第16回アジア男子バレーボール選手権大会2011
2011年09月21日(水)~29日(木) イラン・テヘラン
2011年09月21日(水)~29日(木) イラン・テヘラン
■日本代表選手
・セッター
2 阿部 裕太 191センチ 東レ
5 宇佐美大輔 184センチ パナソニック
・オポジット
7 山本 隆弘 201センチ パナソニック
・ウィングスパイカー
6 鈴木 寛史 200センチ サントリー
9 富松 崇彰 191センチ 東レ
11 松本 慶彦 193センチ 堺BZ
12 山村 宏太 205センチ サントリー
・ウィングスパイカー
14 福澤 達哉 189センチ パナソニック
16 石島 雄介 197センチ 堺BZ
17 越川 雄 190センチ パドヴァ(イタリア)
18 米山 裕太 185センチ 東レ
・リベロ
3 永野 健 176センチ パナソニック
※オポジットの清水邦広が左ひざ故障のため不参加
■参加国
中国、日本、イラン、韓国、オーストラリア、カザフスタン、インドネシア、
インド、トルクメニスタン、パキスタン、スリランカ、アフガニスタン、タイ
チャイニーズ台北、ウズベキスタン、カタール /以上16カ国
■対戦形式
1次リーグは4カ国ずつ4グループに別れ、総当り。
その後順位予備決定戦を行い、トーナメント
■上位に入ると・・・
・1位チームにワールドカップ出場権
・2位チームで他の大陸の選手権で2位の国の世界ランクを
1カ国でも上回ればワールドカップ出場権
・日本以外の上位7カ国に五輪のアジア予選兼世界最終予選の出場権
■1次リーグ結果
・A組
1位=イラン、2位=インド、3位=チャイニーズ台北、4位=アフガニスタン
・B組
1位=中国、2位=スリランカ、3位=インドネシア、4位=ウズベキスタン
・C組
1位=日本、2位=パキスタン、3位=カザフスタン、4位=タイ
・D組
1位=オーストラリア、2位=韓国、3位=カタール、4位=トルクメニスタン
■順位決定予備戦結果
・E組(1-8位)
1位=イラン、2位=インド、3位=日本、4位=パキスタン
・F組(1-8位)
1位=オーストラリア、2位=韓国、3位=中国、4位=スリランカ
・G組(9-16位)
1位=カザフスタン、2位=タイ、3位=チャイニーズ台北、4位=アフガニスタン
・H組(9-16位)
1位=インドネシア、2位=カタール、3位=トルクメニスタン、4位=ウズベキスタン
※E・F組の結果を元にトーナメント準々決勝へ。順位はタスキ掛け
※G・H組の各組上位2チームは、9-12位の準決勝へ。
※G・H組の各組下位2チームは、13-16位の準決勝へ。
■13-16位 結果
・準決勝
チャイニーズ台北 3-0 ウズベキスタン
トルクメニスタン 3-1 アフガニスタン
・15-16位決定戦
アフガニスタン 3-1 ウズベキスタン
・13-14位決定戦
チャイニーズ台北 3-2 トルクメニスタン
■9-12位 結果
・準決勝
カザフスタン 3-2 カタール
タイ 3-0 インドネシア
・11-12位決定戦
インドネシア 3-2 カタール
・9-10位決定戦
カザフスタン 3-0 タイ
■1-8位 結果
・準々決勝
オーストラリア 3-1 パキスタン
中国 3-0 インド
イラン 3-0 スリランカ
韓国 3(25-21、28-30、22-25、25-17、16-14)2 日本
※日本のスタメン=WS米山-MB鈴木-OP山本-WS福澤-MB富松-S宇佐美、L永野
※途中出場=山村(2セット目以降、鈴木に替えて)、越川、阿部、石島
※戦評
第1セット、日本はスパイクミスで失点を重ねると5-9となったところでタイムアウトを取った。
鈴木に代え山村を投入すると、米山のサーブ時に追加点。
福澤がネットインサービスを決め1点差に詰め寄った。
しかし、相手のしぶといディフェンスの前に再度点差は開き、12-18。
山村のパワフルなAクイックに米山のサービスエースで得点し16-19。
ピンチサーバーに越川、ワンポイントブロッカーに石島・阿部と総力戦となったが及ばず、
