このことに触れるのはやめようと思っていたが、やはり書くことにした
例の鳩山法相を「死に神」と書いた朝日新聞夕刊の素粒子のことである
なぜなら、鳩山法相のほうが過剰反応ではないかという論調も見られるからだ

確かに、鳩山法相はこれまで「友達の友達はアルカイダ」発言を含め、実に失言放言が多くて、呆れさせられた
大臣としての資質に、首をかしげる人も多いだろう
だが、このことと「死に神」と名指しされたことは別問題だ

昔、記者になりたてのころ、先輩からこう教わった
「人を批判する記事を書く場合は、その人の面前で言えるだけの内容にすべきだ」と
つまり、書いたものが誰かわからないからと言って、言いたい放題をしてはだめだということである

今、ネットの社会では、その匿名性から、まさに言いたい放題のコメントを入れている人もいる
たぶん、その人の面前では言えないことを書いている

それと、今回の「死に神」表記が似ているなあと思ってしまうのである
おそらく、夕刊が出る前のゲラの段階で、「まずい表記」だと、気づいた社員も多かろう
しかし、素粒子を書くのは偉い論説委員である
何も言えなかったのだろうと想像する

社会の公器とまでは言わないが、大新聞にものを書いているプロとして、はたしてどうだろうか
表現は適切だったと今でも思っているのだろうか
なんとなく、週刊誌に近付いていると言ったら、新聞、週刊誌双方に失礼なのだろうか