今朝は斉藤一人さんの著書よりご紹介します。
これから、成功法則の話になる。人間というのは、魂がどんどん、どんどん成長してくるんだけど。その成長は、どうやってするかっていうと、因果を通して成長するようになってんだよ。
で、因果って何ですか?って。まあ、「カルマ」っていうんだけど。
このカルマっていうのは、悪いことをすると、悪いことが起きるということ。
“いいこと”をすると、“いいこと”が起きる――それは「ダルマ」というんだよ。
悪いことして、悪いことが起きるのが、カルマ。“いいこと”をして“いいこと”が起きるのが、ダルマっていうんだよね。 オッケーかい。
それで、この因果を怖いものだ、って思ってる人がいるけど。因果って、怖くもなんともないんだよ。怖いものとして、金もうけに利用したヤツがいるんだよ。因果を商売にしてるヤツがいるんだよ。
だけど、実際は、ちっとも怖い話ではないんだよ。 いいかい。
因果っていうのは、たとえば、私が恵美子さんの足を踏むよな。それで、踏んでるオレは痛くないんだよ。でも、踏まれた恵美子さんは痛いよな。
だけど。
オレがまた踏まれれば、痛いのはわかるよな。わかるかい?
人間って、やったり、やられたりして、人の痛みがわかるようになるんだよな。オッケー?
じゃ、因果は罰ですか?――っていうと、罰ではないんだよ。オレが、恵美子さんの足を三時間、踏むとするんだよ。それと同じように、オレが三時間、踏まれるんなら、罰なんだよ。オッケーかい。
だけど、魂の成長のために出てきてることだから、「オレも前世で人の足、踏んだんだな」ってことがわかれば、それで終わりなんだ。 わかるかい。
だから、人に足を踏まれたら、人の痛みがわかるようになった。
「やられたら、よくわかった」って。
「こんなことは、二度とするの、止めよう」って。
「人の嫌がることは止めよう」と言ったら。
これを因果の成就というんだよ。もう、その因果は、成就しちゃうと消えちゃうんだよ。
だから、簡単なこと言うと、「あの人、ああなのよ」って人の悪口言うと、自分が言ってるときはいいんだよ。だけど、逆に自分が言われると、相当ショックなんだよ。わかるかい。
いじめも、いじめてるヤツは大してショックは受けてないんだ。いじめてるヤツは楽しいからやってるんだよ。だけど、やられてる方は、自殺するぐらい、命にかかわるぐらい、嫌なんだよ。わかるかい?
そんなのって、生まれ変わってかわりばんこ、やられないとわからないんだよ。わかるかい?
ほんとうの因果論
だから、以前、忠夫さんが会社でいじめにあってたとき、
「その上司に『感謝してます』て言ってごらん」って。
それで忠夫ちゃんが「感謝します」って言ったら、いじめがなくなったんだよね。それって因果が消えたんだよね。
・・・・・・中略・・・・・・
で、あなたのやったことが出てくるんだから、必ず自分で刈り取らされるんだよ。
だから、今世、あなたがものすごく“いいこと”をすると、あなたの来世にあなた自身に、ものすごく“いいこと”が起きるんだよ。
だから、「あんないい人が、なぜ、あんな苦労してるのかしら」って言うけど、その人はロクでないことをしたんだよ。
で、みんな、ロクでないことをしてるんだよ。山ほどしてるんだよ。
だって、今だって未熟な人間が、一千年前なんか、もっと未熟に決まってるんだよ。
前世でロクでないことしたのを、今世、自分で刈り取るんだよ。
ただし、そのなかから、自分が背負えるようなものしか選んでこないんだよ。だから、今世は、これと、これと、これを解消してきます、って、神さまと相談しながら自分で決めてきたんだよ。
自分で決めてきたものだから、自分の力でゼッタイこえられるんだよ。オッケー?
「知らないと損する不思議な話」
斉藤一人さん
PHP出版より。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます