「次郎吉のことが、雑誌に載っていた」と知人に教えられ、そのコピーをいただいた。
雑誌とは、JALホテルズの季刊館内誌「FOUNTAINS(ファウンテンズ)59号」である
 
表紙は、女優の浅野温子さん。
その54ページに、松任谷愛介さんというロンドン在住の総合プロデューサーが寄稿している。愛介さんは、松任谷正隆さんの弟だそうだ。
 
「海を越えた日本人」というタイトルで、まずジョン万次郎のことに触れている。
「カルフォルニアの土を踏んだ日本人第一号なのだろうか」としたうえで、「富山の北前船・長者丸の次郎吉たちがハワイに着いたのが、ジョン万次郎より2年早い。しかし、未開の地カルフォルニアが栄えたのはゴールドラッシュ以降だから、西海岸に渡ったとは考えにくい」としている。
 
確かに、次郎吉たちは天保13年(1842)9月上旬から半年間、現在のアラスカ(当時はロシア領)に滞在しものの、アメリカ西海岸には行っていない。
アラスカも、支配者である少数のロシア人以外は先住民族(一般的にインディアンと呼ばれる人々)が暮らす土地だった。
 
それにしても、長者丸の次郎吉たちのことが、こうした雑誌に載ることは珍しい。
この雑誌は、ネットでも見られる。興味がある方は、検索してみていただきたい。