V・プレミアリーグは今週末に3位決定戦と優勝決定戦が行われます。
男子は3位決定戦が堺ブレイザーズとサントリーサンバーズの対戦、
優勝決定戦が東レアローズとパナソニックパンサーズの対戦です。
セミファイナルでは、2日目を終えて1勝1敗で4チームが並んで、どうなるかと思いましたが、
終わってみると、レギュラーラウンドと同じ順位に落ち着いてしまいました。
 
なんというか、個人的にはレギュラーラウンドで、いくら順位が良くても、
そのアドバンテージがセミファイナルなどに反映されない事に、
ちょっと違和感を覚えてしまいます。
昔みたいにレギュラーラウンドのみで順位を決めた方が良いような・・・気がする。
 
更に言えば、Vプレミアリーグを12チーム、V・チャレンジリーグを16チームくらいに増やして
そして、そして、新人選手の獲得をドラフト制にするなどして、
実力が偏らないようにして、そして企業チーム脱却をして欲しいのですが。
V・プレミアリーグ男子で企業チームから脱却したのは、
堺ブレイザーズ(かつての新日鉄ブレイザーズ)と、FC東京(かつての東京ガス)だけ。
V・チャレンジリーグには沢山のクラブチームも在りますが・・・。
リーグ機構には、そろそろ本腰を入れて欲しいところですが。
いつまでも企業に甘えていては駄目だと思います・・・と毎年書いているような気がする。
 
 
 
さて、V・プレミアリーグ男子の個人技術ランキングを見ていきます。
まずは、総得点部門です。
こちらの部門はアタック打数の多い選手がズラリと並んでます。
 
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得点王は、大分三好に所属するオンテレ選手が獲得しました。
オンテレ選手の打数が多い試合というのは、チームが苦しい時だったのですよね~。
オンテレ選手に頼る場面が多かったというのを象徴しています。
2位には、昨シーズンまでサントリーにいた豊田合成のメロ選手。
日本人選手では、日本のエース清水と福澤が7位と8位に仲良くランクイン。
堺の石島が12位となっていますが、小さな米山兄弟が13位と14位にランクインです。
FC東京の前田は、後衛では2枚替えでベンチに下がることが多かったですが、それでも15位です。
新顔としては、FC東京の手塚選手が若さ溢れるプレーで10位に堂々ランクイン。
 
 
 
 
続いて、アタック決定率の部門です。
打数の少ないミドルブロッカーの選手が多くランクインしそうですが、
セット平均3本以上の打数という規定があるため、
ウィングスパイカーやオポジットの選手がズラリと並んでます。
 
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そんな中、昨年のワールドカップでも、宇佐美とのコンビが高確率で決まっていた
堺ブレイザーズのミドルブロッカーの松本選手が59.3%という凄い数字を叩き出し
スパイク賞の受賞となりました。高校時代は岡谷工業でエースアタッカーだったのですが、
大学進学と共に中央大学でミドルブロッカーに転向したので、苦労したでしょうね~。
今や日本を代表するミドルブロッカーです。
そして、福澤と清水が2位と3位に仲良くランクインです。打数も多いのに数字を残したのは立派です。
全日本でも、これくらい決めて欲しいものです。昨年のワールドカップのようでは困ります。
JTの塚崎選手やFC東京の手塚選手のランクインも嬉しいですね~。
全日本選手だけじゃないんだぞ~  という意気込みが聞こえてきそうです。
 
 
 
続いてブロック決定本数部門です。
やはりブロック参加が多いミドルブロッカーの選手の名前がズラリと並びます。
 
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東レの富松選手が2位に0.19の差をつけての受賞です。
昨年は怪我に泣いただけに、今年は全日本でウップンを晴らして欲しいところですね~。
2位の幡司(豊田合成)、3位の白澤(パナソニック)ともに小さな選手なのですよね~。
やはりブロックは高さだけじゃないですね~。サントリーの山村が4位、6位に東レの相澤がランクイン。
一時期と比べると大きな選手が減ったかな~という印象を受けます、この部門。
ここ数年、日本代表のMBは松本・山村・富松が中心だったので、
次の世代を考えると、東レの相澤あたりは、かなり可能性を感じますよね~。
 
 
 
 
そして、サーブ効果率の部門です。
日本代表の選手も何とか外国勢に負けないサーブを打って欲しい・・・けど。
 
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サーブ賞はFC東京の手塚選手が受賞をしました。
大分三好の高橋が3位にランクインしています。
う~ん、清水・山本・宇佐美・阿部・八子などの選手は上位にランクインとなりませんでした。
 
 
 
サーブレシーブ成功率の部門です。
こちらはリベロの選手が多くランクインしています。
 
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1位はパナソニックの永野が初受賞でしょうか?2位はNECから移籍の豊田合成の古賀がランクイン。
東レの田辺、JTの堺とリベロの選手が続きますが、
JTの国近、サントリーの金子、大分の高橋、合成の盛重、パナソニックの福澤、東レの米山と
WSの選手がランクインしています。長身選手では14位に石島、15位に北島がランクインしています。
長身の選手が、もう少しランクインして欲しいところですが、そもそもスタメンに起用されていないのか。
 
 
 
チョロチョロとコメントしながらレギュラーラウンドの個人技術ランキングを見ていきました。
今年はオリンピックイヤーということで、オリンピックの出場権を賭けた大会も開催されます。
昨年のワールドカップを見ると、苦戦を強いられると思いますが、何とかオリンピック出場権を獲得して欲しい。
 
ちなみにオリンピック出場権を賭けた五輪世界最終予選ですが、
女子はアジアから4チーム、ヨーロッパから2チーム、北中米から1チーム、南米orアフリカから1チーム。
合計8チームの参加でして、①参加最上位チーム、②アジアの最上位チーム、③他上位2チームと、
8チーム中の4チームに五輪出場権が与えられます。
 
男子は、五輪世界最終予選は、会場が3箇所に分かれてます。
ヨーロッパで2会場、日本で1会場です。ヨーロッパでの会場は各4チームが参加します。
日本会場では8チームが参加します。なので、合計16チームも参加します。
ヨーロッパ会場では、それぞれ1位になったチームに五輪出場権が与えれれます。
日本の会場では①参加最上位チーム、②アジアの最上位チームに五輪出場権が与えられます。
なので、女子と比べると、五輪出場権を得る条件としては厳しいですよね~。
 
いつも日本会場の最上位はヨーロッパのチームがなっていますので、
日本としては、アジアの最上位を目指す事になると思います。
イラン、インド、韓国、中国、オーストラリアなどアジアの勢力は混沌としています。
4年前は荻野(現サントリー監督)がチームを引っ張っていましたが、今回はどうなるか・・・不安だ~・・・
 
 
 
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3月21日の12時の時点で バレーボール部門 第11位で~す。
ま~、上位にランクインしても、なんも無いですけどね~