「来た時よりも美しく」
そんな標語が観光地に行くと書いてある
「とるのは写真だけ、残すのは足跡だけ」というのもある

いずれも見事な標語である
特に「来た時よりも美しく」というのは、思いやりの心というか日本人らしい精神が現れていて素晴らしい

イタリアの大聖堂に日本人が落書きをして騒ぎになっている
次から次へと出てくるそうだ
名前のほかに「岐女短」とか「京都産業大学」などと学校名まで書いているから、罪の意識はまったくないだろう
もちろん、「羞恥心」もない

いや、身元が分かるようなものが書いてないほうが悪質なのかもしれない
そんな落書きは、全国の神社仏閣にある
たいてい、相合傘やハートマークで名前を連ねている

せっかくそこを訪れたのに、落書きがあっては興ざめだろう
なのに、新たに落書きを加えていく
「すでに書いてあったから、いいだろうと思った」とよく言い訳される
自分というものがない
人の尻馬に乗って、行動する
それでは、テリトリーを主張するためにオシッコをかける犬と変わらない

落書きは、日本では文化財保護法違反とか、器物損壊の罪に問われる
外国でも似たようなものだろう
宗教によっては、神への冒涜として重い罪が科せられることもある

いずれにしろ、戦後になって古い価値観が排斥され、「罰あたりなことをしてはいけない」と教えなくなった
そんな家庭の責任を痛感してしまう