その日弥次喜多は
上信越道に乗り北へ向かっていた
トンネルを1つ抜ける度に
雪の量が多くなっていく
信濃町ICで下り
戸隠へ向かう
中社を通り越し
やって来たのは
狙いは
これだっ
もちろんお蕎麦も狙いなんだけど
【山荘にて開封】
大久保の茶屋の野沢菜が好きなんだ
この時季は空いているので
待たずに入れる
戸隠に来出した頃は
ぼっち盛りにこだわっていたけど
最近では寒い時は温かい蕎麦にしたり
こだわりから脱却しだした
成長とでも言うのかな
2人とも「冬のおすすめメニュー」から
喜多は
鳥つけ蕎麦
左側にちょい見えするは柚子
甘辛濃い味のツユ
ゴロゴロ入った鳥
焼きを入れた長ネギの旨さよっ
弥次さんは
牡蠣そば
ほほ~季節だねぇ
スプーン受けが牡蠣の殻
それにお約束の大根おろし
青大根かしら?
まぁこれで充分っちゃー充分なんだけど
追加で
玄そばを1枚注文
自家石臼手挽き製粉
外皮が含まれた土日限定品
こ・これは
替え玉みたいに気安く食べてはいけない
テーブルに届いた佇まいに
背筋がスッと伸びた
静謐な空気を感じたんだ
凛としたと言えばいいのか
うるさい
玄そばに失礼にならないように
正面からガッツリ向き合う
そう
塩で頂くのだっ
おまえは鶴太郎さんか
蕎麦の甘味と香りが口いっぱいに広がる
旨い
禅寺にいるような気分になって
自然と手を合わせたくなる
お手手とお手手を合わせてしあわせ・・・
その後そばつゆにちょいっと付けて
楽しむ
最後は蕎麦湯で〆
ごっつぁんです
PS:いつも有難うございます