携帯電話を持つようになって15年
時間が分かるから、腕時計はしなくなった
 
今では気が向いたときだけ、時計を腕にはめる
といっても、父の形見の自動巻きオメガと、30年ほど前に購入したコスモサインである
 
コスモサインは以前書いたが、小さな文字盤に夜空の星が正確に描かれていて、その時間に見える星座や星々を表示する
いわゆる普通の時計の「恒星時運転」と、地球の自転による回転を示す「太陽時運転」の2つが入っているものだ
まあ、理屈はともかく、小さすぎて、何を表示しているのかは分からない
マニアックな世界である
 
ただ、長年止まったままだったが、電池を入れ変えたらきちんと動きだした
クオーツ時計とは、すごいものだということは分かった
 
イメージ 1時折、ささやかな物欲に襲われる
先日、オークションサイトを見ていたら、ジャンク品の時計をまとめて出品している人(業者)がいるのを見つけた
ジャンク品だから、動いてはいない
がらくた時計である
と言っても、故障なのか電池切れなのか分からない
 
普通、そんなものに手は出さないのだが、そのときは11点まとめて出品されているジャンク品に目が止まった
なぜなら「ムーンフェイズ」ばかりだったからだ
 
ムーンフェイズとは、字のごとくお月さまが表示されている
これには2種類あって、単に「昼は太陽、夜は月が現れる」という単純なものと、月齢を表示するものとに分かれる
 
月齢表示は最新のデジタル時計にもあるが、こちらのオークションにあったのはすべてアナログ
つまり、満月の画面がアナログで満ち欠けする
そこにひかれた
 
ということで、11点合わせて1700円で落札してしまった
革バンドは、もう耐用年数を超えているし、1本を除いてすべて破棄した
金属バンドは、アルコール消毒した
あとは、裏ぶたを開けて、電池の種類を確かめ、交換してみるだけである
 
というわけで、電池もネットで3個とか5個とかまとめて安く買った
1個80円ぐらいにしかならない
そして、今日までに裏ぶたを開けることが出来た8個は、電池を入れ変えたらすべて稼働し始めた
 
つまり、単なる電池切れだ
もっとも、1個は秒針が取れて、盤の中に堕ちていた
あと、金属バンドのものが、私の腕には小さすぎて、ややきついというのが1個あった
 
さて、机の中は、腕時計だらけになった
これが、ささやかな物欲を満たした結果である