今日は話し方研究所の福田健さんの著書よ
り抜粋させていただきました。
あなたは会話の最中に、「それ、知ってる」などと口をはさんだりすることはないだろうか。
自分では思い当たらなくても、他人にこのセリフを発せられてイヤな思いをした経験なら、一度ならずあるのではないだろうか。
「それ、知ってる」と言われると、どんな気持になるか。
ちょっぴり得意げに、
「バーボンの『フォアローゼス』、四つのバラね。あれって、面白いエピソードがあるんだよね」
などと言ったりする。
そんなとき、先を越すように、
「それ、知ってる」
…この一言で、話し手は張り合いをなくして、しらけてしまう。
クイズではないのだから、先を争って答える必要はないのだ。
ここは話し手に譲って、あいづちを打ちながら話を促すほうが、楽しい一時を過ごすことができる。
『気のきいた話し方』知的生き方文庫
会話の中で、「それ、知ってる」と先を越して言う人に出会うことはあります。
相手の話を最後まで聞けず、我慢できずに途中でさえぎって話すタイプです。
講演を聞いた後などに、「こんな素晴らしい講師の話を聞いた」と教えると、「ああ、それ知ってる」などと言われるとがっかりしますね。
もうその人にはこういう情報は、二度と教えないようにしようと思ってしまうかも、、、。
「それ、知ってる」の人は、知らず知らずに大きな損をしていることに気づきません。
新しい情報や、役に立つ情報が届かなくなるからです。
人からもらう情報は、玉石混交です。
役に立つ話もあれば、つまらない話もあります。
情報を取るのがうまい人は、どんな話であろうと、相手に最後まで話をさせ、決して相手を嫌な気分にさせない人です。
会話の途中で、「それ、知ってる」は禁句ですね。
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┻┳┃そ~~
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