春の高校バレー2011 男子決勝!!



東亜学園(東京) 3(24-26、25-19、21-25、25-19、15-12)2 鎮西(熊本)

新生春高の初代王者を決める戦いは、まさに最高峰の戦いにふさわしい、
大激戦となった。
第1セットでまず抜けだしたのは東亜学園。
土井のサーブから山本の連続ブロックなどで、
中盤一気に6得点を挙げる。
鎮西がエースの池田が負傷退場し、
決め手に欠く中、東亜学園はさらに高橋のサービスエースなどで得点し、
17-10と鎮西を突き放す。
このまま東亜学園が逃げ切るかと思われたが、
ここから鎮西はセッターの田尻を中心に、怒涛の反撃を開始。
センター・村上のブロックや、
リベロ・緒方のファインレシーブなどで盛り立て、
何と終盤に追いつき、24-24で第1セットからジュースへ。
追い上げを許した東亜学園に対し、
追いついた鎮西は勢いをそのままプレーに結びつけ、
久木原のバックアタック、日車のブロックで26-24、
鮮やかな逆転で第1セットは鎮西が先取した。
続く第2セットは再び東亜学園が優勢。
1セット目に続いて、サーブで攻めて要所はブロックという理想的な展開で、
最後まで隙をつくらず、栗山のクイックで25-19、
今度は東亜学園が第2セットを奪取。
1-1で迎えた第3セット、鎮西は2年生のセンター福山の
サービスエースやクイックで得点を量産。
田尻の強気なトスワークも冴え、アタッカー陣を巧みに操る。
ようやく本調子になり始めた池田もうまく使い、
第3セットは鎮西が25-21で奪い返す。
優勝に向け、第4セットのスタートから鎮西が走る。
田尻のサーブで攻め、東亜学園のミスを誘い4-1とリード。
しかしここから東亜学園は、セッターの山本がサイドの土井、
途中出場の吉田(純)をうまく使い、逆に流れを呼び寄せる。
焦りの見える鎮西はミスを出し、最後もサーブミスで25-19、
セットカウント2-2のまま最終セットを迎えた。
15点先取の第5セットで、鎮西は最高の立ち上がりを切る。
池田、久木原のスパイクで5-1と大量4点をリード。
しかしここでも東亜学園の山本のサーブが火を噴く。
強烈なジャンプサーブが鎮西の守備を崩し、大事な場面で一挙8連続得点。
9-5と逆に東亜学園が4点のリードを得る。
勝利へ向けて鎮西も最後まで食い下がり、
田尻のツーアタックや福山のブロックで応戦したが、
最後は鎮西のエース・池田が東亜学園・高橋にブロックされ、
15-12、東亜学園がフルセットでの大熱戦を制した。
 
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<男子個人表彰一覧>

最優秀選手賞
山本 湧 3年 179センチ 東亜学園(東京)

優秀選手賞
山本 湧 3年 179センチ 東亜学園(東京)
高橋 拓也 2年 188センチ 東亜学園(東京)
池田 隼平 3年 191センチ 鎮西(熊本)
田尻 信太郎 3年 186センチ 鎮西(熊本)
柳田 将洋 3年 186センチ 東洋(東京)
冨永 航一 2年 189センチ 大村工(長崎)

ベストリベロ賞
福島 孝輝 2年 168センチ 大村工(長崎)

勝利監督賞
小磯 靖紀 東亜学園(東京)

応援賞
習志野(千葉)

入場行進賞
伊奈学園総合(埼玉)