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今朝は致知出版社の「人間力メルマガ」よりデューク大学福島孝徳教授の
お話をご紹介します。
脳外科医・福島孝徳さんは極めて難易度の高い手術を専門にし、
自ら開発した「鍵穴手術」は 世界中の患者さんから絶大な支持を得ているのみならず、
世界中の脳外科医たちがその執刀ぶりを学ぼうと 見学に来るという。
71歳のいまも世界各国を駆け回り、
年間600もの手術を果たしている驚異のスーパードクターが語った
「仕事の極意」として、福島孝徳教授のお話を紹介しています。
私にとっての大きな決断は48歳の時のアメリカ行きでした。
私は元来、限りなく日本人なんです。
大和魂を持っている。毎朝、明治神宮のほうを向いて、
「神様、学校に行ってまいります」と。
父からそういう教育を受けてきましたから。
でも、本当に日本が嫌になっちゃったんですね。
日本の学術会と大学はなんということだと。
臨床が重視されず、論文の数と人脈が医師の評価基準とされる。
それで私は日本での仕事に限界を感じていたんです。
で、世界へ出ようと。
ただ、アメリカへ行って通用するかどうか一切分からないわけですよ。
私はドイツへ2年間留学している時に、 ドイツ人と1回喧嘩したことがあるんですけどね、
議論の果てに彼がなんて言ったかというと、 「俺はドイツ人だ。だから俺が正しい」と。
日本人のくせに黙れってことですよね。
そういうことを平気で言う。
やっぱり欧米の人は人種偏見があるんですね。
そういう中で負けないためには実力を示すしかない。
他の人が治せないようなものをスッと治して帰る。
もうこれしかないんですよ。
だから、不眠不休でやっていました。
部屋に日の丸の旗を貼って、軍艦マーチをかけてね。
そうすると心が躍るわけですよ。きょうも絶対負けないぞと。
要するに、普通のことをやっていたら勝てないんで、
アメリカ人ができない、やらないことに挑戦しなければ勝てない。
脳外科の手術はABCDとあるんです。
Aは単純で易しいやつ、 Bはちょっと難しい。
C、Dはコンプレックス、ディフィカルト と言って、極めて難しい。
私はCD専門なんです。
ですから毎日が戦いでね、 絶対に合併症を起こさないぞと。
訴訟天国のアメリカで、今日まで22年間やってきて 1回も訴えられていません。
私の信条は患者さんのために全力を尽くす。
私は全人生を、全情熱を 患者さんとその家族のために尽くしているので、
手術室に入った時から この患者さんが安全に手術をして、
最高の結果で手術室を出ていくまで戦いなんですね。
ただ、やっぱり人間に完璧はあり得ない。
年間600やっていて、合併症がどうしても2、3人出るんですよ。
これだけは辛いですね。
合併症を引き起こす確率では、 他の医師が10%、20%、30%のところを
私は1%以下でいっていますけど、ゼロじゃない。
夜寝る時に「明日の手術は大丈夫かな」 という不安は常にあります。
だから、最後は神様を信じるしかないんですよ。
自分が一所懸命、患者さんのために
全力を尽くしてやっていれば、必ず神様は味方してくれる。
そういう信念を抱いて手術に向かっています。
日本人は大事な仕事場や神聖な場所に入る時、白足袋を履くでしょう。
私にとってオペ室は歌舞伎役者の舞台と同じ。
だから日本でもアメリカでも、手術に臨む時は白足袋を履いているんです。
神様に味方される生き方をして行きます!
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます