【HAKODATEクリスマスファンタジー】
今日は金子みすゞさんの詩をご紹介します。
【星とたんぽぽ】
青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように、
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
【こだまでしょうか】
「遊(あす)ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。
「ばか」っていうと
「ばか」っていう。
「もう遊ばない」っていうと
「遊ばない」っていう。
そうして、あとで
さみしくなって、
「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、
いいえ、だれでも。
『わたしと小鳥とすずと』JULA出版局
金子みすゞさんは、若干26歳で天国に旅立ちました。3.11後、テレビでさかんに流れていたのが、「こだまでしょうか」でしたね。ありがとうと言うとありがとうが帰って来ます
ありがとぉ…
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