今朝はリチャード・ワイズマン博士の著書よりご紹介します。
1.感謝の気持ちを育てる
人生の中で自分が感謝することを3つ書き出す。
または、この1週間の間に特に上手くいった事柄を3つ書き出す。
ひと月程の間、幸福感が高まる。
そしてそれまでより将来に対して楽観的になり、健康状態も良くなる。
2.財布に赤ちゃんの写真を入れる
財布に赤ちゃんの写真を入れておくと、失くしたときに戻ってくる割合が3割増える。
写真に写る赤ちゃんの顔が、人の親切心を目覚めさせ、持ち主に返そうという気持ちが高まる。
3.キッチンに鏡を置く
自分が食べるものを選ぶとき、目の前に鏡があると32%の人が健康に良くない食品を避けた、という実験結果がある。
鏡に映る自分を見ると体型が気になり始め、身体によい食品を選ぶようになるのだ。
4.職場に鉢植えを置く
職場に植物を置くと、男性社員の発想力が15%高まり、
女性社員は問題に対してそれまでより独創的な解決法を考えだせるようになる。
植物があることでストレスが減り、気分が良くなって想像力が高まるのだ。
5.二の腕に軽く触れる
人の二の腕に軽く触れると、頼みを聞いてもらいやすくなる。
人は誰かに触れられると、無意識に相手を上位の存在として受け止めるからだ。
6.パートナーとの関係について本音を書きだす
パートナーと毎週、数分ずつ、自分たちの関係をどう感じ、どう思っているか、
お互いに本音を書きだすと、関係が長続きする率が二割増える。
7.ウソを見抜くときは目を閉じ、相手の言葉に耳を傾ける
相手の嘘を見破るヒントは、その言葉づかいに隠れている。
人はウソを話すとき、「うーん」「えー」などの言葉が多くなり、
自分を指す「私に」「私が」「私の」などの言葉を使わなくなる。
電話よりE-mailの方が、ウソをつく確率が2割減る。
メールでは記録が残るためだ。
8.子どもを褒めるときは、才能ではなく努力をほめる
「よくやったわ、ずいぶん頑張ったのね」など、
子どもの才能より努力を褒めると、
実際の結果がどうであれ子どもの励みになり、
失敗を恐れることがなくなる。
9.成功した自分ではなく、前進する自分をイメージする
夢が現実になった時の自分を思い描く代わりに、
目標達成に向けて一歩一歩、前進する自分を思い描く方が、はるかに成功する確率が高い。
特に効果的なのは、第三者の立場で眺めること。
客観的に自分を眺める人は、主観的に自分を眺める人に比べて成功する率が2割高い。
10.自分が遺せるものについて考える
親友が自分の葬式で弔辞を述べる場面を、少しの間想像してみる。
自分は個人として、あるいは仕事人として何を遺せるだろう。
それを考えると自分の長期的な目標が明確になり、
現在、その目標に向けてどこまで進んでいるかを自覚することができる。
「その科学が成功を決める」
リチャード・ワイズマンさん
文春文庫より。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます
