昨日、北アルプス立山連峰の雄山(3003m)に登った
当たり前だが、山はしんどく、そして素晴らしい
 
猛暑続きのなか、天気予報では午後から雨か雷雨というあまりよくない
それでも、出掛けたのは立山黒部アルペンルートの運賃が7月21日から「富山県民感謝デー」で3割引となっていた、その最終日だったからである
 
イメージ 1                    室堂の「立山玉殿の清水」。後方の山は右から雄山など
 
こちらは立山登山が目的なので、立山駅からケーブルカー、高原バスを乗り継いで室堂(2415m)まで
通常なら往復4190円だが、2940円となる
 
ここまで調べたのはよかったのだが、頭の中ではケーブルカーの始発が6時だと勝手に思っていた
そこで、5時に家をでて、車で立山駅に向かった
着いてから判明したのが、7時発だったことである
もう夏山のハイシーズンは終わっていた
 
午後から天気が崩れることを想定し、なるべく早く登りたかったが最初から1時間のロス
なんとも間抜けな話だ
切符の販売所で窓口が開くのを待っていたら、遠来の観光客が「富山県民はいいわね。今日だけは富山県民になりたい」という声も聞こえた
 
ケーブルカーは7分の乗車で、美女平(977m)へ
高原バスに乗り換えて、8時20分ごろには室堂に着いた
天気は快晴
大日連山などが眼前に広がり、鋭い山容の剱岳も顔を出している
雄山など立山は逆光で、見にくいが屏風のようにそびえている
 
日ごろの運動不足から、行けるところまで行こうという、のんびりムード
とにかく一の越(2705m)まで登山道を歩く
そこまでは石とコンクリートで登山道が整備されている
 
イメージ 2                      登山道に残る雪渓。前方のくぼんだところが一の越
 
さすがに8月最終日である
登山道を覆う雪渓は一か所のみ
こちらはランニングシューズだから、滑らないよう細心の注意を払う
 
イメージ 3                           歩いてきた道を振り返る。室堂小屋が眼下に
イメージ 7
                                    下弦の月と、飛行機雲が見えた
 
なんとか一の越まで、たどりついて一服
トイレは協力金100円である
昔の臭いトイレに比べたら、立派になったものだ
 
15分ほど休んで、いよいよ雄山頂上へ
息が切れる
10歩ほど進んでは立ち止まる
体力の衰えが如実に分かる
しかし、立ち止まると、息はすぐに元通り
 
イメージ 4                                頂上の社務所まであとわずか
 
それを繰り返して、少し平らなところまでたどり着く
中年の登山者らが「立山を甘く見ていたなあ。富士山は時間がかかるけど、こんな急坂ではない」と言っている
 
イメージ 5                                    最後のきつい岩山を登る
 
その平らな部分から先は、ほとんど岩だけになる
だから軍手は必需品だ
岩に手を掛け、バランスを取りながら登る感じになる
他の登山者とのあいさつも頻繁になる
 
休み休み登ったが、10時半には頂上に着いた
小さな一歩を繰り返すことが、何かを成し遂げられるという見本であろう
 
イメージ 6                                    頂上の雄山神社・峰本社
 
頂上にある雄山神社の峰本社で参拝
お祓いのあと、お神酒をいただいて早々に下山した
なにしろ、頂上にたどり着く前から、ガスがかかり、眺望は全くきかないからだ
いつ雨が落ちてくるかもしれない
 
なんと午後1時には室堂に戻ってきた
こんな慌ただしい立山登山は初めてだった
それでも、なにかは得られた
山はいい
ほんとにいい
 
下界に戻り、立山駅から車に乗ってすぐに雷と土砂降りの雨に見舞われた
山でこんな天気にならなかったことを立山大権現に感謝するのみである