「漂民次郎吉-太平洋を越えた北前船の男たち」(福村出版、税込1995円)が、ようやく一般流通し始めた
この男のことを耳にしたのは、平成に入ってすぐだから、もう20年も前のことである
実際に調べ始めたのは、4年ほど前
 
そして、2年前に別の出版社から刊行されるはずだったが、不況でとん挫してしまった
いまは、ネット上に名残があるだけだ
 
イメージ 1それにしても-と思う
調べるのも書くのも大変だし、ゲラになってからも福村出版さんからさまざまな指摘を受けた
物書きを自認する身としては恥ずかしい限りである
ただ、出版を決意していただいた石井さん(明石書店、福村出版両社の社長)には感謝するしかない
 
そして、一般流通が始まると、今度は売り込みに走らなければならない
本は、どれだけ中身に自信があろうと、人々が存在を知らないと売れるわけがない
かつて見たデータでは1日に270冊の新刊本が出るという話だ
 
書店さんも毎日あふれ出る本をすべては置けないし、売れ筋以外の本は、たとえ店頭に出しても、次の本のスペースを空けるために、間もなく撤去される
それが出版を取り巻く現実である
 
今回、いかに売るか、継続させるか
それに知恵を絞っている
ネット書店では販売が始まったが、店頭はこれからだ
その間に、いろいろと仕掛けをし、「こんな男が日本に、江戸時代にいたのだ」ということを真剣にアピールしていこうと思っている
 
幸い、先行して読んだ人たちからは、半ば驚きを持って「面白い」という評価をいただいている
それだけが励みだ