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春日大社をあとにして歩き始めたら、すぐに、高畑駐車場の看板があった
「そうそう、ここから新薬師寺に歩いて向かおう」と、すぐに決まった
暑いが、できるだけ木陰のあるほうの歩道をゆっくりと行く

新薬師寺は何度か来たことがある
昔は黄土色の土塀に無数のいたずら書きがされていて痛々しかったものだ
それが今は土塀を覆ってある
味気ないが仕方がないのだろう

前回来たのは、すでに20年以上も前
長女がベビーカーで眠っていて、本堂の入り口のそばに置いて夫婦交代で中に入ることにした
すると、お坊さんが「ベビーカーを中に入れてもいいですよ」と言ってくれた
おかげで、薬師如来はもとより、十二神将もゆっくりと拝むことができたのである

さて、中に入って一回りすると、本堂の片隅でビデオを放映している
十二神将ができたばかりのころ(天平時代)の色彩をコンピューターで再現したときの映像だという
今は、すっかり白っぽくなってはいるが、再現された姿はまさに極彩色の鮮やかさ
「やはりね」と思いつつ、最後まで見てしまった
古い昔だからといって、くすんだ色とは限らない

それにしても、1200年前の人々の技術・センスに現代人が追いつけないのは、進化する部分としない部分があるように思わせる

新薬師寺を出たら、足は白毫寺に向かう
こちらこそ訪れるのは40年ぶりぐらいかもしれない

自動車がようやく通れるくらいの道を行く
途中、道路下にお地蔵様があるのは、全く変わっていない
百日紅の花が笠のように全体を覆っているのが美しい

白毫寺の参道の石段まで来て、こんなところだったなあと思い出した
一番上まで登って振り返ると奈良の街並みが眼下に広がる
いつの間にか、そんな高さまで登ってきていたのだ
ここは高円山のふもとである

本堂をお参りして、境内をうろうろしていたが、何かが変
閻魔王がいるはずなのにない
いったい、どこだったかと探したが見つからない

本堂の裏手に回ったら、「宝蔵」という鉄筋の建物があり、そこに本尊の阿弥陀如来像から、閻魔大王坐像もそろっていた
自分で電気をつけて入り、出るときに電気を消すように書いてある

閻魔様を見て、なぜだかほっとした
「いずれ、よろしく」とは念じなかったが、顔見知りになっておけば何かいいこともあろう