「我がことのように喜ぶ」 | 北風家のおやじのブログ

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「ラベンダー」













今朝は小林正観さんの著書よりご紹介します。



「強い立場」になればなるほど、大きく育ってくるエネルギーが、三つあります。

「強い立場」とは、「ある組織の中で上位にいる」とか、自分のすることが「評価されたり」「賞賛されたり」、「それなりの数字を達成した」などの場合です。

「物質社会での成功者」と言ってもよいでしょう。

その三つとは、「嫉妬心」「自己顕示欲」、それに「復讐心」です。

私は、

「この三つは、心の中から完全に追い出すことはできず、抑え込むことはできるが、機会があればいつでも芽吹こうとしている根強いエネルギー。

だから、いつも意識をして、大きく育てないように監視をし続ける必要がある」

と思ってきました。

そんな「嫉妬心」の対極に位置する言葉が、お釈迦様が残した「随喜功徳(ずいきくどく)」という言葉かもしれません。

「随喜」とは「心の底から喜ぶ」「心の底からうれしいと思う」こと。

「随喜功徳」とは、「人が喜んでいるときに同じ気持ちになって心の底から喜んであげること」が「功徳」(徳を積むこと、徳積み)になる、というものです。

ずいぶん簡単な「徳積み」のように思えますが、人が幸せであることを「嫉妬」する心からしたら、その「嫉妬心」の対極にある、「我がことのように喜ぶ」ことは、意外に難しいことなのかもしれません。

祝ってあげる、喜んであげる、そいうことを意識して積極的に表現するだけで「徳を積む」ことになるというのですから、ありがたく楽しい話ではありませんか。

「この世の悩みがゼロになる」
小林正観さん
大和書房 より。

あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます