
9月1日から始まる越中八尾「おわら風の盆」は今年、曜日に恵まれた。金曜-日曜というめぐり合わせである。しかし、例年でも「踊りを見るどころか人の背中しか見えなかった」などと苦情が出るくらい、大変な混雑だ。今年も相当な人手が予想されるので、本番をあきらめて前夜祭に行ってきた。混雑の緩和を狙って各町内が8月下旬から持ち回りで開いているものである。
この写真で、少しは雰囲気を味わってもらえたら幸いだ。泣くような胡弓の音色に、女性の踊り手の白い指先がすっと止まる。優雅さ、色気。元気な踊りは全国に多いが、こんな優美な伝統芸能はないだろう。日本美の極致である。