広げる。
第3セット序盤、上尾のセッター南のトス回しもテンポが出はじめ、安藤を中心に多彩な攻撃を繰り広げる。
対して柏はついて行くことができない。上尾は中盤からメンバーチェンジした大内・皆本の動きも良く、
吉村も若さ溢れるプレーで躍動する。柏のサーブミスも重なりストレートで上尾が勝利した。
KUROBE(15勝6敗) 3(25-21、25-18、25-18)0 仙台(5勝16敗)
大応援団が詰め掛けたKUROBEアクアフェアリーズのホームタウンでの試合。
第1セット、KUROBEは伊藤(智)、井西を軸に、仙台は大須賀、アシンを軸に
第1セット、KUROBEは伊藤(智)、井西を軸に、仙台は大須賀、アシンを軸に
得点を重ね終盤まで一進一退を繰り返す。21−20から途中出場の松浦の好レシーブから
井西が連続でスパイクを決めて仙台をつき離し、KUROBEがこのセットを奪う。
第2セットも中盤まで接戦であったが、16−15からKUROBEが途中出場の色摩の活躍で
第2セットも中盤まで接戦であったが、16−15からKUROBEが途中出場の色摩の活躍で
連続6ポイントを奪い、一気にリードを広げセットを連取した。
第3セット、序盤からKUROBEが井西、ジエのスパイクなどで6点のリードを広げる。
第3セット、序盤からKUROBEが井西、ジエのスパイクなどで6点のリードを広げる。
仙台は、雨堤、大須賀のスパイクなどで反撃し、一時3点差まで追いすがり意地を見せるものの、
KUROBEの勢いを止めることができなかった。KUROBEがこのセットも取り勝利した。
大野石油広島(12勝9敗) 3(25-20、25-19、25-17)0 PFU(13勝8敗)
地元大応援団のもとで最終週を迎えたPFUブルーキャッツ。
川上、清水(亜)の迫力あるプレーで得点を重ねるものの、
吉安、大楠を中心とした大野石油広島オイラーズの攻撃力が勝り、第1セットを奪われる。
流れを変えたいPFUは清水(理)を投入し、レシーブ力を高め、リズムをつかみかけたものの、
流れを変えたいPFUは清水(理)を投入し、レシーブ力を高め、リズムをつかみかけたものの、
大野石油は田中、吉安の速い攻撃がさえ、第2セットも連取した。
第3セット、PFUはリベロ岩永の安定したレシーブから攻撃のリズムが生まれ、
第3セット、PFUはリベロ岩永の安定したレシーブから攻撃のリズムが生まれ、
川上、砂田、清水(亜)の攻撃が決まり出すものの、
それを上回る粘り強いゲーム運びで大野石油が勝利を収めた。
■ 3月11日(日)
仙台(6勝16敗) 3(25-20、25-9、26-24)0 Befco(5勝17敗)
鎮魂、祈り、希望。2011年8月、ホームタウンを宮城県に移して再出発をした仙台ベルフィーユにとって、
この3月11日の最終戦は、単なる順位決定戦を超えて、
さまざまな意味において絶対に負けられない一戦であった。
第1セット、仙台は気合が空回りしたか、1−5とリードを許す。
第1セット、仙台は気合が空回りしたか、1−5とリードを許す。
Befcoビービースターズの山崎の強打に苦しめられるが、仙台はキャプテン中野を中心に
必死に食い下がって15−15と追いつき、終盤の5連続得点で一気に引き離してセットを先取した。
第2セットは、仙台の一方的な展開。Befcoのサーブカットを崩せば、仙台の高さが生きる。
Befcoは頼みの山崎もしっかりマークされた。第3セットはジュースの熱戦となったが、
最後は中野の強打で仙台がBefcoを押し切った。
Befcoは要所でのミスが目立ち、波に乗れなかった。一方、仙台は勇気ある粘り強いレシーブでリズムをつかみ、
Befcoは要所でのミスが目立ち、波に乗れなかった。一方、仙台は勇気ある粘り強いレシーブでリズムをつかみ、
ウイングスパイカーのアシン・大須賀らの強打、高橋・上村のブロックと、
それぞれが万感の思いを込めてコート上で躍動した。
昨年より順位を下げてしまったものの、最終戦の勝利は東北の希望につながるであろうし、
先日惜しまれつつ亡くなった米田一典総監督への何よりの捧げものとなった。
上尾メディックス(20勝2敗) 3(25-8、25-15、25-21)0 GSS(2勝20敗)
第1セット、上尾メディックスが効果的なサーブでGSSサンビームズのレシーブを乱し、
山本のスピードあふれる攻撃などによりリズムをつかみ、一方的な展開で上尾が先取する。
第2セットはGSSもリズムを取り戻し前半は接戦になるも、
第2セットはGSSもリズムを取り戻し前半は接戦になるも、
上尾の連続ブロックや好レシーブにより終盤点差が開き、
GSSはリズムを取り返せないまま上尾がセットを連取する。
第3セットは中盤までGSS長岡の攻守にわたる活躍を見せ、一進一退の好ゲームになるも、
第3セットは中盤までGSS長岡の攻守にわたる活躍を見せ、一進一退の好ゲームになるも、
