■6月11日(土)
①5-8位の準決勝
ドイツ 3(25-8、25-20、25-27、25-17)1 イタリア
オランダ 3(25-23、26-24、24-26、25-20)1 ペルー
※イタリアとペルーは7位で大会終了
②1-4位の準決勝
日本 3(25-22、25-19、25-23)0
※日本のスタメン=WS新鍋-MB岩坂-OP狩野-WS江畑-MB荒木-S中道、L座安
モントルーバレーマスターズ、セミファイナルラウンド。
日本の対戦相手は、予選ラウンド・プールAを1位通過した中国。
第1セット序盤から、中国の強打を狩野舞子、座安琴希が好レシーブした。
江畑幸子がレフトから決め、流れに乗った日本は、
中道瞳のサービスエースなどで9-5とリードを広げた。
その後も中国の攻撃に対し、しっかりとブロックでワンタッチをとり、
江畑と新鍋理沙が決め、16-10と更に点差を広げた。
終盤、中国の高いブロックに捕まったが、序盤のリードを守り25-22で第1セットを先取した。
第2セット、日本はサーブで中国の守備を翻弄し、ミスを誘った。
中道、狩野のコンビネーション、江畑のレフトからの強打、軟打を折り混ぜたスパイクで
流れを掴むと、18-13と点差を広げた。終盤サービスエースを取られ、
追い上げられた場面もあったが、座安の粘り強いレシーブで再び流れを引き戻し、第2セットを連取した。
第3セット、序盤からシーソーゲームが続いた。
19-19で江畑がブロックに捕まり19-20。粘り強くボールを繋いで、狩野が決め20-20。
両チーム譲らずシーソーゲームが続いた。
荒木絵里香がサーブで相手布陣を崩し、ミスを誘い23-22。
最後は江畑がバックからフェイントを決め、苦しいシーソーゲームを制し、
セットカウント3-0のストレートで中国に勝利。見事、決勝進出を決めた。
キューバ 3(25-27、25-22、17-25、26-24)1 アメリカ
6月12日(日)
・5位決定戦
ドイツ 1(20-25、25-15、18-25、26-28)3 オランダ
・3位決定戦
中国 3(16-25、25-13、29-27、25-23)1 アメリカ
・優勝決定戦
日本 3(26-24、25-18、25-19)0 キューバ
※日本のスタメン=S中道-WS新鍋-MB岩坂-OP狩野-WS江畑-MB荒木、L座安
モントルーバレーマスターズ、ファイナルラウンド。
決勝は、6月11日の対戦でフルセットの末敗戦を喫しているキューバとの再戦となり、
何とかリベンジを果たしたい日本。
第1セット序盤、江畑幸子がキューバの高いブロックに捕まり4-8とリードを許した。
カルカセスにサービスエース、高さとパワーを誇るスパイクを決められ、
6-12と更にリードを広げられた。
中盤、江畑に代わって入った迫田さおりが連続スパイクを決め、
17-19と追い上げに成功。23-24の土壇場、キューバのスパイクミスで同点並ぶと、
新鍋理沙がレフトから2連続で決め26-24で逆転し、第1セットを先取した。
第2セット、岩坂名菜のサーブで相手守備を崩し、ミスを誘った。
迫田のブロック、中道瞳の好レシーブで8-3とリードを広げた。
キューバの高いブロックに捕まった場面もあったが、
粘り強くボールを繋ぎ、16-11と点差を守った日本。
終盤、ピンチサーバーで入った石田瑞穂がサービスエースを決め24-17。
最後は中道、狩野舞子のコンビネーションが決まり、第2セット連取した。
第3セットも試合の流れは日本。全員がサーブで攻め、キューバのレシーブを崩し、
中道のツーアタック、迫田のバックアタックなどで、12-8と点差を広げた。
中盤、高いブロックに捕まった場面もあったが、
落ち着いてサイドアウトを取り20-15と相手を寄せ付けなかった。
新鍋も終始安定したサーブレシーブとブロックアウトを狙った巧みなプレーを見せ、23-18。
再びピンチサーバーで出場した石田が相手布陣を乱し、
単純になった攻撃を迫田がブロックして24-19。
最後のポイントも迫田がレフトからストレートに決め25-19、
セットカウント3-0のストレートでキューバにリベンジを果たし、見事優勝を決めた
最終順位
1位=日本 初優勝
2位=キューバ
3位=中国
4位=アメリカ
5位=オランダ
6位=ドイツ
7位=イタリア・ペルー
個人賞(日本関係分のみ抜粋)
MVP:中道(東レ)
ベストスパイカー:江畑(日立)
ベストサーバー:岩坂(久光)
戦評はJVAのウェブページより