晩秋の事柄 | 岩手南部の小さな町から

岩手南部の小さな町から

翔平君の実家まで車で15分

晩秋の手仕事

 

毎年恒例の沢庵漬けの準備に入りました

沢庵はおじじの大好物です(とめどなく食べます)

美味しく漬けておじじに喜んでもらうため

こればかりは 適当さんを封印して

感と秤を駆使し せっせと作業をこなします

 

今年もありがたく 親戚から 大根譲渡の連絡を頂き

34本(中途半端だ 1本足りなかったぁ)の大根を収穫し

無事 軒干しすことが出来ました

そして  軒干しを約2週間程し 本格的に沢庵漬け作業に入ります

 

 

 

 

 

晩秋の朝の風景

 

朝食中 南の掃出窓越しに見えた風景です

我が家のシンボルツリーのヒメシャラの赤黄色の紅葉

軒に下がったオレンジ色の干し柿とのコントラスト

朝日にキラキラと輝き 明るい晩秋の一画となりました

 

 

我が家では干し柿はあまり食べないので ほんの少しでいいのですが

毎年この干し柿を目当てにやって来る 数匹のヒヨドリがいます

雪が降り 里山での食べ物探しが困難になった頃まで

たくさんは残しませんが ほんの数個 このまま残します

紐でぶら下がった状態の干し柿を

ホバーリングのできないヒヨドリが 難儀しながらついばむ姿は 時には滑稽で

思わず「頑張れ」と声援を送りますが

数個は落下させてしまい カラス様に横取りされたりもします

 

 

 

紅葉

 

秋の夕日に 照る山もみじ 濃いも薄いも 数ある中に」

まさにこの歌のごと

午後4時頃  夕日を浴び 赤色が一層際立つヤマモミジ

 

 

里山ドライブの帰路の途中に出会った 美しい光景でした

この童謡 「紅葉(もみじ)」 は今から111年前

1911年(明治44年)の尋常小学唱歌 第二学年に掲載されたものだそうです

100年をゆうに越え 今でも歌い継がれるこの歌を

この秋 どれほどの人が 口ずさむのでしょうか

勿論 お婆も口ずさみました

 

 

 

 

 

カナヘビのかくれんぼ

 

日向ぼっこ中を 通りかかりのお婆に見つかり

かたずけ忘れのウルイ(春の山菜)の葉

身を隠そうとしたようですが

このまましばらく固まっていました

会話が出来たのなら

「だいじょうぶ 何もしないから 」と言ってあげたいのですが

 

 

 

 

 

 

そして晩秋のキノコ狩りは

 

頻度は少し減りましたが

勿論飽きもせずせっせと 里山歩きを続けています

何が楽しいかと聞かれたら

「そこに里山があるから」と答える なんちゃって

キノコが あるか ないか は どうでもいいわけで

なくも良し あれば尚良し です

 

そんな里山散歩で あれば尚良し

ミズナラの立木の根元で ナラタケを採取することが出来ました

残念ながら 時期が少し過ぎていて

収穫できたのは このミズナラの木1本だけでしたが

このような状態で あと5本のミズナラの立木に

たくさん密集したナラタケを発見することが出来ました

勿論食用キノコです 過食は避けた方がいいらしいですが

どんな料理にも合う万能キノコです

このような光景を目の当たりにし

「来年が待ち遠しい」と お婆はキノコ狩りで初めて思いました

 

 

 

そんな里山散歩で あれば尚良し

カラマツ林で晩秋のキノコ チャナメツムタケを採取しました

このキノコは去年の今頃 おじじと 里山すき焼きをしていた時に

食べ過ぎの腹ごなしに偶然歩いたカラマツ林で初めて見つけ

残ったすき焼きの具にこのキノコを投入しようとしたのですが

かたくなにおじじに否定され

その時おじじは

「お婆 おれはシティーボーイだぞ」 と 言い放っていました 

なにはともあれ この チャナメツムタケは なめこのような触感の 大変美味しいキノコです

 

そして お婆の里山散歩は もう少し 里山が雪化粧するあたりまで続きます

 

 

 

 

 

最後に

先日 れい子ちゃんの好きな番組が判明しました

ちょっと意外な番組で お婆は 椅子からこけそうになりました

「ただただ食っているの 見てるの 楽しいじゃなぁ おれ この番組が一番好きだ」

うぅ そうじゃなくて この番組ってもう少し深いんじゃないのか

そうです その番組こそ 【孤独のグルメ】です

【孤独のグルメ】の内容は お婆も大体把握しています

なぜなら 以前 息子もおじじも この番組にドハマりしていたからです

巷に【孤独のグルメ】ファンがとても多い事も知ってはいますが

まさか師匠のベストワン番組だったとは驚きでした!