第1セットを21-25と落とした。
第2セット、山村をセット初めから起用。開始早々、山本のサーブ時にチャンスボールを
第2セット、山村をセット初めから起用。開始早々、山本のサーブ時にチャンスボールを
富松が押し込み、好スタートを切った。しかし、スパイクが決まらない日本は6-8。
そこから山本にボールを集め10-9と逆転に成功し、1点を争う攻防が続いた。
米山のサーブ時に相手レシーブを崩し連続得点、16-15と一歩リード。
中盤は日本のペースで試合は進み、要所で福澤のブロックが出て18-16となった。
韓国も粘りを見せ19-19の同点となると、終盤、一進一退の攻防となりデュースになった。
日本は福澤にボールを集め、互いに譲らない攻防が続いたが、
最後は韓国のスパイクミスに助けられ、第2セットを30-28で奪い返した。
第3セット、前セットの流れをそのままに勢いのあるプレーを見せた日本は、8-6。
第3セット、前セットの流れをそのままに勢いのあるプレーを見せた日本は、8-6。
日本のブロックが機能し、11-7とリードを広げた。しかし16-11から、
福澤が韓国ブロックに連続して止められ16-14。ミスが出た日本は16-17と逆転され、終盤に突入。
好機にワンポイントブロッカーを投入すると、その流れから21-21と同点に追いついた。
相手のスパイクミスに乗じ逆転すると、このセット、25-23で押し切った。
第4セット、両チームとも持ち味を存分に発揮した序盤、6-8。
第4セット、両チームとも持ち味を存分に発揮した序盤、6-8。
相手の強力なジャンプサーブに苦戦し、7-12と点差が広がった。
9-15となったところで福澤に代え石島を起用。点差の縮まらない日本、14-20で終盤に突入した。
相手スパイクに対して好ディフェンスできているものの、
最後の一本が決まらず、第4セットを17-25で落とした。
第5セット、互いに得点を取り合い、富松のブロックポイントで7-6と抜けだすと、
第5セット、互いに得点を取り合い、富松のブロックポイントで7-6と抜けだすと、
相手のミスによる失点で8-6としてチェンジコート。
9-7となったところで越川をピンチサーバーに起用、そのサーブを起点に得点し、10-7。
直後、日本はオーバーラインで失点11-11と同点にされ、そのままデュースにもつれ込んだ。
最後は痛恨のスパイクミスが出て14-16と押し切られた
・準決勝 5-8位
インド 3-1 パキスタン
日本 3-0 スリランカ
※日本のスタメン=WS福澤-MB松本-S宇佐美-WS石島-MB富松-OP米山、L永野
※途中出場=越川、鈴木、阿部
※戦評
第1セット、立ち上がり、福澤の切れのあるスパイク、米山のスピードを活かしたサイドからの攻撃で得点、
8-4とリードした。日本は相手スパイクをブロックで封じ、13-8と更に点差を広げた。
16-9で後半に突入すると、センター・松本の速攻などで相手を圧倒、25-17と第1セットを先取した。
第2セット、序盤、サーブレシーブの安定しない日本は5-8と追う展開となった。
第2セット、序盤、サーブレシーブの安定しない日本は5-8と追う展開となった。
サーブが決まり出した日本は石島のサーブ時に11-11の同点とすると、
更には逆転に成功、16-13でセカンドテクニカルタイムアウトを折り返した。
終始、安定した試合運びをみせた日本、このセットを25-18で奪った。
第3セット、互いに得点を重ね、8-7。僅差で試合は進み、16-14として後半を迎えた。
第3セット、互いに得点を重ね、8-7。僅差で試合は進み、16-14として後半を迎えた。
スリランカの粘り強いレシーブになかなか抜け出すことができなかった日本だが
19-18となったところで、ワンポイントブロッカー・鈴木が見事に相手スパイクをシャットアウト。
21-18と一歩リードすると、そのまま押し切り25-20、セットカウント3-0のストレートで快勝した
・7-8位決定戦
パキスタン 3-0 スリランカ
・5-6位決定戦
日本 3(23-25、18-25、25-17、25-22、21-19)2 インド