地力に勝る上尾が第3セットも連取し、ストレートで勝利を収めた。
大野石油広島(13勝9敗) 3(25-21、25-21、25-17)0 三洋電機(12勝10敗)
前日フルセットで敗れた三洋電機と、ストレートで快勝した大野石油広島との対戦となった。
第1セット、大野石油広島は吉安、田中、平川の攻撃により終始リードし、
第1セット、大野石油広島は吉安、田中、平川の攻撃により終始リードし、
三洋電機の佐々木(萌)の強烈なスパイクをしのぎ、最後は大楠の活躍で逃げ切った。
第2セット、三洋電機の効果的なブロックに苦しんだ大野石油広島だが、
第2セット、三洋電機の効果的なブロックに苦しんだ大野石油広島だが、
大楠、矢山を絡めた攻撃に切り替え、連取した。
第3セットも、大楠、矢山を絡めた攻撃が冴え、吉安、田中の活躍を後押しすることとなり、
第3セットも、大楠、矢山を絡めた攻撃が冴え、吉安、田中の活躍を後押しすることとなり、
大野石油広島が最終戦に勝利を収めることとなった。
KUROBE(16勝6敗) 3(25-19、25-17、25-19)0 健祥会(11勝11敗)
第1セット、走り出しから一進一退の攻防が繰り広げられた。
しかし中盤KUROBEアクアフェアリーズの村上、井西らの連続攻撃ポイントでリードを得た
KUROBEが後半も主導権を握り、このセットをものにした。
第2セットは反撃に転じたい健祥会レッドハーツ、しかし1セット目の勢いを保ったKUROBEが大きくリード。
第2セットは反撃に転じたい健祥会レッドハーツ、しかし1セット目の勢いを保ったKUROBEが大きくリード。
健祥会は萩生田の相手を翻弄するトスワークと、粘り強い守りで点差を詰めかけたが、
KUROBEの勢いが勝り、このセットを連取した。
第3セット、このまま試合を決めたいKUROBEが前半のリードを守り中盤、後半共にゲームを優位に進め、
第3セット、このまま試合を決めたいKUROBEが前半のリードを守り中盤、後半共にゲームを優位に進め、
徐のブロックとクイック攻撃が効果的に決まり、この試合に勝利した。
日立(21勝1敗) 3(25-20、25-8、33-31)0 柏(6勝16敗)
Vチャレンジリーグ最終週、日立リヴァーレと柏エンゼルクロスの対戦。
日立は地元ファンの大声援をバックに、リーグ優勝がかかった最終戦に挑む。
第1セット、序盤から日立は江畑、遠井、柏は江森、鈴木らが得点するが、
第1セット、序盤から日立は江畑、遠井、柏は江森、鈴木らが得点するが、
両チームサーブミスなどもあり連続得点ができない。
もつれた展開は終盤江畑の3連続得点などで日立が制した。
第2セットは日立が遠井の得点で柏を離すと、ミスもありゲームは日立の一方的な展開になる。
第3セットは日立のサーブレシーブの乱れから一転柏ペースに。序盤のリードをそのままに試合は展開。
第2セットは日立が遠井の得点で柏を離すと、ミスもありゲームは日立の一方的な展開になる。
第3セットは日立のサーブレシーブの乱れから一転柏ペースに。序盤のリードをそのままに試合は展開。
終盤日立も粘りを見せて先にマッチポイントを取ったが、
柏は佐藤の活躍により試合は30点を超えるデュースになる。
最後は日立の高橋、フールマンの連続ブロック得点により試合を決定した。
熊本(7勝15敗) 3(25-17、21-25、25-20、25-22)1 PFU(13勝9敗)
前日にストレートで敗れたPFUブルーキャッツと
フルセットで逆転勝ちし波に乗るフォレストリーヴズ熊本との対戦。
地元大応援団の後押しを受けたPFUは、第1セット岩永の粘りのレシーブから
地元大応援団の後押しを受けたPFUは、第1セット岩永の粘りのレシーブから
佐々木、清水(亜)が攻撃を決めるが、ミスが多くリードを許す。
終盤、清水(理)、渡邊、佐藤を投入して流れを変えようとしたがセットを失った。
第2セット、熊本は久保を中心としたレシーブから大熊、丸山の攻撃で抜け出し、
第2セット、熊本は久保を中心としたレシーブから大熊、丸山の攻撃で抜け出し、
最後は佐々木の活躍により取り返した。
第3セット、熊本は松田のスパイク、サーブによりリードを広げ、
第3セット、熊本は松田のスパイク、サーブによりリードを広げ、
PFUに終盤に追い上げられたが逃げ切って取った。
第4セット、第3セットに続き松田の活躍で中盤までリードを広げた熊本は、
第4セット、第3セットに続き松田の活躍で中盤までリードを広げた熊本は、
終盤に大熊の攻撃で逃げ切り勝利を収めた。
熊本は最終戦を勝利で終えたが、PFUは地元で有終の美を飾ることが出来なかった
熊本は最終戦を勝利で終えたが、PFUは地元で有終の美を飾ることが出来なかった
日本ブログ村のバレーボール部門に登録しています。上位にランクインしても何もありませんが。
1日1クリックしていただけると助かります。https://sports.blogmura.com/volley/