4年間を振り返って 作間洸介 | 北九男子laxブログ

4年間を振り返って 作間洸介

4年DFの副主将兼戦術長の作間洸介です。
長くなりますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。


最後の機会だから、自分がどんなプレイヤーだったかなと考えてみました。
私はプレーで皆を引っ張れるような、上手なプレイヤーではありません。
運転神経は悪く、身長はいつまでたっても伸びません。
同期のDFは、運転神経が良いくせに身長も高いです。
後輩DFもユースのやつがいたり、上手いプレイヤーばかりです。


嫉妬しかありません。 


普通にラクロスのプレーで競ってたら勝てないなと思いました。
そんな私が彼らに勝つための武器に選んだのは、DFを理解し、考え動かす力でした。
考える事は誰にでも出来ます。
DFは組織力だと私は思ってます。
ゴーリーを含め7人で1つのまとまりとなってどう守るか、どう動かしていくか。
1つのまとまりとして動かすためには、まず理解し、考えなければいけない。
そこを私の武器にしようと思いました。
上手いプレーは出来ないけど、DFを中から考え動かす力は同期にも、チームのDF誰にも負けてないと思ってます。
4年生だからそんなの出来て当たり前だと思われるかもしれませんが、私はそうは思いません。
1番になるため、自分が試合で必要とされる選手になるために、私なりに努力して掴んだ武器です。
決してプレーは上手くなくても、活躍できる場は必ずあると信じてきました。
プレーで勝てないのなら、ライバルが持ってない能力を伸ばして戦えばいいのです。
私の場合はこの武器でした。


しかし色々と述べたものの、最後のリーグ戦を終えて思うのは、やっぱ上手なロングは格好いいなと心の底では憧れています。
ボールを奪い、運び、なんなら自分で点を取ってしまう。
もし、北九に頭もプレーも凄いDFがいたら私の出番なんてなかったでしょう。
強いチームは、DFが上手です。
その点でいうと私では役不足だったかもしれません。
でも、下手くそが下手くそなりに武器を持って、チームをファイナル3にまで導く力添えは出来たかなと思います。


この1年間全勝優勝にむけて、本気で必死にやってきました。
目標は達成できませんでしたが、リーグ戦最下位から、4年生でファイナル3に出場し、リーグ戦3位という1つ歴史を変えることは出来ました。
しかし、優勝への未練たらたらです。
北九がファイナルの舞台で活躍し、優勝できたらどんなに幸せだっただろうと考えただけでも泣きそうになります。
それでも、この1年間やってきたことは間違ってはなかったと思います。
私が1~3年生の時とは比べものにならないくらい、勝つための準備を1年間してきました。
戦術長としてチームやポジション毎でミーティングを通して、どうすれば強くなれるのかラクロスを考える時間を増やしてきました。
特に戦術班の皆とは、途方も無いぐらいミーティングをして、部活がオフの日でも、いつも戦術班の皆と会っていたような気がします。
こんなことは強いチームでは当たり前なのかもしれません。
しかし、今までの北九には無かったことなのです。
本気で勝つために考える時間を作り出せたことが、更にこの時間で皆の考える力を伸ばすことを出来たことが、この1年間が間違えではなかったと私が思える根拠です。
あの時間は、考える力は、これから更に強くなっていく北九の礎になってくれると信じてます。


最後に、私は北九の皆を誇りに思ってます。
特に同期には感謝しかありません。
私達の代は人数が少なく、ユースになれるようなスター選手は1人もいません。
でも、弱かった私達だからこそ成り上がりたい、弱い北九を変えていきたいと思う気持ちは1番強かったと思ってます。
皆と今まで行けなかった舞台に行けて、見たことない景色を見ることが出来て最高でした。

今まで応援して下さった関係者の皆様、本当にお世話になりました。
最高に充実した4年間でした。
ありがとうございました。


4年DF 副主将兼戦術長
作間洸介

{79EFED14-16C8-49ED-B821-2CE91CFF1E85}