※日本のスタメン=WS福澤-MB山村-S宇佐美-WS石島-MB富松-OP米山、L永野
※途中出場=阿部(宇佐美に替えて3セット目以降)、越川(福澤に替えて2セット目途中から)
※戦評
第1セット、立ち上がり、富松の速攻で連続得点し、流れに乗りたい日本は7-8。
宇佐美、山村と要所でブロックポイントが飛び出すと、12-10と一歩抜け出した。
しかし、直後相手サービスエースで13-14とリードを奪われ、シーソーゲームに。
富松のブロックポイントなどチャンスがあるものの、ミスが出て逆転できなかった。
一点を争う攻防が続いたが、最後は23-25で押し切られ第1セットを落とした。
第2セット、日本は山村のクイックを効果的に絡め得点を重ねた。福澤に代え越川を投入し、6-8で中盤に。
第2セット、日本は山村のクイックを効果的に絡め得点を重ねた。福澤に代え越川を投入し、6-8で中盤に。
インドのブロックに掴まりだした日本は、追う展開が続き10-16。
このセット途中出場の越川がパワフルなスパイクで応戦したが、第2セットを18-25で落とした。
第3セット、セット初めより阿部、越川を起用。石島の力強いサーブと阿部の巧みなサーブで得点を重ね8-6。
第3セット、セット初めより阿部、越川を起用。石島の力強いサーブと阿部の巧みなサーブで得点を重ね8-6。
互いに点数を奪い合い16-13で後半に突入した。
越川のサーブ時に連続得点に成功し、18-13と突き放すと、そのまま第3セットを25-17で奪取した。
第4セット、粘り強いスパイクレシーブから石島のブロックポイントなどで得点を挙げ、8-7。
第4セット、粘り強いスパイクレシーブから石島のブロックポイントなどで得点を挙げ、8-7。
ブロックが機能しだした日本は、流れを掴み16-11。
終盤、米山裕太が攻守に活躍し、チームに安定感をもたらすと、そのまま第3セットを25-22で奪った。
第5セット、阿部は強気なトスワークを見せた。両チーム共、互いに持ち味を発揮し、
第5セット、阿部は強気なトスワークを見せた。両チーム共、互いに持ち味を発揮し、
8-7でチェンジコートをした後半、米山のブロックが決まり一歩抜け出したが、インドも高いブロックで対抗。
再び9-9の同点に。長いラリーを制し12-10としたが、試合はデュースにもつれ込んだ。
最後は日本がインドを制し、21-19と最終セットを奪い、セットカウント3-2のフルセットで接戦を制した
・準決勝 1-4位
イラン 3-1 韓国
中国 3-2 オーストラリア
・3-4位決定戦
韓国 3-1 オーストラリア
・1-2位決定戦
イラン 3-1 中国
■最終順位
1位=イラン、2位=中国 →ワールドカップ出場権獲得
3位=韓国、4位=オーストラリア、5位=日本、6位=インド
7位=パキスタン、8位=スリランカ、9位=カザフスタン、10位=タイ
11位=インドネシア、12位=カタール、13位=チャイニーズ台北
14位=トルクメニスタン、15位=アフガニスタン、16位=ウズベキスタン
この大会の後、山本隆弘選手が自身のブログで悔しさを述べていました。
また、越川選手も自身のブログでチームに対して苦言を呈していましたが、
問い合わせが多かったのか記事を削除し、謝罪の文章を述べていました。
この大会での、この成績は昨年の優勝と比べると低迷しましたが、
現段階の実力だと思います。
凄くスピード重視の攻撃展開を目指しているみたいですが、未完成なのです。
何処まで詰めていけるのか、詰めれない場合、元に戻すのか・・・
ちなみに1999年のワールドカップではセッターのトスアップから
加藤陽一選手のスパイクヒットまで0.8秒程度だったみたいです。
もう12年も前に、そんなスピードで打てている・・・今のチームでは?・・・
ちなみに当時のメンバーにはセッター吉永、オポジットにノブコフ、
センターに朝日健太郎、川浦、大竹、レシーバーに青山、リベロに西村などなど懐かしい・・・
でも、全然残ってない・・・。朝日・西村はビーチ、加藤陽一は筑波ユナイテッドですが。