春の高校バレー2011 男子準々決勝結果、男子準決勝の対戦カード

春の高校バレー2011　男子　準々決勝結果！！



東洋（東京）　2（30-28、25-20）0　習志野（千葉）

ふだんから練習試合を行う東洋（東京）、習志野（千葉）の対戦。
お互い手の内はわかっていた。
習志野の対策は当然、東洋エース柳田をいかに止めるか。
習志野はブロック陣が大きく機能。リベロのディグも随所に光る。
第1セットから大熱戦。ジュースにもつれ込んだ試合、
それでも東洋セッター関田は柳田にボールを集めた。
29、30点目と柳田はそれに応え、連続バックアタックで先取。
第2セットに入っても習志野の粘りは続く。
高いセンター攻撃、時間差を決める千住。
熱戦は続いたが、最後は再び柳田。
終盤連続ポイントを重ね、習志野を突き放した

大村工業（長崎）　2（25-17、25-20）0　福岡大大濠（福岡）

高校三羽ガラスの１人、山田脩造の福岡大腑大濠、
高さと安定感あるレシーブが魅力の大村工の一戦。
実力拮抗の試合と思われたが、
第1セットは開始直後に5連続得点した大村工が25-17で奪う。
エースの山田を中心に攻撃を試みる大濠に立ちはだかったのは
大村工のブロックの壁。普段から練習試合を行い、
手の内を知っているだけあって、
3枚そろえてシャットアウトするシーンが何度も見られた。
第2セットに入っても大村の硬い守備は崩れない。
加えて徳永、高山のクイック攻撃、山川、冨永のレフト・スパイクなど
攻撃でも長所を発揮。サイドアウトが続く場面もあったが、
終始有利な展開で試合を進めた大村工が
25-20で第2セットを取り、ベスト4進出を決めた

鎮西（熊本）　2（25-23、23-25、26-24）1　駿台学園

鎮西（熊本）は昨年の春高準優勝校。もちろん今回も優勝候補の一つ。
対する駿台学園は、東洋、東亜学園に続く東京第3代表。
鎮西有利と目されたが、ゲームは予想外の大熱戦。
第1セット、終盤20‐16と駿台学園がリード。
このセットこそ鎮西エース池田が底力を見せ逆転に成功したが、
続く第2セットは再び駿台学園リードで終盤まで進み、
結局、勝負はフルセットへとなだれ込む。
第3セット、またも駿台学園優勢。
けん引したのはキャプテン鈴木だった。
やや細身の印象ながら、池田と互角、いや互角以上の勝負強さを発揮。
レフトから、そして後方に回ってはバックアタックと
随所にキレ味抜群のスパイクを見せ、鎮西を圧倒。
19‐15まで鎮西をリード。しかし、ここから鎮西も盛り返し、正に一進一退。
鎮西が決めれば鈴木も負けじ。
が、最後はその鈴木のスパイクがアウトとなり、
26‐24で鎮西が準決勝進出を決めた。

東亜学園（東京）　2（25-10、23-25、27-25）1　東山（京都）

試合を終えた勝者と敗者、両者の瞳に涙が光る。
ベスト４をかけた東亜学園と東山の一戦は、それほど壮絶なものだった。
まず先行したのは東亜学園。
冨士田のサーブから一挙７連続得点を挙げ、21-７と大差をつける。
サーブ、ブロック、スパイク、すべてのプレーで一方的に攻めきる東亜にとっては
理想的な展開で、第１セットは25-10で先取した。
続く第２セットに入っても東亜学園の優位は変わらず、
セッター山本のブロックなどで第１セット同様に先行する。
しかし東山もようやく反撃を開始。
２セット目以降は１年生エースの今井が覚醒。
レフトからキレ味鋭いスパイクを次々に決め、
試合終盤で遂に逃げる東亜の背を捕える。
20点以降の驚異的な粘りを見せた東山が、
最後は池田の時間差攻撃で25-23、フルセットへ突入した。
最終セットも両者譲らず、まさに手に汗握る一進一退の攻防が続く中、
先に抜け出したのは中盤に連続得点を挙げた東山。
15-12と一時は３点のリードを得たが、東亜のブロックが再び牙をむく。
まさに壁となってそびえる東亜のブロックが東山の攻撃を仕留め、
24-24のままジュースへ。
繰り返される長いラリーの決着をつけたのは東亜・山本。
ライトへ走り込んだスパイクが決まり27-25で東亜学園が勝利した。

男子準決勝の対戦カード

①　東洋（東京）　対　鎮西（熊本）　←昨年の男子決勝と同じカードです！

②　大村工（大分）　対　東亜学園（東京）

東京　対　九州？

※試合文書、写真は春の高校バレーEXPRESSより