第16回F1VB世界ジュニア女子バレーボール選手権2011
2011年7月22日~7月31日
■日本代表選手
栁谷 祐貴子 福岡大学 168センチ S
南 美寿希 久光製薬 175センチ S
堀川 真理 東レ 180センチ OP
森谷 史佳 パイオニア 178センチ MB
二見 梓 東レ 180センチ MB
大野 果奈 NEC 181センチ MB
大野 果奈 NEC 181センチ MB
金子 早織 NEC 175センチ WS
佐々木 美麗 日立 177センチ WS
持丸 結美子 パイオニア 176センチ WS
山上 彩 筑波大 172センチ WS
村田 しおり 久光製薬 169センチ R(レシーバー)
森 寿実子 鹿屋体大 156センチ L
※1992年1月1日以降に生まれた選手であること。
■試合形式
①1次ラウンドは出場16カ国が4グループに別れ、総当り
A組 ペルー、エジプト、チュニジア、スロバキア
B組 ブラジル、セルビア、イタリア、キューバ
C組 アメリカ、ベルギー、韓国、ポーランド
D組 日本、ドミニカ共和国、中国、ロシア
B組 ブラジル、セルビア、イタリア、キューバ
C組 アメリカ、ベルギー、韓国、ポーランド
D組 日本、ドミニカ共和国、中国、ロシア
②2時ラウンドは1次ラウンドの
各組上位2チームが2次ラウンド(1-8位)進出
4チームずつ2グループに分かれ、総当り
各組上位2チームが2次ラウンド(1-8位)進出
4チームずつ2グループに分かれ、総当り
下位2チームが2次ラウンド(9-16位)進出
4チームずつ2グループに分かれ、総当り
③ ②の順位をもとに準決勝・順位決定戦を行う
■第1次ラウンドの結果
・A組
1位=ペルー 3勝
2位=スロバキア 2勝1敗
3位=チュニジア 1勝2敗
4位=エジプト 3敗
・B組
1位=ブラジル 3勝
2位=イタリア 2勝1敗
3位=セルビア 1勝2敗
4位=キューバ 3敗
・C組
1位=アメリカ 3勝
2位=ベルギー 2勝1敗
3位=韓国 1勝2敗
4位=ポーランド 3敗
・D組
1位=中国 3勝
2位=ドミニカ 2勝1敗
3位=ロシア 1勝2敗
4位=日本 3敗
■第2次ラウンドグループ分け
・E組(1-8位)=ペルー、イタリア、アメリカ、ドミニカ
・F組(1-8位)=ブラジル、スロバキア、ベルギー、中国
・G組(9-16位)=チュニジア、韓国、キューバ、日本
・H組(9-16位)=エジプト、セルビア、ポーランド、ロシア
・H組(9-16位)=エジプト、セルビア、ポーランド、ロシア
■第2次ラウンド 結果
・E組(1-8位)
1位=イタリア 3勝0敗
2位=アメリカ 1勝2敗
3位=ドミニカ 1勝2敗
4位=ペルー 1勝2敗
※イタリア・アメリカは1-4位決定戦へ、ドミニカ・ペルーは5-8位決定戦へ
・F組(1-8位)
1位=ブラジル 3勝0敗
2位=中国 2勝1敗
3位=ベルギー 1勝2敗
4位=スロバキア 0勝3敗
※ブラジル・中国は1-4位決定戦へ、ベルギー・スロバキアは5-8位決定戦へ
・G組(9-16位)
1位=キューバ 3勝0敗
2位=日本 2勝1敗
3位=韓国 1勝2敗
4位=チュニジア 0勝3敗
※キューバ・日本は9-12位決定戦へ、韓国・チュニジアは13-16位決定戦へ
・H組(9-16位)
1位=ロシア 3勝0敗
2位=ポーランド 2勝1敗
3位=セルビア 1勝2敗
4位=エジプト 0勝3敗
※ロシア・ポーランドは9-12位決定戦へ、セルビア・エジプトは13-16位決定戦へ
■ファイナルラウンド=各順位の準決勝
・13-16位決定戦=チュニジア対セルビア、韓国対エジプト
・9-12位決定戦=キューバ対ポーランド、日本対ロシア
・5-8位決定戦=ドミニカ対スロバキア、ベルギー対ペルー
・1-4位決定戦=イタリア対中国、アメリカ対ブラジル
■ファイナルラウンド1日目=各順位の準決勝結果
・13-16位の準決勝
セルビア 3-0 チュニジア
韓国 3-0 エジプト
※セルビア・韓国は13位決定戦へ
※チュニジア・エジプトは15位決定戦へ
・9-12位の準決勝
ポーランド 3-1 キューバ
ロシア 3(23-25、25-16、25-17、17-25、15-11)2 日本
※日本のスタメン=S柳谷、WS金子-MB二見-OP堀川-WS村田-MB森谷、L森
※途中出場=大野(MB)、南(S)、佐々木(WS)、山上(WS)
1次リーグではストレート負けを喫したロシアに対し、第1セットから日本のエース・堀川が躍動。
得意のインナーへ豪快なスパイクを打ちこみ、チームに流れを呼び込んだ。
スタメン全員が180センチを超えるロシアの高さの利を生かしたブロックや
センターからの攻撃に苦戦したが、村田のサービスエースから盛り返し、
森谷のサーブも効果を発し、ロシアのミスを呼び込む粘りのバレーで劣勢から追い上げ、
第1セットを逆転で先取。
サーブで攻め、ロシアの高さを封じたい日本だが、逆にロシアのサーブに翻弄され
サーブで攻め、ロシアの高さを封じたい日本だが、逆にロシアのサーブに翻弄され
1-8と大量リードを与えてしまう。追う展開の中、二見が気迫のこもったサーブ、スパイクで
反撃を試みたが、序盤の失点が響き第2セットは16-25で失った。
第3セット、金子がサーブを打ち分けロシアの守備を乱した。
第3セット、金子がサーブを打ち分けロシアの守備を乱した。
その隙を逃さず、二見、堀川がスパイクを決め、序盤は8-5で日本がリード。
しかしここからコンビミスが続き、再び流れをロシアに与えてしまった。
早めに追いつきたい日本だが、一度失った流れを取り戻すのは難しく、
終盤に森谷の連続サービスエースで追い上げたが、17-25でロシアに連取されてしまった。
第4セットは金子、堀川の活躍で日本が4連続得点と幸先いいスタートを切った。
第4セットは金子、堀川の活躍で日本が4連続得点と幸先いいスタートを切った。
しかし中盤、ロシアのブロックが再び壁となって立ちはだかり7-9と状況は劣勢に。
だがここから日本は、リベロの森が身体を張ったレシーブでボールをつなぎ、
村田が高さのビハインドを跳ね返す巧みな技でラリーを制した。
粘ってつなげる日本らしいバレーを展開、堀川の2本のサービスエースも勢いを与え、
鮮やかな逆転劇で第4セットを制し、今大会初のフルセットへ。
円陣を組み、気合とともに迎えた最終セットも一進一退の攻防が繰り広げられた。
円陣を組み、気合とともに迎えた最終セットも一進一退の攻防が繰り広げられた。
大野が気迫を前面に打ち出したブロックでロシアの攻撃を封じ、7-6と一歩抜け出したが、
ここで手痛いミスが生じ、連続失点を喫した。
堀川、村田がロシアブロックに果敢に挑み最後まであきらめずに立ち向かったが、
あと一歩が及ばず。フルセットの末ロシアに敗れ、リベンジを果たすことはできなかった
※ポーランド・ロシアは9位決定戦へ
※日本・キューバは11位決定戦へ

