今日は心理学者の内藤誼人さんの著書よりご紹介します。
テレビのバラエティ番組などでは、「アハハハハ」という観客の笑い声が聞こえてくることがある。
実際の観客が笑っていなくても、そういう声をあらかじめ用意しておき、それを流すわけである。
こういう「埋め込みの笑い」は、いわばインチキな作り物であるが、それでもテレビ視聴者は、つられて笑ってしまうというデータがある。
カナダのカールトン大学のノーザンシュック博士と、ライトストン博士は、40名の男女に、ヘッドホンをつけさせいくつかの小話を聞かせてみた。
ただし、半分の小話では、途中に「埋め込み」された笑い声が聞こえてくるようになっていて、残りの小話では、そういう笑い声は聞こえてこなかった。
すると、小話を聞いている人たちは、他の人たちの笑い声を聞くと、つられて自分も笑ってしまうことが判明したのである。
他人の笑い声を聞くと、私たちは自分も楽しくなってしまうのであった。
この実験では、さらに面白いことも発見された。
実は、ジョークなどまったく含まれていない小話でも、「アハハハハ」という笑い声が埋め込まれていると、実験参加者たちも一緒になって笑ってしまったのである。
他人を楽しませるためには、まずは自分から積極的に笑うことである。
そうすれば、相手も「つらて」笑ってしまうのだ。
声を出して笑っていれば、相手は愉快な気持ちになれる。
話している冗談がつまらなかろうが、退屈な話題であろうが、あなたが声を出して笑っていれば、相手もつらて楽しくなってくるのである。
『「人たらし」のブラック心理術』だいわ文庫
朗らかに、大きな声で笑う人は人気があります。
一緒にいると明るく元気になり、また会いたくなるような魅力がある方です。
講演やスピーチでも、最初の何分かで笑いがおきれば、後はあまり面白くない話でも、ちょっとしたことで笑ってくれます。
また、何人かで冗談を言いあっていて、それが一度つぼにはまると、何をいっても笑ってしまいます、、、いわゆる、「箸が転んでも可笑しい」状態になることです。
笑いは、笑いを誘う効果があるからですね。
まわりが、「つられて笑う」ような、明るくて楽しい笑い声は、他人を幸せにします。
バカ笑いも、意味なく笑うのも、呵呵大笑でも、何でもいい、とにかく声に出して自らが、大笑いする。
その笑い声が、人を幸せにする。
「誰にでも与えるものはある
笑顔を与える、笑いを与える
求める活動から与える活動へ転換をはかりたい」
by 松下幸之助(松下電器産業創業者)
アハハ
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゛(())))))ヾ
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