
「しろいはな」
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今朝は
大人気シリーズ“あるじじいの話”をご紹介します。
その青年は何もかもやる気をなくし、
自分の人生をどうしたらいいかも分からなくなって、
じじいを訪ね、こう聞きました。
「なぁ、じいさん・・・
変なこと聞いてもいいか?
あのさ、天国ってあるのかなぁ?
おれ、天国に行きたいんだ・・・」
じじいはニコッと微笑んで、「天国はあるぞ~」と答えました。
青年は更に聞きます。
「じゃあ、どうしたら天国にいけるんだ?
おれに教えてくれっ!」
まあまあ落ち着いて、、、とでも言いそうな顔で、諭すように話しをはじめました。
「お前さん、例え天国に行ったとしても、例え天国に行けたとしてもじゃ、
自分ひとりしかいなかったら、寂しくて悲しくて辛いんじゃなかろうか・・・
どんなご馳走も
一人で食べたら寂しいし、その美味しさを誰かに伝えたりすることも出来ないんじゃぞ!
どんなに素敵な風景が広がっていても、それを誰かと共有出来なかったら、何の意味も無いじゃろう!
人はみんな、誰かを幸せにしたり、喜ばせたりして、自分の幸せを感じるものなんじゃよ!!!
決して自分一人だけで幸せを感じることは出来ないんじゃ・・・
そう考えると、この世は、この世こそが、もしかすると天国かもしれないぞぃ。
いつも隣で笑ってくれている人は、もしかすると天使かもしれん。
職場で厳しくしてくれている人は、もしかすると自分の成長を願っている妖精かもしれないぞな。
そして、誰かにとって自分も、その天使なのかもしれないってことじゃ!
だとしたら、お前さん、
もっと笑ったほうがええぞ!
もっともっと微笑むんじゃ!
もっともっと愛していこうぞ!
この世はもう既に、天国なんじゃ。
もしも悲しくて苦しくて絶望を感じるほど辛かったのなら、ひとりで乗り越えられそうになかったら、抱え込まずに誰かに話すんじゃ。
みんなそうして支え合っているんじゃからな」
青年は一人悩んでいた事を、おもいきって家族や友達に相談することに決めました。
誰かに聞いてもらったら、みんな同じようなことで悩んでたという事に気付き、一人じゃないことを知り、青年に笑顔が戻っていったそうです。
本当はそのじじいに相談しようとしたんだけど、
あのじじいときたら、
「あっ、その悩みの相談は他の人にしてくれ、
わしは“せんべい”買って帰らなきゃならんからな」と・・・
人のことより“せんべい”かよっ!っと声に出かかったがやめておいたとさ。
(おしまい)