ジャパネット杯 春の高校バレー
第63回全日本バレーボール高等学校選手権大会
平成23年1月5日(水)~1月9日(日)  東京体育館
女子3回戦結果!!
 
 
 
東九州龍谷(大分) 2(25-14、25-13)0 東海大三(長野)
 
昨日見事な試合は運びで近江との試合を制した東九州龍谷が今日も圧巻の試合を見せた。
立ち上がりから堅実なレシーブと速いサイドへの平行トスで次々とスパイクを決めていく。
どうにか反撃したい東海大三だがスパイクがことごとく拾われ、切り返される苦しい展開に。
第一セットは25-14で東九州龍谷が難なく奪う。
第ニセットも序盤から東九州龍谷ペースでゲームは進む。
連続得点で19-9と大幅なリード。
東海大三のエース帯川が強烈なスパイクをたたき込む見せ場を作るも、
結局反撃には至らず25-13で東九州龍谷の勝利。
ストレートで早々とベスト8へ進んだ。
 
 
 
 
 
下北沢成徳(東京) 2(25-17、25-18)0 京都橘(京都)
 
まずは下北沢成徳のエース大竹がレフトから打ち込んで1点目、
第1セットはその大竹が高い打点を生かしたスパイクにサーブに活躍して先行する。
京都橘は180センチのセンター清水らが懸命にブロックを試みるが、
なかなか大竹を止めることはできないままじりじりと下北沢成徳がリード。
その清水のブロックや、小田の高速スパイクなどで京都橘も得点するが、
レシーブが安定せず連続得点には結び付けられない。
結局このセットは25-17と大差で下北沢成徳がものにした。
流れを変えたい京都橘だが、2セット目も
下北沢成徳は大竹と鈴木らが得点を重ねてペースを保つ。
京都橘は相手サーブにも苦しめられ、
なかなか反撃のきっかけがつかめない。
20-11と下北沢成徳リードから、
京都橘も柴田のフェイントや小田のバックアタックを決めて一矢報いるものの、
最後はやはり大竹。ブロックの上からたたき込んで下北沢成徳がストレートでの勝利。
 
 
 
 
 
鹿島実(佐賀) 2(25-22、25-23)0 四天王寺(大阪)
 
好セッター石橋を軸に、速い攻撃を身上とする鹿島実。
力武のスパイク、高場のライト攻撃などで8連続得点を奪うと、
12-5とリードを広げて序盤のイニシアチブを握る。
四天王寺も大久保の得点などで追撃するが、
鹿島実は粘り強くボールを拾って落ち着いた試合運び。
25-22で第1セットをものにした。
一方の四天王寺は、エースの高本がマークされて苦しい展開。
第2セットも1年生セッターの佐々木を軸にトスを散らすが、
連続得点にはつながらない。4-9となったところで、
四天王寺の谷監督は佐々木に代えて、セッターの森川を投入。
古家後の速攻や高本のスパイクで苦しい時間帯を耐えると、
前衛に上がってきた大久保の得点などで1点差まで詰め寄る。
しかし、ここで鹿島実の蘭監督は、タイムアウトを要求して相手に傾きかけた流れを寸断。
高場のブロックなどで再びペースを取り戻すと、
終盤には石橋が四天王寺の高本を立て続けにシャットアウト。
四天王寺の怒涛の追い上げを振り切り、鹿島実が溝口のスパイクで試合を決めた
 
 
 
 
 
古川学園(宮城) 2(25-13、25-16)0 熊本信愛女学院(熊本)
 
1セット目序盤、古川学園に硬さが目立つ。
細かいミスや熊本信愛女学院岩崎のアタックなどで、
なかなか連続得点を奪うことができない。
その悪い流れを切ったのはやはり大野ツインズだった。
果歩と果奈の2枚ブロックを皮切りに古川学園のエンジンがかかる。
巻き返しを図りたい熊本信愛女学院だったが、25-13と大きく引き離され第1セットを終えた。
続く2セット目は、序盤から古川学園ペース。
大野果奈の連続得点をはじめ、高い打点からのアタックで終始熊本女学院を圧倒する。
そのまま試合は推移し25-16で古川学園が勝利を手にした。
 
 
 
 
 
鹿児島女(鹿児島) 2(25-14、25-18)0 聖カタリナ女(愛媛)
 