サウスポーエースの堀川が打ちまくる!
・5-8位の準決勝
ドミニカ 3-1 スロバキア
ペルー 3-1 ベルギー
※ドミニカ・ペルーは5位決定戦へ
※スロバキア・ベルギーは7位決定戦へ
・1-4位の準決勝
イタリア 3-0 中国
ブラジル 3-2 アメリカ
※イタリア・ブラジルは優勝決定戦へ
※中国・アメリカは3位決定戦へ
■ファイナルラウンド2日目=順位決定戦の結果
・15-16位決定戦
エジプト 3-1 チュニジア
・13-14位決定戦
セルビア 3-0 韓国
・11-12位決定戦
日本 3(25-19、25-13、25-22)0 キューバ
※日本のスタメン=S柳谷-WS金子-MB大野-OP堀川-WS村田-MB森谷、L森
※途中出場=WS佐々木
2次リーグではストレート負けを喫したキューバに対し、第1セット序盤から
日本は積極的なサーブで攻めた。金子のサービスエースを皮切りに、
森谷、栁谷、村田が狙いどころを的確に攻めたサーブでエースを奪い、
キューバの高さを生かした攻撃を封じた。
2次リーグではブロックに捕まったが、その経験と反省を活かし、
今大会初スタメンの大野がブロックの間にうまく打ち切り、25-19で第1セットを先取した。
第2セットも日本がキューバを圧倒。第1セットと同様にサーブで主導権を握り、
第2セットも日本がキューバを圧倒。第1セットと同様にサーブで主導権を握り、
キューバの攻撃に対しては大野、森谷のセンター線がブロックで徹底マークし、
ワンタッチを取ったボールは確実にチャンスボールとしただけでなく、
ブロックを抜けた強打はリベロの森がファインレシーブを連発。
意気消沈したキューバに対し、日本が終始優勢に試合を運び、
第2セットは25-13と大差をつけて連取した。
コートの選手だけでなく、ベンチ、スタンドの観衆が1つになりニッポンコールで大声援を送る中、
コートの選手だけでなく、ベンチ、スタンドの観衆が1つになりニッポンコールで大声援を送る中、
第3セットも日本の優位は変わらない。森、村田は観衆から拍手や歓声を沸き上がらせる
好レシーブでチャンスをつくり、勝負どころは堀川が決めた。
サーブレシーブが乱れ、一時は16-21と逆転されたが
森谷の連続サービスエース、大野のスパイクでキューバのお株を奪う連続得点で終盤に再逆転し、
ライトから堀川のスパイクでマッチポイントを握ると、最後も堀川がブロックで25点目を挙げ、
3-0でキューバに勝利した


リベロの森が懸命なレシーブを見せる

緊張の糸が切れた瞬間
・9-10位決定戦
ロシア 3-1 ポーランド
・7-8位決定戦
スロバキア 3-1 ベルギー
・5-6位決定戦
ドミニカ 3-1 ペルー
・3-4位決定戦
中国 3-1 アメリカ
・1-2位決定戦
イタリア 3-1 ブラジル
■最終順位
1位=イタリア
2位=ブラジル
3位=中国
4位=アメリカ
5位=ドミニカ
6位=ペルー
7位=スロバキア
8位=ベルギー
9位=ポーランド
10位=ロシア
11位=日本
12位=キューバ
13位=セルビア
14位=韓国
15位=エジプト
16位=チュニジア

※戦評は日本バレーボール協会のウェブページより
※写真は世界バレーボール連盟より