こんにちは!
本日は、文章に「変化」を
つける小細工
というテーマです。
こう書くと、何か特別なテクニックや
裏技的な事を考えやすいですが、
そんな事はありません。
当たり前で、普通な事です。
でも、以外と出来ていないのが
現実です。
1)~です。~ます調ばかり
にならない。
【出来るだけ、文節は短くするべき。】
これは結構、誰もが認識をして
いる事ですが、つい我を忘れて書くと、
文末が「~です。」「~ます。」という
文章に。
単調さと文脈が平坦なイメージで
読む側にインパクトが残らない
結果になります。
そうならない為の書き方の一つが
「体言止め」
「~を購入しました。」→「~を購入」
「彼は元高校球児でした。」→
「彼は元高校球児。」
スッキリすると共に、文章にリズム感が
出ます。
もうひとつ「倒置法」があります。
これは
「その変わった肉を食べてみたい!」
↓
「食べてみたい!その変わった肉を」
語順を変える事で、読むもの
にインパクトを与えます。
2)文末の時間軸を変える。
これは、過去の出来事を現在形で
表現することで、文章によりリアリティーや
高揚感を出します。
具体例はこちらです。
「入社して初となる試練だ。役員を
前にしての新商品プレゼンテーション。
さすがに足は震えくるし、
握る手は汗で、ビッショリ、おまけに
心臓はバクバクしっぱなしで、PCの
電源を押してからの30分間、
何をしゃべったか覚えていないと
いう有様だった。」
最後に「~だった。」という過去形がつくこ
とで過去の出来事であることが、理解出来
ますが、その時の臨場感が出ます。
3)否定文はあまり使わない。
「~は出来ません」
「~はやっておりません。」
「~は致しません。」
実際であっても、ピシャっと上記のように
書かれると「読む側」の感情はどうでしょう。
決していい気持ちでない事は、
感じ取れます。
このような場合は表現を変える事です。
否定ではなく、肯定文で表すことを
優先します。
「~であれば可能です。」
「~以外であればお受け出来ます。」
必要であれば
「但し~は致し兼ねます。」
といった註釈
を入れることで、誤解を防ぎます。
但し内容によっては、否定文や
命令口調でなければいけない事が
あります。
「マニュアル」「取扱い説明書」
「ハウスルール」「規則、規範書」
これらには、肯定文ではなく、
キッチリと否定文や命令文が
必要になります。
はい、本日はここまです。
まとめです。
文章に変化を付ける為に出来る
ことには以下のような事です。
1)~です、ます調ばかりにならずに
【体言止め】や【倒置法】を使い、
文書にメリハリを付ける。
2)時間軸を過去の話を
現在形で表現し臨場感を出す。
3)肯定文を多用することで、読む側に
ネガティブな気持ちを与えない。
以上です。
では、また!