「福ちゃんのお友達」
今朝は高原慶一朗さんの著書よりご紹介します。
人の命が生れるとき、人は涙とともに喜びます。人の命が終わるときにも、人は涙とともに悲しみます。人は感動とともにこの世に生まれ、感動とともにこの世を去っていくのです。
人が生きていくプロセスもまた感動に彩られています。喜怒哀楽なくして過ごせる時間など、人生のなかにいっときたりともありません。
感動する心の乏しい人の人生は砂漠のようでしょう。感動をともなわない仕事は不毛であり、感動の込められていない商品は売れず、感動の不足した経営は社会に受け入れられません。
ですから、いつも本物に触れ、人と人の間にあって感受性を磨きながら、私たちは感動を忘れたくないものです。
何かを見たり聞いたりして、自分のなかの本能が動き、揺さぶられる。「おおっ」と思う。その「おおっ」を一日のうち、一生の間に、どれだけたくさん感じられるか。それが人生を実り多いものにするか、そうでないかの分かれ目となります。
生きることは感動すること。感動多き人生が人間の行間を広くし、その振幅を大きくするのです。
「賢い人ほど失敗する」
高原慶一朗さん
PHP出版より。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます