私が育った町は、オホーツク海とサロマ湖に面していて、
漁業と農業が盛んな町です。
 
ま~、なんというか、何も無い町です。
靴やカバンを売っている店は無かったですし、スポーツ用品屋さん、布団類などを売っている店もない・・・
本屋も雑誌は売っているのに小説などは売ってない。
スーパーでは野菜・果物などは、多少傷んでいても、売られていたり・・・
 
結構、何を買うにも、隣町などに行って購入する状態。
なので、町が発展する訳も無いですが、借金は少ない町でした。
 
私が10歳の頃は、人口が約6000人でした。
それが、数年前に5000人を割り込み、隣町と合併しても約10000人。
今ではスーパーマーケットも潰れ、家具屋さんや本屋さんも閉店。
町内の診療所も軒並み閉鎖してしまい、診療所に薬を提供していた唯一の薬局も閉店。
この薬局は、夜中などに体調が悪くなっても、親切に薬を売ってくれてたので、閉店は、ちょっと痛い。
 
さて、そんな田舎町ですが、2箇所あった町立の保育所が子供が集まらないということで、
数年前に1箇所に合併しました。しかも施設は町が設立し、経営は札幌の民営会社らしい。
これで、地元の金(保育料金)が札幌に流れてしまう仕組みが増えました。
都会では保育所が足りないのにね・・・田舎は逆なの
 
母校の小学校・中学校は基本的には学年2クラスです。
私が在籍していた頃は、1学年55~70人(各クラス27~35人)程度の事が多かったです。
しかし、近年は、やはり人数が減り1学年が40~45人程度になる事が多いみたい。
時折、人数的に1クラスに収まってしまう人数(40人以下)になるらしい。
これには、かなり危機感を覚えますね~
 
これだけ小中学校の生徒数が減るという事は・・・高校も?と思い、調べました。
私が高校受験の際には、学区内に高校が3校ありました。
E高校・・・商業科 各学年1クラス、 普通科 各学年6クラス
I高校・・・情報ビジネス科 各学年2クラス
Y高校・・・普通科 各学年3クラス
ということで、3校で合計 各学年12クラス、定員合計480人でした。
 
現在は・・・I高校が募集停止し、E高校に吸収されてます。
E高校・・・普通科 各学年5クラス
Y高校・・・普通科 各学年2クラス
ということで、2校で合計 各学年7クラス、定員合計280人 ・・・だそうです。
各学年で、5クラス減、200人減・・・と、私が高校受験の頃と比べ42%の減少率です。
 
それだけ子供が減っているのに・・・大学の定員は減らない・・・
生徒が集まらない私立の短大が、どんどん4年制大学に移行している・・・
となると・・・専門学校への入学者数が減少する・・・北海道内の専門学校も減少していくと思います。
 
北海道内でも、人口の少ない町ですが・・・
北海道の場合は、高校受験は多くが公立高校を受験します。
公立高校の受験の場合は、地方に行くほど、普通科のみしかない。
普通科受験の際は、殆どが一般受験で、地元近郊以外の学区の高校を受験の際は
5%程度の定員枠があるため、たとえば200人定員の高校を受験する場合、
遠くから来る生徒は10人程度しか受け入れない・・・そんな地元思考型の制度がある。(変わってなければ)
 
で、高校卒業までは地元に居て、高校卒業して進学の際は地元を離れるケースが多い。
何故なら、北海道の大学・専門学校などは、多くが札幌市内、札幌近郊にあるため。
大学や専門学校を卒業して、就職する場合に、
結局は大学や専門学校と繋がりの強い会社に流れてしまい、
結果、札幌市内、札幌近郊に就職する事が多くなってしまう。
 
そんな状況があるため、結局、若い人がどんどん札幌市内や近郊に留まり、
過疎地域は、超高速で過疎化が進んでいき・・・経済は衰退していき・・・という悲しい現状。
 
こりゃ、何とかならないと・・・どんどん札幌市・札幌近郊への一極集中が進んでしまいそうですね~
ちなみに北海道の人口は約550万人です。
札幌市の人口が約192万人(北海道の人口の35%が札幌市に集中)、
札幌市がある石狩振興局内の人口が約233万人(北海道の人口の42%が石狩振興局内に集中)
 
皆さんは、どう思いますか?
でも、悲しいことに、自分では、どうすれば過疎地が衰退しないのか・・・思いつかないさ。
 
 
 
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2月26日の正午の時点で、バレーボール部門 11位で~す。
上位にランクインしても、特に何かがある訳でもないですけど・・・