昨日の試合で二見要する大和南に
ストレートで勝利した聖カタリナ女対誠英にフルセットで勝利した鹿児島女の一戦。
立ち上がり鹿児島女は速攻やダブルクイックを絡ませた見事なコンビバレーを展開し
10-3と大きくリードする。対する聖カタリナ女は入江、渡辺の高いスパイクを軸に
じわじわ差ををつめていき12-15と3点差まで詰め寄る。
しかし鹿児島女はここからが強かった。
安定したサーブレシーブから圧巻のコンビバレーを見せつけると
聖カタリナのブロックをあざ笑うかのようにスパイクを決めていく。
結局このセットは25-14の大差で鹿児島女が奪う。
なんとか粘りたい聖カタリナ女は入江の速攻、岡部のサイド攻撃で猛攻をかける。
相手のミスもあり10-7とリードを奪った聖カタリナ女だが、
長い長いラリーをものにできずにそこから鹿児島女に連続得点を許し、
13-11と逆転を許してしまう。どうにか再逆転をねらいたい聖カタリナ女は、
鹿児島女の時間差攻撃を3枚ブロックで止め15-15まで追いつくも、
最後は鹿児島女のコンビバレーの前に8連続失点し25-18で力つきた
 
 
 
 
 
共栄学園(東京) 2(25-17、25-20)0 増穂商(山梨)
 
お互いにユース、ジュニア代表メンバーを擁する注目の一戦。
増穂商はエース金子にボールを集めるが、
共栄学園は主将の堀川を軸とした高いブロックで待ち構え、
そこを抜けたボールはリベロ柴田が確実にレシーブ。
立ち上がりから増穂商は相手を崩すきっかけを作ることができず、7-0と大きく差が開いた。
ようやく金子が押し込んでゲームは動き出す。
その後は一進一退となったが、スタートの差は詰まらずこのセットは共栄学園が逃げ切った。
増穂商には後がない第2セット。しかし共栄学園は堀川のほか、
1年生の辻村や針生も伸び伸びと活躍し序盤リード。
渡辺の速攻やブロックも決まって増穂商も追い上げを開始し、
終盤には1点差にまで迫ったが、最後は共栄学園の土田が放ったサーブが増穂商コートへ。
ストレートで勝負は決した。
 
 
 
 
 
和歌山信愛女子(岡山) 2(25-14、25-15)0 岡山東商(和歌山)
 
セッター原が巧みなトスワークで、アタッカー陣を牽引。
多彩な攻撃を披露した信愛女短大附が岡山東商を下し、ベスト8にコマを進めた。
立ち上がりは信愛女短大附の吉田が軟打を交えたスパイクで確実に得点を積み重ねる。
センター岡崎、ライト清水もそれに続いて、信愛女短大附が大きくリード。
梶田が立て続けにブロックポイントを奪い、17-7と差を広げる。
岡山東商も志智のスパイク、植野のサーブポイントなどで応戦。
しかし、粘り強くボールを拾う信愛女短大附が、安定した試合運びで第1セットを制した。
続く第2セットも、序盤から信愛女短大附が走る。
宮井が球足の長いサーブで相手の守備をかく乱すると、清水、梶田が決めて6連続得点。
セッター原のトスワークも冴え、岡山東商のブロックに揺さぶりをかける。
中盤には吉田のブロックポイント、岡崎の連続得点などで一気に突き放すと、
要所で吉田が強打を爆発。
最後まで集中力を切らさなかった信愛女短大附が、25-15と圧倒した。
 
 
 
九州文化学園(長崎) 2(25-17、25-23)0 細田学園(埼玉)
 
1セット目、互いに一歩も譲らぬ展開を抜け出したのは九州文化学園だった。
一時は11‐11までもつれこむも、
細田学園上坪のサーブミスから九州文化学園が点差を広げる。
前後に揺さぶる速いサーブを駆使して25‐17で1セット目を先取した。
しかし、細田学園も引き下がらない。
インターハイで惨敗した雪辱を果たそうと、必死にボールを繋ぐ。
2セット目では長いラリーをことごとくものにし、17-15とリードを奪った。
しかし反撃はここまでだった。
九州文化学園は細田学園に17点目を許した後のタイムアウトをきっかけに、
一気に加速する。そのまま九州文化学園が逃げ切る形となり、
25-23でベスト8へと駒を進めた
 
 
 
 
 
 
 
女子準々決勝の対戦カード
 
① 東九州龍谷(大分) 対 鹿島実(佐賀)
 
② 古川学園(宮城) 対 下北沢成徳(東京)
 
③ 鹿児島女(鹿児島) 対 和歌山信愛女(和歌山)
 
④ 共栄学園(東京) 対 九州文化学園(長崎)
 
九州勢が強い!ベスト8に九州勢4校が進出ですよ~。
 
 
 
 
※試合内容の文書、写真は春の高校バレーEXPRESSより