春の高校バレー2011 男子準決勝
準決勝から5セットマッチ(3セット取ると勝利)に変わります。
鎮西(熊本) 3(25-19、25-20、19-25、25-23)1 東洋(東京)
昨年の春高決勝の再現となった東洋と鎮西の一戦。
昨年の失敗を繰り返さぬよう、鎮西は序盤から
東洋のエース・柳田を徹底マーク。
その策が当たり、まず先行したのは鎮西。
得点したい場面でエースが止められ、
焦りからか東洋はらしくないミスも連発。
中盤に連続失点を喫し、さらにリズムを失う。
柳田を中心に立て直しを図る東洋だが、
この日絶好調の久木原のサービスエースなどで
完全に勢いに乗った鎮西がそのまま押し切り
第1セットは25-19で先取した。
続く第2セットはまず東洋が連続得点でリードしたが、
鎮西もすぐに追いつき、1セット目に続いて中盤の連続得点で逆転に成功。
鎮西・畑野監督が「今日の出来は最高だった」と称えた久木原の活躍で、
第2セットも東洋を振り切り、鎮西が2-0と勝利に迫る。
もはや万事休すかと思われた東洋だが、
ここで昨春の王者としてのプライドを見せる。
「全部打つつもりでいた」という柳田が、
気迫のこもったスパイクで得点し、
ライトからは岩橋が巧みな攻撃で続く。
ようやく東洋が本来のリズムを取り戻し、
最後はセッター・関田のダイレクトスパイクを決め25-19で第3セットを奪取した。
決勝へ向けた第4セット。
鎮西は再び徹底した柳田対策の成果をいかんなく発揮し、
得点をとられても得意のブロックですぐさま取り返す。
柳田頼みになる東洋に対し、鎮西はセンター線も絡めた攻撃を展開し、
徐々に東洋を翻弄。20点以降の猛追も及ばず、
23-25で第3セットを失い、1-3で敗れた東洋・柳田は
「自分の力が出しきれなかった」と唇を噛みしめた
準決勝から5セットマッチ(3セット取ると勝利)に変わります。
鎮西(熊本) 3(25-19、25-20、19-25、25-23)1 東洋(東京)
昨年の春高決勝の再現となった東洋と鎮西の一戦。
昨年の失敗を繰り返さぬよう、鎮西は序盤から
東洋のエース・柳田を徹底マーク。
その策が当たり、まず先行したのは鎮西。
得点したい場面でエースが止められ、
焦りからか東洋はらしくないミスも連発。
中盤に連続失点を喫し、さらにリズムを失う。
柳田を中心に立て直しを図る東洋だが、
この日絶好調の久木原のサービスエースなどで
完全に勢いに乗った鎮西がそのまま押し切り
第1セットは25-19で先取した。
続く第2セットはまず東洋が連続得点でリードしたが、
鎮西もすぐに追いつき、1セット目に続いて中盤の連続得点で逆転に成功。
鎮西・畑野監督が「今日の出来は最高だった」と称えた久木原の活躍で、
第2セットも東洋を振り切り、鎮西が2-0と勝利に迫る。
もはや万事休すかと思われた東洋だが、
ここで昨春の王者としてのプライドを見せる。
「全部打つつもりでいた」という柳田が、
気迫のこもったスパイクで得点し、
ライトからは岩橋が巧みな攻撃で続く。
ようやく東洋が本来のリズムを取り戻し、
最後はセッター・関田のダイレクトスパイクを決め25-19で第3セットを奪取した。
決勝へ向けた第4セット。
鎮西は再び徹底した柳田対策の成果をいかんなく発揮し、
得点をとられても得意のブロックですぐさま取り返す。
柳田頼みになる東洋に対し、鎮西はセンター線も絡めた攻撃を展開し、
徐々に東洋を翻弄。20点以降の猛追も及ばず、
23-25で第3セットを失い、1-3で敗れた東洋・柳田は
「自分の力が出しきれなかった」と唇を噛みしめた



東亜学園(東京) 3(25-21、20-25、21-25、29-27、15-12)2 大村工(長崎)
ファイナルの座をかけたこの日最後の試合は、
フルセットまでもつれこむ白熱した一戦になった。
立ち上がり、セッターを軸にコンビバレーで攻撃を展開する両チームが
真っ向からぶつかる。冨永、山川の硬軟織り交ぜたスパイクで
着実にポイントを加算する大村工に対して、
東亜学園は1年生の冨田がスパイク、ブロックで活躍。
僅差のままゲームが進行すると、
東亜学園が栗山の機動力でペースをつかむ。
最後は高橋にボールを集めて、粘る大村工を振り切った。
第2セットも互いに好プレーを披露。
大村工はセンターをおとりにして冨永が立て続けにスパイクをたたき込み、
山川のスパイク、高山のブロックなどでポイントを加算。
一進一退の展開から、中盤に入って先に流れをつかんだのは大村工業。
中島のダイレクトスパイクなどで3連続得点を奪うと、
要所で冨永が決めて大村工業がセットカウントを振り出しに戻した。
ここからゲームはさらに白熱の様相を見せる。
第3セットも互いに1点ずつ取り合う展開から、
大村工が粘り強い守備から山川が決めて3連続得点。
さらに徳永のブロックが機能して、リードを広げる。
点差を守り切ってこのセットを制し、大村工が決勝進出に王手をかけた。
あとがなくなった東亜学園は、第4セットに入ると下級生が活躍。
調子の上がらない主将の吉田(元)をベンチに下げると、
ここから栗山が怒涛の3連続ブロックポイント。
さらに吉田(元)に代わって入った吉田(純)が守備でチームに貢献。
レシーブが安定した東亜学園が本来のコンビバレーを取り戻し、
先にセットポイントを奪う。大村工も追い上げ、
冨永のサーブポイントで24-24とジュースに持ち込むが、
執念でボールをつないだ東亜学園が土井のスパイクなどで粘り、
29-27でこのセットをものにした。
第5セットはもはや気持ちと気持ちのぶつかり合い。
序盤こそ大村工がリードしたが、
東亜学園は栗山のブロックや冨田のノータッチエースなどで6連続得点。
大村工も冨永が気迫でスパイクをたたき込み1点差まで詰め寄る。
ここで東亜学園は3枚ブロックで大村工の冨永をシャットアウト。
これでマッチポイントを奪うと、最後は冨永のブロックで熱戦に終止符を打った



ということで、決勝の対戦カードは
高さあるブロックの鎮西 と 速攻&ブロックの東亜学園
ということになりました。
ここまで、鎮西は守備が崩れにくく
なかなか凄い対戦になりそう。
サーブが走ったチームが勝つ感じ?
※写真・試合文書は春の高校EXPRESSより