京都の街が大好きだ
若い時から何度も出かけた
1200年の歴史の重みを肌で感じたいからである

荘厳な寺院に鎮座する仏と対峙するとき
身震いするほどの感動がある
現世の汚れが落とされ、清浄な心になるような気もする

しかし、昔からこの京都には魑魅魍魎も棲んでいた
都ならではの華やかさの裏側の世界である

京都市役所で、またその魑魅魍魎が姿を現した
服喪休暇を不正に取得していた職員が5年間で43人もいたという
おじやおばが亡くなったとうそをついて休んだ

中には12回も不正取得した消防署の女性職員(49)もいたという
親戚の多い家なのだろう

死んでいない人を死んだという
それで、自分が得をする
うそにきれいも汚いもないが、このうそはサイテーのうそだろう

だいたい、それをチェックできない組織とか上司も噴飯ものだ
これまで、不法行為により数々の逮捕者を出してきた京都市役所ならではのずさんな世界があるのだろうか

仏教では、人が亡くなってから49日までの間に7回の裁判があると教えている
その5回目に閻魔大王という裁判官が登場する
水晶でできた鏡で死者の生前の悪業がすべて明らかにされる
そのとき、うそをつくと獄卒という鬼が舌を抜くというわけだ

そんなことを絵空事として笑い飛ばす人たちなのだろうか
いや、人として正しく生きようとは思わないのだろうか
ただただ、呆れるばかりだ