今日で終了。

メガネ君の、勝ちだ!

会社の取った結論は、担当者の交代。


だがまたまたメガネ君は、新しい担当者に噛み付いてしまった!

どうしたら、連絡が上手く行くのだろうか?

同じ手法で、他の人たちには上手く連絡が取れている、届いている案内状が、必ずきていないと昨日も、吼えている。


良かれと思った施設の改修もにも、苦情を言っている。


売上が悪いのはわかるが、それは施設のせいではなく、メガネ君の作る「売場」「商品」「価格」「面積」「お客様」との総合的ギャップの発生だと明らかだが、智恵の足らないメガネ君には、それが解らないだけだ。


メガネ君の作る売場と品揃えは、どこにもっていっても成功しない。

お客様の目線で何も出来ていないからだ。


後、時系列で何が発生したのか、メモを作っている。

まめだ! 私には出来ない行動だ。

それをネタに、取引先の怠慢を指摘し、苦情に形を変えていつも吠えだす。


そのまめさを、お客様の要望に変えてみれば、何が悪いのかわかるはずなのに。

すべて、周りの責任にし、本質を見失う、典型的仕事の出来ないタイプなのだ。


「貧しいのは、愛を知らないだけ」と誰かの歌にあったが、心の貧しさはメガネ君を取り巻く人の愛の足りなさか?ネガネ君に愛するひとがいないのか?


とりあえず、私の役目は昨日で終わってしまった。

あとは、静かに見守るしかない。


自分では動けない、風吹く日を待ちわびる「のれん屋」さんは、いつもで続くのだろう?

黒・赤・黄色・緑・何色に染めたいのかわからずじまいの、のれんは、今日も揺れずにいる。

急に風の向きが変わった。

今年一番の北風だ、しかも小雨も引き連れてきた。


こんな日に限って、空を使っての出張の日だ。


私のスラックスはまだ夏物、下から少しずつ冷たさが体全体を支配していく気がする。


白い翼を広げて、飛び立っていく鉄の塊、白と黒と交じり合った雲の中をためらいも無く上ってゆく、正直恐怖感が心をもてあそんでいる、シートベルト着用ランプはまだ開放されないまま、右・左・上下に揺れ続ける。

機長からのアナウンスは「飛行には問題ありません」この言葉に、この鉄の塊に付き合っている多くの人は誰も信じてはいないことだろう。


1時間10分の空間から開放された、この鉄の塊は羽田空港に無事到着した。


私は見かけと違う。心弱気人間であると空を使っての移動のときにいつも考えさせる。


心の中を伝えられたら、全て上手くいくだろうか?

名古屋のメガネ君に、この思いを伝えれば、くすぶっている小さな火は、炎に姿を変えることは明らかである。


お前がいる限り、合同会議には出ない!

でも次の月の会議には、その姿があった。メガネ君は大人なのかうそつきなのか、KYなのか?


メガネ君の部下がもしいたのなら、雨の日には安心して乗れない鉄の塊の中に搭乗させられたあわれな人達だろう。


快晴無風の空にも搭乗したくないと、思っているのではないか?


ただメガネ君とお付き合いするのも、今月が最後となる。


風が吹かぬと動けぬ、暖簾は自分の足ではどこへも行けない、世間知らずか?

九州のある町でスーパーか゜突然倒産した。2400名の社員は、ある日をもって新しい仕事を探し出した。


ひとり又ひとり、離れていき、ひとり残務処理の為意味の無い、仕事に追われた日々を不思議に今思い出している。


運良く、専門職についていたからか、沢山の企業から誘いはあったが、22年ひたすら働いたせいか、突然の倒産に心が疲れたのかはわからないが、しばらくゆっくり休むことをえらんて゜しまった。


何をやろうとか、この機会に勉強しようとか、まったく考えてなかった、3ヶ月ほどホンとにゆっくりと過ごした、もう7年も前のことなのに、ふと思い出す。


名古屋のメガネ君と知り合ったからかもしれない。すでに経営状態は末期状態と思われる企業戦士である。

言うこととしていることがまったく違う、ただ自分の会社が好きな典型的マゾと言うべき、人間だ。


もめ出して、早1ヶ月ほどたつ。ついに上司の野中が、ついにメガネ君と会う日が近づいてきた。


何を話すのか?原因張本人の私は、意外と冷静に今を受け止めている。


自分の力では動けない、のれんは風の力でも借りて、なびくしかない。


いつまで、揺れ続けることが出来るのだろうか?