V・プレミアリーグ 男子 2011-2012 第2週2日目(1月15日)結果
 
 
■ 東レ(4勝) 3(25-21、25-22、27-29、25-18)1 JT(1勝3敗)
 
※東レのスタメン=WS米山-MB富松-OPボヨビッチ-WS今田-MB相澤-S近藤、L田辺
 
※JTのスタメン=MB町野-OPゴメス-WS小川-MB石橋-S深津-WS深津、L酒井
 
※戦評
第1セット,JTは序盤からミスが出てしまいスタートに出遅れてしまった。
東レは田辺の好レシーブからセッター近藤が幅広い攻撃を繰り広げ,
JTのブロッカー陣を翻弄し差を広げた。
JTもゴメス,塚崎にボールを集めたが点差を縮めることができず,このセットを落とした。
第2セット,一進一退の攻防を繰り広げ終盤までもつれ込んだ。
東レは焦ることなくリバウンドやレシーブから米山,ボヨビッチ,今田に振り分け,
サーバーで出場した鈴木が効果的にサーブを決め,連取した。
第3セット,JTはゴメス中心のバレーを展開したのに対し,
東レは粘り強くレシーブ上げ幅広い攻撃を繰り広げジュースにまでもつれ込んだ。
最後はJTがゴメス,塚崎のアタックでセットを取り返した。
第4セット,東レは越谷を起用し攻守を安定させ,ボヨビッチ,相澤のブロックで突き放した。
JTは国近,菅を起用し巻き返しを図ったが,東レの勢いを止められなかった
 
 
 
■ 堺ブレイザーズ(4勝) 3(22-25、29-27、25-21、26-24)1 サントリー(1勝3敗)
 
※堺のスタメン=S今村-WS名田-MB松本-OP西尾-WS石島-MB横田、L井上
 
※サントリーのスタメン=WS柴小屋-MB鈴木-OPアンドレ-WS金子-MB山村-S岡本、L津曲
 
※戦評
1セット目序盤、決定打を欠く堺に対し、サントリーはアンドレの強烈なジャンプサーブや
柴小屋のキレのあるスパイクで主導権を握り、セットを取る。
2セット目、堺は調子を上げてきた石島・西尾らの攻撃を中心に得点を重ね、
最後は名田の劇的なブロックでセットを締めくくると、この勢いをそのままに、3セット目も連取する。
最終セットとなった4セット目、堺は開始直後に3連続失点で肝を冷やすも、
横田のクイックで息を吹き返し、サントリーの猛追を許さず勝利。
 
※つぶやき・・・
堺はエースのエンダキが五輪のアフリカ代表を目指して大会に臨むため、帰国中。
そのOPには一昨年は日本代表合宿でも、OPにWSに活躍していた西尾。
パワーある攻撃が魅力の選手。正面だけならレセプションも問題ない選手です。
また日本代表のWS石島、MB松本、更に代表経験経験のあるLの井上、
元代表の息子さんのMB横田など、チームは少人数ですが、
レベルの高い選手がそろっています。個人的にはSの今村のトスが好きです。
キャプテンの北島に代わって出場した名田選手は安定した守備でチームに貢献しました。
 
サントリーは昨シーズンから荻野さんが監督で、
01~08年は日本代表として抜群の守備力を誇る津曲と、
日立国分の廃部で移籍加入したMB坂本の二人が今シーズンで引退することを表明してます。
OPにはブラジルの元サウスポーエースのアンドレが攻守に活躍しています。
この試合活躍したのは昨年日本代表候補だったWSの柴小屋。
身長こそ高くないものの、チーム一の打数で28/45=62.2%という決定率を残した。
また、レセプションでも12/17=70.6%と、まずまずの成功率を残してます。
 
 
 
■ パナソニック(4勝) 3(23-25、25-22、19-25、25-17、27-25)2 FC東京(1勝3敗)
 
※パナのスタメン=WS福澤-MB山添-OP清水-WSチアーゴ-MB白澤-S大竹、L永野
 
※FC東京のスタメン=WSグラディナロフ-MB山本-OP前田-WS手塚-MB加賀-S山岡、L山本
 
※戦評
2時間を超える激戦の末、パナソニックが勝利し開幕からの連勝を4に伸ばした
FC東京はグラディナロフのジャンプサーブや、手塚、前田のコースを狙ったスパイクで効果的に得点。
またパナソニックも福澤の高速バックアタックや勝負所で清水がスパイクを決めるなど、
お互いに一歩も引かないまま勝敗は最終セットに持ち込まれた。
5セット目序盤から、FC東京はグラディナロフのサーブ、スパイクによる活躍で
終盤まで優位に試合を運んでいたが、パナソニックは宇佐美、山本(隆)を投入し、
宇佐美の冷静なプレーでデュースに持ち込んだ。
その後、お互い一歩も譲らず、むかえた10回目のパナソニックのマッチポイントで、
大竹のブロックが決まり熱戦に終止符を打った
 
 
 
■ 豊田合成(1勝3敗) 3(25-18、27-25、23-25、25-20)1 大分三好(4敗)
 
※合成のスタメン=WS高松-MB近-OPレオナルド-WS盛重-MB幡司-S内山、L古賀
 
※大分のスタメン=WS細川-MB徳丸-OPオンテレ-WS高橋-MB小川-S山田、L迫谷
 
※戦評
第1セット,一進一退の攻防を繰り広げ終盤にもつれ込んだ。
終盤に豊田合成は内山のサーブから流れを掴み,レオナルド,高松のアタックで突き放し先取した。
第2セット,豊田合成はレオナルド,高松,
大分三好はオンテレ,高橋(和)の両者譲らぬ打ち合いでジュースにまでもつれた。
最後は高松のサービスエースが決まり連取した。
第3セット,豊田合成はレオナルドのサーブから流れを掴み5点差をつけたが,
大分三好も高橋(和)のサーブが効果的に決まり,1点差に詰め寄より接戦に持ち込むと,
中島,オンテレの3連続ブロックポイントで14-10と一気に逆転した。
豊田合成もレオナルド,高松の活躍で徐々に点差を縮めたが,
大分三好はオンテレにボールを集め,セットを奪い返した。
第4セット,豊田合成は近,高松のブロック,盛重のアタックで点差を広げた。
大分三好もオンテレにボールを集め追いすがったが,
豊田合成は盛重,レオナルドのアタックで振り切り,今シーズン初勝利をあげた