今日は「頭の体操」(この本をご存知の方は40歳以上??、、、笑)心理学者の多湖輝先生著書よりご紹介します。
人にはだれも欠点がある。
そしてその欠点を嫌い、ふだん忘れるようにしている。
それを思い出させるのが、他人の中に自分と同じ欠点を見つけた時だ。
「あの人のセコイところが嫌いだ」
こういう人はたぶん自分もセコイのである。
「あいつ、その場にいない人の噂話が好きで、あまり信用できないな」
こんなふうにいうとき、残念ながら、いっている本人も「噂話」が大好きなのであ
る。
人は自分を基準にして相手を判断するから、そういうことになる。
似たような性格だからこそ、やることや考えることもあちこちでいっしょになっ
て、それだけ気がつき、鼻につくことも多くなるということなのである。
逆にセコクない人はセコイという実感がないから、他人のそれに気がつかな
い。
あの人の「ごますり」が嫌い。
そういう場合、いっている本人にチャンスがあれば自分だってごまをするよ、と
いう「ごますり」への甘い基準があるものなのである。
『ホンネが丸見え』信講社ワイド新書
人を非難したり、嫌いになったとき、その時の自分の気持をよく分析してみる
と、それは心の奥底で、うらやましく思ったり、願っていることかもしれないです
ね。
例えば、「金持ち面して嫌なヤツ」と思ったときは、「自分も金持ちになりた
い」、「金持ちになっていい格好したい」という願望があるのかも、、、。
「あの人最近、偉そうで嫌いだ」と思ったときは、「自分も偉くなりたい」、「偉そ
うにしてみたい」という欲望があるかも、、、。
食事において、食べ方の厳しい躾を受けた人は、他人のきたならしい食べ方
が気になります。
英語を全く知らない人は、流暢に英語を話す人を羨望の目でみるが、英語の
変な発音や、いい間違いに気づくことはありません。
自分が知っていること、意識していることだけが、他人でも気になるのです。
自覚しないこと、知らないことは、気になりません。
全ては、自分が基準となり、比較します。
誰かの欠点が気になり、嫌いになりそうになった時は、一度冷静に自分を分
析してみる必要があるわけです。
「自分にも、似たところがないか」、と。
人は自分の鏡ですネ。
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