
「姪の子供、姉もかわいいのです」
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今朝はひすいこたろうさん・スズキケンジさんの著書よりご紹介します。
ひすいは子どもたちの前で気をつけていることがあります。
ご飯を食べる前に手を合わせて「体の一部になっていただきありがとうございます。いただきます」、
僕は必ずそう言って食べるようにしています。
ごはんを食べられること、それはとてもありがたいことなんだということだけは、しっかり子どもたちに伝えたいって思っています。
さっき食べたものから僕たちの身体は作られます。
人が良くなると書いて「食」です。
たとえば、あなたがマグロをふた切れ食べたとします。
そのマグロは生涯でおよそ1000匹のイワシを食べるそうです。
そのイワシはアミエビを約5億匹食べ、そのアミエビはプランクトンを約5兆食べている。
ちなみに、マグロふた切れは、消費エネルギー的には人間が20分生きられるくらいのエネルギーなのだそうです。
つまり、僕らは20分生きるために、マグロふた切れを通して、1000匹のイワシ、アミエビ約5億匹、プランクトン約5兆の命をいただいているわけです。
僕らがいま、生きていられるのは多くの命が支えてくれているからこそなんです。
それを知ったとき、だったら自分の命を生かし切りたいって思いました。
ちなみに「ご馳走様」という言葉には、この料理を作るためにいろいろな方たちが食材を集めるために走りまわってくれた、そんなたくさんの人の働きでこの料理を食べることができた、という意味があるそうです。
食べる前に「いただきます」と手を合わせる。
食べ終わったら「ごちそうさま」と手を合わせる。
食事のときに、こんなふうに挨拶する国は日本以外にはあまりないんだそうです。
「生きている」のではなく「生かされている」、
そのことに想いを馳せるオマジナイ。
それが「いただきます」と「ごちそうさま」なんです。
僕がこの世界で一番美しいと思った日本のオマジナイです。
「ココロの教科書」
(大和書房)より。