
「まだまだ青いぜ、チっ」
アルフレッド・アドラーさんの思想をまとめた本をご紹介します。
「アドラー心理学」は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という問いに。きわめてシンプルかつ具体的な答えを提示します。
世界はシンプルであり、人生もシンプルであるとアドラーは主張しています。
「世界」が複雑なのではなく、あなたが「世界」を複雑なものとしている。
人は客観的な世界に住んでいるのではなく、自ら意味づけをほどこした主観的な世界に住んでいる。
井戸水の温度は年間を通してほぼ18度で一定しています。これは誰が測定しても同じ、客観的な数字です。しかし、夏に飲む井戸水は冷たく感じられるし、冬に飲むと温かく感じます。温度計では常に18度を保っているのに、夏と冬では感じ方が違うわけです。
そのときの「あなた」にとっては、井戸水の冷たさも温かさも、動かしがたい事実なのです。習慣的な世界に住んでいるとは、そういうことです。われわれは「どう見ているか」という主観がすべてであり、自分の主観から逃れることはできません。
あなたの目には世界が複雑怪奇な混沌として映っている。しかし、あなた自身が変われば、世界はシンプルな姿を取り戻します。問題は世界がどうであるかではなく、あなたがどうであるか、なのです。
あなたはサングラス越しに世界を見ている。そこから見える世界が暗くなるのは当然です。だったら、暗い世界を嘆くのではなく、ただサングラスを外してしまえばいい。
私が変われば、世界もシンプルな姿を取り戻す。人は変れます。のみならず、幸福になることもできます。
「自由とは他者から嫌われることである」
ダイヤモンド社より。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます